映画「死亡遊戯」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|ロバート・クローズ

映画「死亡遊戯」

監督:ロバート・クローズ 1978年4月にゴールデン・ハーベストから配給

死亡遊戯の主要登場人物

ビリー・ロー(ブルース・リー、タン・ロン)
本作の主人公。世界的なアクション・スター。

アン・モリス(コリーン・キャンプ)
ビリーの恋人であり、歌手でもある。

ドクター・ランド(ディーン・ジャガー)
有能なスターと契約を行い、巨大な利益を得る組織のボス。

スタイナー(ヒュー・オブライエン)
ドクター・ランドのボディガードのリーダ的存在。

スティック(メル・ノヴァク)
ドクター・ランドの組織に属しビリー・ローをたびたび襲う人物。

死亡遊戯 の簡単なあらすじ

有名なアクションスターのビリー・ロー。

彼と歌手で恋人のアンは、芸能界に勢力を張り利益を得ているドクター・ランドとの契約を迫られていた。

契約を渋るビリーに対して次第に過激な行為を取り始めるランドとその配下たち。

そして、ついにビリーは撮影中に襲われてしまう。

ランドたちから自分とアンを守るためにビリーは、自らが死んだと見せかけたうえで、ドクター・ランドたちに復讐を行っていく。

死亡遊戯 の起承転結

【起】死亡遊戯 のあらすじ①

ドクター・ランドからの脅迫

ビリー・ローは国際的に活躍するアクション映画のスター。

ビリーには、アンという歌手の恋人がいた。

ビリーとアンは、共に、有名人のエージェント組織を運営するドクター・ランドに組織との契約を迫られていた。

しかしビリーとアンは、ドクター・ランドとの契約を拒否していた。

そこでドクター・ランドは契約締結を強行に迫り、配下のスタイナーたちに命じある晩ビリーとアンが乗車する車を尾行させ警告しようとします。

尾行中についにビリーとスタイナーたちは格闘する事になります。

ビリーは、アンに車から出ないように告げ、格闘を始めますが、アンの元に近寄ってきたスタイナーに気を取られてしまい、格闘に敗れてしまいます。

スタイナーは、これは警告だと告げて、ドクター・ランドとの契約を行うように伝えその場を去っていきました。

さらにドクター・ランドからの警告は続き、叔父と会っていた所にもやってきてビリーに暴行を加えます。

しかし、あくまでビリーとアンの意思は固く、ドクター・ランドとの契約を拒否します。

結局、ドクター・ランドは、ビリーをそのままに放置できないと考え最終的にビリーの命を奪う決断をします。

  

【承】死亡遊戯 のあらすじ②

ビリーの襲撃と、ビリーの強い決意 

ビリーは、まずはアンの安全を確保したいと考えました。

そこで、アンに香港を去りアメリカに帰国する事を提案します。

自分も今回の撮影が終了すればしばらく身を隠すつもりだといいます。

しかし、アンは帰国する事を拒否し、ビリーと共に行動する意思を伝えます。

アンから事の経緯を電話で知らされた記者のジム。

2人はビリーが、ひょっとするとドクター・ランドたちに対し一人で立ち向かう覚悟ではないかと心配になります。

やがてジムとアンは、ビリーの映画撮影現場に出向く事にしました。

撮影の場面は、銃撃の場面。

空砲がエキストラたちに渡されますが、実はこのエキストラたちの中にドクター・ランドの部下であるスティックが侵入していました。

スティックは、空砲ではなく実弾を銃に入れていました。

何も知らないビリーは、映画のシーンの撮影の最中にスティックの銃から放たれた実弾が顔に命中し、重傷を受けてしまいます。

病院に搬送されたビリーは何とか生命の危機から逃れる事はできました。

そしてケガの手術を受ける前に新聞記者のジムに対して、自分の偽の死亡記事を書くように依頼します。

さらにジムに対してアンに自分が生きている事を知らせないで欲しいと頼むビリー。

ビリーはあくまで一人で、ドクター・ランドたちに立ち向かう決意を固めます。

  

【転】死亡遊戯 のあらすじ③

アンを開放し、組織に立ち向かうビリー 

ドクター・ランドたちを倒すべく行動を開始するビリー。

まずは、ドクター・ランドの屋敷に潜入したビリーは、ボディーガードたちを続々と倒し、ドクター・ランドを追い詰めます。

しかしあと一歩のところで邪魔が入り屋敷から撤退するビリー。

その日の夜にドクター・ランドが主催する格闘技のタイトルマッチが開催されました。

勝利したのがランドの配下であるカール。

カールは意気揚々と控室に戻ってきます。

しかしそこに待っていたのがビリー・ロー。

ランドとビリーは控室で激しく格闘します。

控室の外にいた人たちは、やがてこの決闘に気が付き大騒ぎとなります。

控室を開けようとする直前にカールを倒したビリーはその場を急いで立ち去ります。

やがてドクター・ランドは、自分を襲ったのもカールを倒したのも共にビリーでありビリーは生きていると気が付きます。

このためアンを誘拐し、罠を張りビリーを倒そうと計画します。

そして倉庫にビリーを呼び出して、ドクター・ランドの部下たちにビリーを倒すよう命じます。

しかしビリーは続々とドクター・ランドの部下を倒していきます。

そしてアンを無事に救出します。

さらに倉庫の外にいるスティックを倒し、ついにドクター・ランドの居場所を突き止めます。

 

【結】死亡遊戯 のあらすじ④

ドクター・ランドの配下たちとの戦い   

スティックからドクター・ランドの居場所を聞き出したビリーは早速ドクター・ランドのいるレッドペッパーに向かいます。

レッドペッパーの2階に上がるとそこにはヌンチャクの達人であるパスカルが待ち構えていました。

ビリーもヌンチャックを振り回し、お互いが激しい戦いを繰り広げていきます。

そしてついにパスカルを倒し勝利するビリー。

ビリーは3階に上がっていきます。

そこには合気道の達人が待っていました。

合気道の達人相手に激しい投げ技を見せて、ついに勝利するビリー。

勝利したものの疲労が見えるビリーですが、さらに上の階に昇っていきます、そこには長身の男であるハキムが待っていました。

ハキムは、力強いキックで一時ビリーを圧倒しますが、ビリーは抜群のスピードで次第にハキムに打撃を与えていきます。

そしてついにハキムを激しいヘッドロックで倒して勝利します。

その後、ランドのボディガードであるスタイナーも倒しついにランドへの復讐のチャンスがやってきます。

しかしランドは自分の蝋人形を作り、自殺に見せかけ逃亡を図ります。

しかし、ドクター・ランドはやがてビリーに見つかり、最後はビリーの追求から逃れようとしてビルの屋根から転落し、命を失ってしまいます。

 

死亡遊戯 を観た感想

ブルース・リーのアクションがこの映画でも大いに発揮されていた。

作品を見ながらこれが最後のブルース・リーの作品かと思うと、なおさら作品の魅力に自然と引き込まれてしまう迫力のあるいい作品だと感じました。

見どころは、生前ブルース・リーが撮影していたアクションシーンの数々。

ヌンチャックの達人とのスピーディな展開には圧倒されるほどの感動を覚えました。

そして合気道の達人との戦いでは、リーの技術力の高さを感じました。

そしてなによりすごかったのが長身の男性との最後の戦いの場面です。

最初こそあれほどの高さを有する男性のキックやパンチに戸惑いながらも態勢を整えて、最後は敵を圧倒する戦いの場面に強烈な印象を受けました。

 全体的にすごいアクション映画だと感じました。

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