監督:ペクジョンヨル 2016年1月にネクストエンターテイメントワールドから配給
ビューティーインサイドの主要登場人物
ウジン
主人公、目覚めると子供や女性、おじさん、老人、日本人など様々な姿に変わるため人と関わらず孤独に生きてきた。
イス(バンヒョジュ)
家具販売を行うヒロイン。明るく優しい女性
ビューティーインサイド の簡単なあらすじ
18歳から毎日性別、年齢、人種関係なく姿を変える男・ウジン。
普通ではないその事情で仕事も人前ではできず、1人で家具をデザインして孤独に生きていた。
そんなある日、ウジンはイスという女性に惹かれる。
自分の秘密を打ち明け、イスもはじめは信じられなかったが、ウジンの性格に惹かれ一緒にいることを決める。
しかし毎日姿を変えるウジンと共にいるイスの姿は世間から冷たく見られ、イスは苦しくなってくる。
誰にも理解されない環境に2人の関係も壊れ始め、ウジンはイスは離れることに。
体調も戻り幸せな日常を送っていたイスはある日ウジンの作った家具を見つけ、ウジンの元へ行き、今度こそ愛した人と共にいることを決める。
ビューティーインサイド の起承転結
【起】ビューティーインサイド のあらすじ①
キム・ウジンは18歳の頃から目覚めると自分の姿が変わっており、ある日はおじいさん、子供の女の子、20代の女性など性別、年齢、人種もバラバラだった。
それからはその日の容姿に合わせて服や眼鏡、化粧品など用意して過ごしていきます。
この秘密で社会に馴染めないウジンは1人で家具職人として孤独に生きていきます。
唯一秘密を知っている幼馴染のサンベクは2人でオートクチュール、一人一人に合う家具を作る家具職人として共に働きます。
他店で家具を見に行ったある日、ウジンは1人の女性を見かけます。
イスという女性は熱心に家具の話をしていてその姿にウジンは惹かれます。
毎日違う姿でウジンはイスの元に通い、彼女はどんな人にも変わらない接客をする姿にウジンはイケメンになった日にイスをデートに誘います。
イスが好きなブランド「アレックス」はウジンがサンベクと共に作ったブランドで、自分はそこの社員だと明かし、そこで新しい家具のヒントも得て2人は楽しい時間を過ごします。
ウジンは眠らなければ姿が変わらないことに気づき、寝ずに彼女とデートをします。
イスは眠そうなウジンを心配しながらも、2人は翌朝、朝食を一緒に食べる約束をしてデートを終えました。
【承】ビューティーインサイド のあらすじ②
ところが、徹夜続きのウジンは帰りの電車で居眠りをしてしまい、目が覚めると禿げたおじさんになってしまいました。
こんな姿ではイスに会えないと翌日、待ち合わせ場所に行くと、イスは時間ギリギリまでウジンを待ってくれています。
ただウジンの今の姿には全く気づかず、2人はそれから会うことはありませんでした。
イスはウジンが急に会ってくれなくなったことを気にしながらも仕事の日々に戻ります。
ウジンは姿を変えてはお店に行きますが、イスに声をかけれず。
ふと、見習い社員の求人を見かけ、イスにウジンだと気づかれないまま再び声をかけます。
イスに本当のことをそってほしいウジンはついにイスに秘密を伝えますが、イスはパニックでウジンに酷い言葉を言い、離れてしまいます。
イスはウジンから衝撃の事実を伝えられたものの頭から全く離れず、悩みに悩んで葛藤の日々を送ります。
そして、イスは自分から再びウジンの元を訪れ、向き合おうとします。
【転】ビューティーインサイド のあらすじ③
イスは姿が変わるウジンを見たい、そして理解しようと、嬉しかったことや辛いことを聞きます。
ウジンのクローゼットには足のサイズのバラバラな靴、性別がバラバラな服、洗面台にはおびただしい数の化粧品など現実を受け入れいていきます。
子供になる日もあり、それでも中身は好きなウジンだとイスは変わらず接していきます。
おじさんで起きてきても、その日のウジンと仲良くなろうと頑張るイスですが、なかなか慣れていきません。
そんなイスにウジンは、どんなところにいて自分を見つけられなくても自分がイスを見つけて、手を握るからと伝えます。
ウジンはサンベクにもイスを紹介してまさに幸せの絶頂にいました。
ある日、イスの会社のパーティーがあり、ウジンは参加しようとします。
しかし、当日目が覚めるとウジンはおばさんの姿に。
せめて男になってくれと再度寝て頑張ろうとします。
イスは上司に、いつも違う人と歩いていて誰が本命なのかと問いただされながらウジンを待ち、ついにかっこいいウジンがやってきます。
【結】ビューティーインサイド のあらすじ④
ウジンはイス愛してずっと一緒にいたいと強く思い始めます。
イスについにプロポーズをしますが返事はすぐにくれませんでした。
イスの周りではいろんな人と歩く姿のよくない噂がたち、毎日違う姿に本当にウジンなのかわからない、街にいてもウジンを見つけられに不安にイスは強い精神薬を服用するようになり、ストレスから病院に運ばれます。
ウジンはそこで初めてイスの気持ちを考えられていないことに気づきます。
ウジンの母親はまるで全てをわかっていて、父親がそうだったと初めて聞かされます。
自分がいることでイスが壊れてしまうと悩みながら別れを告げます。
薬も飲まなくても普通の生活に戻れるようになったイスはどこか心の中でウジンを思います。
長い年月ウジンのいなくなった日々の中、上司がある家具の写真を見せてきます。
イスはそれがウジンの作ったものだと確信してサンベクの元を訪れると、彼は海外に行ってしまっていました。
追いかけたイスはウジンの元へ行きますが、ウジンは他人のフリをします。
イスはもう大丈夫だと伝えますが、ウジンは体調を気にします。
イスは周りにどう思われても、ウジンが好きだと伝え、プロポーズをします。
ウジンもその言葉を受け止め2人は再び共にいることを決めます。
ビューティーインサイド を観た感想
よく、恋愛は見た目か中身どちらをとるかという質問が飛び交いますが、これほど本質的なところを突いた作品は無いと思います。
見た目はいつも違うのに中身は大好きな人、そう分かっていても周りの視線や環境から見た目を足らざる得ない状況に置かれた時、イスは本当に中身を愛することをとったんだと感動しました。
本当にはこんな境遇の人はいないと思いますが、もし愛する人の姿がわからなくなった時の不安は計り知れません。
お互いの気持ちを常に確認して本心を見つめていかないと簡単に無くなってしまう所が愛という見えない難しい形を伝えている作品と思いました。
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