監督：西尾大介 1990年7月に東映から配給
ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦の主要登場人物
孫悟空（野沢雅子）
主人公。地球育ちの優しいサイヤ人。
孫悟飯（野沢雅子）
悟空の息子。サイヤ人と地球人のハーフ。
クリリン（田中真弓）
悟空と共に亀仙人の下で修業を積んだ優しい地球人。
ピッコロ（古川登志夫）
ナメック星人。悟飯の師匠。
ターレス（野沢雅子）
サイヤ人の生き残り。宇宙の壊し屋の異名を持つ。
ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 の簡単なあらすじ
山へキャンプに来ていた悟飯、クリリン、ウーロン達は空から降ってきた物体の衝撃波で山火事に遭遇してしまいます。
山に住む動物たちを守るため火を消していく悟飯達。
なんとか火を消し終えた悟飯たちだったが、山は焼け野原になってしまいました。
その原因は、宇宙の壊し屋の異名を持つサイヤ人の生き残り、ターレス一味によるものでした。
ターレスは地球で神聖樹を育て、パワーアップすることを企んでいました。
ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 の起承転結
【起】ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 のあらすじ①
ある日、山へキャンプに来ていた悟飯・クリリン・ウーロン達は、空から突然降ってきた謎の物体による衝撃波が原因の山火事に遭遇してしまいます。
山火事で逃げ惑う動物たちを守るため、悟飯たちは気功波などを使い山火事の火を消していきます。
なんとか火を消すことができた悟飯たちでしたが、山は焼け野原になってしまいました。
住処をなくした動物たちを可哀そうに思った悟飯たちは神龍に頼んで山を元通りにしようと、ドラゴンボールを集め始めます。
世界中に散らばったドラゴンボールを集めた悟飯たちはすぐに神龍を呼び、森を緑溢れる元の森に戻してもらいました。
数日後、山火事の際に悟飯が助けた一匹のドラゴンの子供、ハイヤードラゴンが遊びに来ていました。
悟飯とハイヤードラゴンは山火事の一件から仲良くなっていたのですが、その日は母親のチチに見つかってしまいハイヤードラゴンは森へ帰ってしまいました。
それとほぼ同時に北の界王様から悟空に連絡が入ります。
その内容は神精樹が地球に根付いてしまったとの知らせでした。
神精樹は一度根付いてしまうとその星のエネルギーを吸い尽くすまで破壊することは不可能と言われており、その神精樹には既に実がなってしまっていました。
【承】ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 のあらすじ②
神精樹のことを仲間たちに伝えた悟空はクリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子と共に神精樹の破壊に向かいます。
悟飯たちが神龍に頼んで元に戻してもらった森には、神精樹が地球のエネルギーを吸い上げながらそびえ立っていました。
悟空たちは全力でかめはめ波やドドン波、気功波の類を一斉に放ちますが神精樹は破壊どころか傷一つつかずびくともしません。
そして、樹の上の方から何かの気配を感じ取った悟空は樹の上の方へ向かいます。
悟空の向かった先で待っていたのはターレス軍団のアモンド、ラカセイ、レズン、ダイーズ、カカオでした。
彼らターレス軍団は宇宙の星々を荒らしまわるならず者で、地球に神精樹を植え付けるために宇宙から来襲してきたのです。
神々しか食べることを許されない神聖樹になる実を食べることによって大幅なパワーアップを果たしてきたターレス軍団は次の標的を地球に定め、先日おきた山火事の原因もターレスたちが地球の土が神精樹を育てるのに適しているか調査するための物だったのです。
邪魔するものは消すと警告するダイーズが岩を砕くと同時に、悟空たちの激しい戦闘が始まりました。
【転】ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 のあらすじ③
神精樹の実を食べ続けてきたアモンド達の戦闘力はクリリン達を圧倒してしまいます。
天津飯と餃子は双子の戦士、レズンとラカセイの息の合ったコンビネーションプレイに苦戦してしまい、ヤムチャも操気弾を放ちますがカカオのスピードに圧倒されダメージを負います。
そしてクリリンもアモンドのパワーに圧倒されてしまい、悟空だけが唯一ダイーズの攻撃を弾き飛ばし仲間のサポートをしながら戦っている状況でした。
遅れて来た悟飯も戦いに参戦し、餃子を倒したラカセイと対峙し魔閃光で敵の気功弾を弾いた悟飯がラカセイに大ダメージを与えます。
そして、その様子を暗い宇宙船の中のモニターで見ている一人のサイヤ人がいました。
ハイヤードラゴンを探していた悟飯は、自分の父親の悟空と瓜二つのサイヤ人に出会います。
このサイヤ人こそ今回、地球をターゲットにした張本人で宇宙の壊し屋の異名を持つターレスだったのです。
あまりの悟空とそっくりな顔つきのため悟飯でさえも一瞬「お父さん？」と思ってしまうほどでしたが、すぐにその違いに気が付きます。
悟飯に「俺と一緒に来ないか？」と誘うターレスでしたが、ターレスは悟飯に拒絶されます。
悟飯の襟をつかむターレスのもとに、ピッコロが助けに現れます。
悟飯をピッコロに投げつけたターレスはピッコロの背後を取り、不意打ちのエネルギー波を浴びせピッコロはダメージを受けてしまいます。
その時、ターレスは悟飯にサイヤ人の尻尾が生えていることに気づきそれを利用しようと考えます。
ターレスは自分の手にエネルギーをため空に放ち「はじけて混ざれ」と叫びました。
悟飯を蹴り上げ顔を掴んだターレスは、悟飯の目に無理やりブルーツ波を注ぎ悟飯は大猿へと変身してしまいました。
【結】ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 のあらすじ④
正気を失ってしまった悟飯が助けに来た悟空を追い詰めてしまいますが、ハイヤードラゴンが悟飯の前に現れ訴えかけます。
ハイヤードラゴンの事を思い出した悟飯にターレスが攻撃を仕掛けますが、間一髪のところで悟空が気円斬で悟飯の尻尾を切り落とし助け出します。
そして、神精樹の上で対峙する悟空とターレスのもとに、仲間たちを倒したターレス軍団の5人が現れます。
5人は一斉に悟空に飛び掛かりますが、悟空は界王拳で一気に気を上昇させターレス軍団を仕留めます。
その様子を見ていたターレスにピッコロが手を伸ばし攻撃を仕掛け、必殺の魔貫光殺砲を放ちます。
ですが神精樹の実を食べ続けてきたターレスはピッコロの魔貫光殺砲を片手ではじき「少しは効いたぜ」と強烈なエネルギー波を浴びせピッコロを撃破してしまいます。
再びターレスと対峙した悟空は戦闘中に気を上げ、ターレスを追いつめていきます。
追いつめられたターレスは不敵な笑みを浮かべ、その手に神精樹の実を持っていました。
その実を一口かじったターレスは一気に戦闘力が膨れ上がり、10倍界王拳の悟空をも圧倒していきます。
何度倒されても立ち上がる悟空でしたが、ターレスの猛攻についに倒れてしまいます。
悟空は最後の力を振り絞って地球から元気を集め始めます。
ピッコロが時間稼ぎに再びターレスに挑みますが、適うはずもなく再び倒れてしまいます。
完成させた元気玉をターレスに放つ悟空ですが、地球は既に赤茶けた星に変わりつつあり元気玉の元気が足りず、ターレスのエネルギー波にかき消され悟空は更にダメージを受けてしまいます。
それでも諦めない悟空は手に微かに残った元気と神精樹から元気を吸収し再び元気玉を完成させターレスに放ちます。
神精樹から元気を吸収して作った元気玉の威力は凄まじく、神精樹もろともターレスを倒しました。
崩壊を始めた神精樹からは光の元気が降り注ぎ地球は元の緑豊かな星へと戻っていきました。
ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦 を観た感想
ドラゴンボールZの劇場版第6作目、悟空に瓜二つのサイヤ人ターレスは今でも大好きなキャラクターの一人です。
神精樹の実を食べ悟空やピッコロを圧倒していく姿は、敵ながらカッコいいと思いました。
特にピッコロの魔貫光殺砲を片手ではじき「少しは効いたぜ」というところは、かなり憧れたのを覚えています。
また、野沢雅子さんの一人で3役こなすという声優としての実力におどろかされると共に、女性なのに男の私が聞きほれてしまうほどのクールでカッコいい声は今でも私の中で元気をくれています。
劇中で10倍界王拳を使っている悟空を圧倒していたターレスの強さにもおどろかされましたが、悟空の最強の必殺技である元気玉を打ち破った時の絶望感はドラゴンボールならではといえるのではないでしょうか。
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