映画「007 ノー・タイム・トウ・ダイ」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|キャリー・ジョージ・フクナガ

映画「007 ノー・タイム・トウ・ダイ」

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ 2021年10月に東宝東和から配給

007 ノー・タイム・トウ・ダイの主要登場人物

ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)
イギリスのスパイ007

マドレーヌ(レア・セドウ)
ボンドのパートナー

サフィン(ラミ・マレック)
テロリストのリーダー

007 ノー・タイム・トウ・ダイ の簡単なあらすじ

ダニエル・クレイグボンドの集大成ボンドはMI-6を退職しており、ジャマイカでマドレーヌと平和な日々を過ごしていました。

CIA諜報部員で親友のフィリックス・ライターが訪れ、誘拐された科学者を救い出すことを依頼します。

現役に復帰したボンドは正体不明の敵と対決するようになります。

シリーズ第25作目で、ダニエル・クレイグの通算5作目で最終章となる作品です。

007 ノー・タイム・トウ・ダイ の起承転結

【起】007 ノー・タイム・トウ・ダイ のあらすじ①

ボンドはスパイを引退します

マドレーヌは子供の頃、雪の中のノルウェーの自宅で能面をつけた男に襲われました。

彼女の母親の命は奪われてしまい、マドレーヌは恐怖に震えながら男に銃を放ちます。

男は死んではおらず息を吹き返して、割れた氷から水に投げ出されたマドレーヌに向かって銃を向けます。

銃弾は氷を砕き、マドレーヌを男から助けられました。

時代は変わって、イタリア南部にあるマテーラでは、MI-6をやめてバカンスを楽しむジェームズ・ボンドの姿があります。

マドレーヌも一緒にいて、ボンドは過去の恋愛にけじめをつけるためヴェスパーの墓を訪れます。

不自然に置かれたカードがあり、ボンドが拾うとスペクターのマークがありました。

突然何者かによって設置された爆弾が爆破してしまい、バイクに乗った義眼のプリモと数台の車が現れ、ボンドは追われるハメになります。

ボンドは逃げ切りましたが、マドレーヌが内通したと思い込んでいるボンドは彼女の意見も聞かずに別れを告げてしまいました。

【承】007 ノー・タイム・トウ・ダイ のあらすじ②

ボンドは罠にはめられます

5年後。

ウィルス研究施設から科学者のオブルチェフが、特定のウィルスと一緒に連れ去られます。

ボンドの旧友CIA諜報員のフェリックスは仲間のローガンを伴って、ジャマイカの家までボンドを訪ねました。

フェリックスからウィルス奪還と、オブルチェフ救出を依頼されましたが、ボンドは引退を理由に拒否します。

このウィルスは触るだけで感染させることができ、DNAを指定した人だけを殺すことができるという恐ろしい兵器でした。

オブルチェフはウィルスを製造するヘラクレス計画に関与しており、ボンドは後継者であるノーミから兵器の裏にはMI-6部長のMが関係していることを知らされます。

ボンドはキューバを訪れ、CIA新人エージェントのパロマと合流し、オブルチェフを探します。

パーティに潜入するとMI-6管理下で収監されているスペクターのボス、プロフェルドの誕生日パーティだったのです。

ボンドとパロマは罠にはめられたと気付き、ボンドに照明が照らされウィルスが放たれました。

しかしウィルスによって倒れたのは、スペクターのメンバーです。

オブルチェフはプログラムを変更していて、ボンドはオブルチェフを連れて、ボートでフェリックスたちと合流します。

ローガンは裏切って、オブルチェフと逃げてしまいました。

ボートは爆発しましたが、彼は逃げることができました。

フェリックスはローガンの弾を受けており、爆破された船と共にと沈んでいきます。

【転】007 ノー・タイム・トウ・ダイ のあらすじ③

マドレーヌが拉致されます

ボンドはロンドンに戻り、Mと口論になってMI-6をクビになります。

Mは平和を維持するためヘラクレス計画を指示していましたが仇となりました。

マネーペニーはボンドを連れてQのもとを訪れ、日本とロシアの間に位置する敵のアジトの島を発見します。

サフィンはセラピストになったマドレーヌの前に表れ、能面を見せると母の命を奪ったのは自分であると告げます。

サフィンの家族を殺したのは、マドレーヌの父のミスター・ホワイトだったのです。

サフィンはプロフェルドが口を聞く相手はマドレーヌであると知り、プロフェルドにウィルスを感染させるよう脅迫しました。

マドレーヌは面会時において同伴したボンドを通じて、プロフェルドを殺害するのでした。

これで仕事が終わることもなく、マドレーヌとその娘のマチルドはサフィンによって誘拐されてしまい、アジトに監禁されます。

Qのバックアップによって、ボンドとノーミはアジトに潜入することに成功しました。

島には鉄の要塞がありこれは戦時中のもので、広い敷地には想像を絶するような量のウィルスを培養していました。

【結】007 ノー・タイム・トウ・ダイ のあらすじ④

ボンド最後の戦い

ボンドは厚い防壁に囲まれたアジトを爆破するだけでは、ウィルスを壊滅することができないと分かりました。

近海に配備中のイギリス軍船からミサイル発射するようQに提案しますが、国際的なトラブルを避けたいMはこの提案を却下します。

ボンドはマドレーヌとマチルドを救出し、ノーミに彼女たちを任せて島を脱出させました。

ボンドは防壁を開くために管制室へと向かいます。

兵士たちを倒していき、ボンドは管制室に入ります。

第二次世界大戦時のシステムは慎重に操作しなければなりませんでしたが、Qのアドバイスを無視して次々とスイッチを入れていきます。

壁は開いていき、後は脱出するだけになりました。

Mはミサイル発射にゴーサインを出していましたが、ボンドが脱出寸前に防壁は閉ざされます。

管制室に戻って出口を確保できましたが、ボンドの前にサフィンが立ちはだかりました。

激しい乱闘がありましたが、ボンドはサフィンを倒すことができました。

しかしサフィンの手には、割れた容器があり中にはウィルスがあります。

このウィルスは感染者は触れる者すべてを感染させてしまい、死ぬまで続くと言われています。

ミサイルが発射され、着弾しようとしていました。

ノーミは脱出に成功しており、最後にボンドとマドレーヌは会話を交わすことができました。

ボンドの頭上にはミサイルが降り注ぎます。

MI-6本部ではテープルに置かれたウィスキーグラスを、メンバーが囲んでいました。

メンバーはグラスを手にして、ボンドに乾杯するのです。

007 ノー・タイム・トウ・ダイ を観た感想

ボンドが最後に死ぬという衝撃的な作品です。

マドレーヌとマチルドに別れの言葉を告げて亡くなるシーンには涙が流れるかもしれません。

登場する車は恰好良く、スタイリッシュなファッションも魅了的です。

さまざまなアクションが描かれており、カーチェイスや銃撃戦などは見どころになっています。

ボンドが亡くなってしまいますが、実は生きていたという設定をファンは願っていることでしょう。

ダニエル・クレイグは新しいジェームズ・ボンド像を作り込み、人間味の溢れるスパイを演じました。

ボンドガールも皆魅力的で、時代と共に強い女性として描かれています。

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