映画「女子高生に殺されたい」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|城定秀夫

映画「女子高生に殺されたい」

監督:城定秀夫 2022年4月に日活から配給

女子高生に殺されたいの主要登場人物

東山春人(田中圭)
本作の主人公。女子高生に殺されたい高校教師。

佐々木真帆(南沙良)
幼少期に虐待を受けたことから『かおり』という別人格が現れたりする女子高生。

小杉あおい(河合優実)
真帆の親友でアスペルガー症候群を患っている。

深川五月(大島優子)
臨床心理士で春人の元恋人。春人と別れて数年後に彼が勤務する二鷹高校にカウンセラーとしてくる。

女子高生に殺されたい の簡単なあらすじ

春人は9年間、佐々木真帆の中のキャサリンと再会し「女子高生に殺されたい」と思い計画を練り、17歳になったキャサリンに出会うために二鷹高校に赴任してきます。

春人は自身を少女に殺して欲しいが少女が捕まらないような「完全犯罪」であり、「全力で抵抗した上で殺されたい」という二つの条件があり、その条件に当てはまるのが幼少期の時に自分の体重の4倍以上もある大男を絞め殺したキャサリンであったのです。

そしてキャサリンを呼ぶために、「キャサリン」と叫びながら、真帆の首を締めキャサリンを呼んだが、あおいの呼びかけにより止められたのです。

女子高生に殺されたい の起承転結

【起】女子高生に殺されたい のあらすじ①

感情の芽生え

別に僕は死にたいわけではないやはり死ぬのは とても怖いことだだけど どうせ死ぬのなら美しい女子高生に殺されたい」東山春人は女子高生に殺されるために、二鷹高校に赴任してきます。

小さい頃から親に厳しく育てられた兄と違い、放任主義で育てられ、特に普通の人と変わらない普通の人生を歩んできました。

ところが、高校時代にかわいい子を見ると「この子に首を絞められ殺されたい」という変な感情が芽生えてきます。

そしてそれに春人は苦しみ、調べたところ「オートアサシノフィリア」という自分が殺されることに興奮を覚える性的嗜好(パラフィリア)であると知り、それを機に臨床心理士を目指すようになります。

そして大学時代には、オートアサシノフィリアという性的嗜好を持っていることを隠しながら、同じ心理学研究科の深川五月と交際していました。

その後、臨床心理士になるため精神科に研修として入った頃にキャサリンの事件を見てこの子なら僕を殺してくれるかもと思い、真帆の住む街に引っ越し教員の資格を取るため勉強をし始め、五月とも別れます。

【承】女子高生に殺されたい のあらすじ②

接触

教員免許を取得した春人は二鷹高校に赴任し、女子高生になった佐々木真帆ことキャサリンに近づき、殺してもらえるように計画を練ります。

しかし、真帆は多重人格障害という精神疾患を抱えていて悩んでいました。

ですが彼女の隣には、真帆の悩みを全て熟知している親友の小杉あおいが常にそばにいます。

そんな真帆に恋している川原雪生(細川佳央太)は春人が顧問をしている「二鷹の遺跡研究クラブ」に真帆とあおいと一緒に入部します。

自分を慕っていると察していた真帆に対し、遺跡研究部の活動を通して真帆の恋心を大きくしていきます。

そして、文化祭で披露するクラス演劇の台本作りに悩んでいた君島京子(莉子)には、「エミリーの恋人」という戯曲を演じたらどうかと勧めます。

そして彼女がその勧めに応じるように、春人はわざと京子に気があるような振る舞いをします。

また京子との台本確認の際に、エミリー役を彼女に演じさせ、エミリーの恋人の劇中でエミリーが叫ぶキャサリンを呼ぶ声を録音します

【転】女子高生に殺されたい のあらすじ③

確認

ある日の夜、春人は真帆を呼び出し録音した京子がキャサリンを呼ぶ声を流しながら、春人が訓練していた飼い犬に真帆を襲わせキャサリンを呼び出します。

キャサリンは尋常ではない怪力によって犬を絞め殺します。

キャサリンが今も生きていること、今も男の人を容易に殺せる力を有している、と知れた春人は喜びますが、別の女生徒(あおい)が現場に現れたことでその場を後にします。

新学期になり大学時代の元恋人の深川五月(大島優子)がスクールカウンセラーとして赴任してきます。

思わぬ再会になった春人と五月。

五月はかつて恋人だったころ、春人が突然臨床心理士から教師を目指すようになったこと、その後別れを切り出されたことを未だ疑問に思っています。

また五月は生徒たちの様々な相談を受ける中で、春人が女生徒たちにあえて、気がある振る舞いをしていること、それによって生徒たちの心を操っていることに気づき始めます。

そして春人を好きな生徒の中で真帆だけは異質であることにも気づきます。

ある時、真帆、あおい、五月、雪生で保健室での昼食中、あおいは突然頭を抱え地震を予知します。

その言葉通りに大きな地震が起こります。

地震は収まり怪我もせずに済んだ一同。

ところがそこにいたのは、「真帆」ではなく「カオリ」で、その時に五月は真帆が解離性同一性障害であることを知ります。

【結】女子高生に殺されたい のあらすじ④

女子高生に殺されたい

それを見て、五月は9年前春人が調べていた「怪力少女」の事件を調べます。

そしてあおいから犬の事件を聞かされ、あの先生からは「死の匂いがする」「真帆に何かしようとしている」と言われ、五月は春人がオートアサシノフィリアであることを知り止めようとします。

しかし、五月が仕掛けた睡眠薬入りのコーヒーを春人はすり替え、五月に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませます。

エミリーの恋人が開演時間になるもあがらない緞帳。

春人は愛佳とともに天井に向かい人力で緞帳を上げます。

(これは昇降装置の修理・確認中の不幸な事故へ偽装するため)その頃カウリング室で五月が目を覚まし、体がまだふらつく中、あおいと雪生が駆けつけます。

クラス演劇で真帆が演じるキャサリンの登場場面が終わり、舞台袖へと向かう真帆。

そこには、愛佳を抱きしめる春人の姿があります。

ショックのあまり真帆の人格は姿を消し、代わりに自衛の人格カオリが現れます。

カオリとともに舞台の天井に上がった春人は、緞帳の昇降用の紐を自らの首に巻き付けます。

そして緞帳の昇降装置を用いた殺人の偽装工作をし、「女子高生に殺されたい」という長年の欲望を明かすと、カオリの首を絞め始めます。

舞台上では京子演じるエミリーが、「キャサリン」の名を呼び続けます。

そのトリガーによって、ついにキャサリンの人格が覚醒します。

春人をそのキャサリンの怪力によって絞め殺そうとします。

しかし、あおいが来て「真帆」と叫ぶことで表層に現れていたキャサリンの人格に揺らぎが生じました。

そして春人は雪生に取り押さえられ、あおいが泣き叫びながらかおりとキャサリンの人格に呼びかけ、「私が真帆を守る」といい二人の人格を消すことに成功したのです。

女子高生に殺されたい を観た感想

最初は女子高生の誰でもいいから殺されたいのかと思っていました。

しかし、条件により俺を殺せる女子高生はこの子しかいないというストーリー性が面白かったです。

殺されるまでの計画も思いつかないようなやり方やキャサリンの呼び出し方も面白くて手の込んだ作品だなと感じました。

原作の少し現実性がないところが見事に丸ごと変わっていて、非現実的なことが少なく、全体的に納得できる作品でした。

タイトルからコメディーかなと思ってみたので、びっくりしましたがみんなの演技も素晴らしかったです。

こういう系のホラーミステリー?見たいなのがまたあったらみたいと思いました。

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