【ネタバレ有り】ハリーポッターと秘密の部屋 のあらすじを起承転結でネタバレ解説！

著者：J・Kローリング　２０００年９月に静山社から出版

ハリーポッターと秘密の部屋の主要登場人物

ハリー・ポッター（はりー・ぽったー）
主人公。生き残った子として有名。ホグワーツのグリフィンドール生。クィディッチのシーカー

ハーマイオニー・グレンジャー（はーまいおにー・ぐれんじゃー）
グリフィンドール生の才女。少し頑固

ロナルド・ウィーズリー（ろなるど・うぃーずりー）
あだ名はロン。ウィーズリー家の子。チェスの名手。おっちょこちょい。

トム・R・リドル（とむ・まーるヴぉろ・りどる）
若き日のヴォルデモート卿。優秀なスリザリン生。今回は手帳に魂の一部を映すことで具現化した。

ジニー・ウィーズリー（じにー・うぃーずりー）
ウィーズリー家末っ子。グリフィンドール生。

ルシウス・マルフォイ（るしうす・まるふぉい）
ドラコの父、ホグワーツの理事。あのお方に仕えていたといわれている。今回ジーニーの荷物に手帳を仕込んだ

ハリーポッターと秘密の部屋 の簡単なあらすじ

無事１年を過ごしたハリーのもとに、友人から約束されているはずの手紙が全く届かない。屋敷しもべ妖精ドビーが全て奪っており、ハリーに危険だからホグワーツにはいってはいけない、という。それでもホグワーツに行ったハリーはまた危険な目にあう。

ハリーポッターと秘密の部屋 の起承転結

【起】ハリーポッターと秘密の部屋 のあらすじ①

物語はバーノン一家で始まります。

ハリーは無事ホグワーツに行くことができ現在は夏休みで毎日宿題に追われています。

ホグワーツに行ってから、ハリーへの態度は変わり、部屋も階段下から窓付きのダドリーのおさがりの部屋へと変わった。

バーノン一家はハリーが学校以外では魔法を使えないと知らずハリーに何かされるかわからずおびえながら過ごす日々を送っています。

そんなある日、ハリーのもとに１匹の目がぎょろっと大きくみすぼらしい粗末な布をまとった妖精、屋敷しもべ妖精ドビーがハリーに現れる。

彼はハリーに危険だからホグワーツに行ってはいけない、と何度も言われる。

ハリーのもとに友人からの手紙が届かなかったのも全てドビーが押収していたからです。

それでもハリーはホグワーツに行くといい、それならば、とドビーは親戚が来ている中、ドビーが叔母の親族にケーキを頭から落とすということをし、バーノンの怒りを買います。

そのせいでハリーを部屋へ閉じ込め、窓を囲ってフクロウのヘドウィグを外に出せないようにします。

ハリーへの手紙への返事が来ないことをしったウィーズリー家の双子は、ロンと一緒にハリーを父・アーサーの魔法の車で救出に向かいます。

無事救出されたハリーはそのままウィーズリー家で過ごすことに。

ホグワーツへ行く日、なぜかハリーとロンだけ時間内にも関わらず特急に乗ることができなく、そこでハリーとロンはアーサーの車を使いホグワーツへ向かいます。

【承】ハリーポッターと秘密の部屋 のあらすじ②

新しく教壇に立つのは本屋でサイン会を開いていたギルデロイ・ロックハートでした。

彼の著書も今回の教科書に選ばれていたんですがとても役に立つようにも見えません。

ハーマイオニーは彼に夢中で時間割にハートをくくっていた。

一方のロンは、車でホグワーツに行った際、あばれ柳に車は突撃し、杖は折れ、車は壊れてしまい、母・モリーより吠えメールが届き大広間で恥をかいていました。

そのせいでけがをしたあばれ柳の治療にギルデロイが名乗り出ましたが、この治療の専門は魔法薬学のセブルス・スネイプの仕事で彼は厭味ったらしくロックハートに話彼は苦笑いをしながら辞退しました。

スネイプはロックハートが気に入らないようです。

周りから見てもそれは明らかで嫌味も何度も言っています。

ロックハートの授業はひどいもので最初の授業は自分の本を読んであるかの確認テストですが、その内容が防衛にかかわることではなく、自分についてです。

それにハリーとロンは乱雑に書きますがここでハーマイオニーが満点を出し１０点グリフィンドールはもらいました。

【転】ハリーポッターと秘密の部屋 のあらすじ③

ハリーは時々不思議な声を聴くようになります。

ですが周りには気づかれない。

そんな中、なぜか生徒や幽霊が石化していく事件が起きていきます。

一番最初の犠牲はフィルチの愛猫ミセスノリス。

彼はハリーが犯人だと決めつけますが課ハリーはただの第一発見者。

そしてその時に秘密の部屋があると知ります。

生徒はみな秘密の部屋について興味深々です。

調べるものもいますが、なかなかわからない。

そしてまた新しい犠牲者が増えます。

生徒たちは不安になり疑心暗鬼になります。

その時ロックハートが決闘クラブを開き実践型の防衛術を見せると言い出し、その相手にスネイプを指名しました。

スネイプは一瞬でロックハートを倒し次はハリーとドラコになりました。

ドラコは魔法でへびをだしましたがへびはハリーではなくほかの生徒の方へ行こうとし、ハリーは蛇に行くな、と言いました。

へびはハリーの言うことを聞き、結局はスネイプによって消されますが生徒はハリーに戸惑います。

ハリーはへびに仏に話しかけたつもりですが、それは生徒にはシューシューと言っているようには聞こえなかった、ハリーはパーセルマウス、へびと対話できる者でした。

この出来事のせいでハリーがスリザリンの後継者ｄあと思われます。

サラザール・スリザリンはパーセルマウスでもあったのです。

そしてさらに事件は起こります。

スプラウト先生によって石化を治す薬を作る植物が作られている中、仲間のハーマイオニーが石化してしまったのです。

ハーマイオニーの手には何かが握られており、そこには紙があり単語がつづられており、それにより秘密の部屋の場所が５０年前に犠牲になったというマートルのいる女子トイレにあると気づきます。

マートルとは５０年前、似たような事件がありその時の唯一の犠牲者で女子トイレに住み続けている嘆きのマートルと呼ばれている幽霊です。

ハリーとロンは、このことを伝えようと職員室へ向かいます。

【結】ハリーポッターと秘密の部屋 のあらすじ④

秘密の部屋にジニーが連れていかれ、それを救出しようとハリーとロンはロックハートに場所を伝えますが彼はおびえ逃げようとしていました。

それでも教師か！と二人は怒り、脅しながら彼を秘密の部屋へ一緒に連れていきます。

が、そこで彼は抵抗し、自分は頑張ったがハリーとロンは死んでしまった、ということにしようとしますが、彼はロンの杖を使ってしまい魔法が逆噴射し自分にかかってしまい全てを忘れてしまいます。

ハリーはロンにロックハートを託し一人進みます。

ロックハートが攻撃したとき、部屋の一部が崩れてしまったのでロンはそれを何とかすることに。

一人進んだハリーを待っていたのは横たわるジニーと一度見た過去の人トムでした。

そこでハリーはトムからジニーの魔力をもらっていたこと、ハリーを気にしていたことを話し、さらに自分のことを話しました。

トムは杖で壁に自分の名前を書き、それをアナグラムにしてみせ、自分が名前を言ってはいけないあの人ｍヴォルデモート卿の過去であることを伝えます。

そしてこの部屋にはバジリスクがおり、ハリーを殺せ、と命じます。

ハリーは逃げる一方で攻撃に転じられません。

そんな中、不死鳥のフォークスが現れバジリスクの目をつぶします、バジリスクは目をつぶされますがにおいでハリーを追いかけます。

ハリーはフォークスが持ってきた組み分け帽子からグリフィンドールの剣を出し、それでバジリスクを一突きし倒します。

ですがハリーもバジリスクの毒に倒れかけますがフォークスの涙で回復します。

ハリーはバジリスクの毒のはらんだ牙でトムの依り代である手帳を刺します。

毒が染み渡り壊れる手帳と消えていくトム。

そうです、これで戦いは終わったのです。

帰りはみなでフォークスにつかまり出ていくのですが自分が魔法使いであるということすら忘れてしまったロックハートは、まるで魔法みたいだ！と大喜びでした。

ハリーポッターと秘密の部屋 を読んだ読書感想

今回もハラハラドキドキする内容で、まさかあそこでルシウスがジニーに本を仕込んでいたとは思いませんでしたし、ジニーもそこまで夢中になるとは思っていませんでした。

ハリーも、やっていることはすごいのですが一歩間違えると死につながることですし今回は死にかけました。

彼は今回もギリギリでフォークスの助けがなければ死んでしまっていたでしょう。

さすが主人公です。

ロックハートはざまみろと思いますが、それでも目立ちたい性格で根はいいナルシストなのでしょう。

ですが、いくら目立ちたいからと言って他者の栄光を自分のものにするのはいただけないと思い、嘘はダメという教訓を得ました。

記憶の中のトムはイケメンで優秀ですが、このころからこういうことを仕込んでいたり、のちにつながること、自分のもう一つの名前を考えていたことに驚き、頭が良すぎるのも怖いですし、やはり彼は道をたがえただけで偉大な魔法使いなんだなと思いました。

今後、トムのような存在が出てくるかが気になります。