監督:マイク・ニューウェル 1994年10月に東宝東和から配給
フォー・ウェディングの主要登場人物
チャールズ(ヒュー・グラント)
主人公。恋に悩むイギリス人青年。
キャリー(アンディ・マクダウェル)
恋に奔放なアメリカ人女性。
フィオナ(クリスティン・スコット・トーマス)
チャールズの友人。
フォー・ウェディング の簡単なあらすじ
リチャード・カーティス脚本のロマンチック・ラブストーリー。
ヒュー・グラントが演じるチャールズは、友人の結婚式でアメリカ人女性のキャリーに一目惚れします。
いくつかの結婚式で出会うようになり、二人の関係や心情が変化していきます。
チャールズと友人たちとの人間関係や恋愛関係にも目が離せません。
当時イギリスで大ヒットした作品です。
フォー・ウェディング の起承転結
【起】フォー・ウェディング のあらすじ①
イギリス人青年のチャールズは女性にもてるのですが、結婚に消極的でいまだ独身暮らしを送っています。
チャールズは友人アンガスの結婚式に出る予定でしたが、当日寝坊してしまいチャールズの同居人スカーレットを起こし、二人は会場へと急ぎます。
式に間に合うことができたチャールズは、同じく遅刻したアメリカ人女性キャリーと出会うことになりました。
チャールズはキャリーに一目惚れしてしまい、彼女に勇気を出して話しかけるのですが、うまくいきません。
結婚式の帰り際、チャールズはキャリーに話しかけられることになり、チャールズは彼女が宿泊するパブに一緒に泊まることになりました。
ベッドを共にすることになりましたが、翌朝チャールズが目覚めるとキャリーは既に身支度を整えた後でした。
キャリーは彼に結婚を提案しますが、チャールズは冗談だと思って彼女の話をはぐらかしてしまいます。
キャリーは彼に別れを告げて、アメリカへと帰りました。
【承】フォー・ウェディング のあらすじ②
3か月後、アンガスの結婚式で出会った友人のバーナードとリディアは結婚することになりました。
彼らの結婚式の日、チャールズとスカーレットはまたも寝坊してしまい、急いで式場へと向います。
チャールズはキャリーと再会することになり、彼女との再会に喜びますが、キャリーから婚約したことを告白されてしまいます。
チャールズは一気に落ち込み、友人のマシューは気にかけます。
チャールズはなぜ結婚できないか自問自答しますが、マシューは彼を励ましました。
チャールズは食事会へ向いますがそのテーブルには彼の昔の恋人たちが揃っていて、チャールズが席に着くと当時付き合っていた話になり、気まずい時間を味わうようになります。
食事会が終わると昔の恋人のヘンリエッタが表れて、チャールズに泣きついて去って行きました。
キャリーがやって来て、彼女は寝酒を一緒にとチャールズを誘います。
二人はホテルの部屋へと入り、また一夜を共にすることになります。
【転】フォー・ウェディング のあらすじ③
1か月後。
チャールズの元にキャリーから結婚式の招待状が届きます。
彼女のために贈り物を買いに行きますが、店でキャリーと出会います。
キャリーはウェディングドレスの試着についてきてほしいと言い、二人はドレスを選びます。
その後カフェに立ち寄り、二人は過去の恋愛の話に花を咲かせました。
チャールズとキャリーは彼の弟デイビッドとの待ち合わせ場所に向かい、チャールズはデイビッドにキャリーを紹介します。
キャリーはその場を後にしますが、チャールズは彼女を追いかけ想いを彼女に伝えました。
しかしその想いは実らず、キャリーは結婚式を執り行います。
チャールズは彼女の結婚式に出席して、恋の終わりを実感するのです。
パーティーでは友人のギャレスやフィオナ、マシューやトムなどがいて、このパーティーでパートナーを見つけるのに意気込みます。
ギャレスは発作を起こしてしまい、亡くなってしまいました。
ギャレスのパートナーのマシューは葬式で弔辞を読み上げ、自分の想いを詩にのせて語ります。
葬式の帰り道、チャールズとトムはギャレスとマシューの関係を思い返し、結婚について考えるようになります。
【結】フォー・ウェディング のあらすじ④
10か月後、チャールズはヘンリエッタとの結婚式を迎えます。
その日は余裕を持って到着することができ、参列者に挨拶しているとキャリーが現れます。
キャリーに3か月前に離婚したと言い、チャールズは動揺してしまいます。
ヘンリエッタが到着し、結婚式の開催時間が迫る中、チャールズは結婚について迷うようになりました。
チャールズはマシューとデイビッドに相談しますが時間になり、ウェディングドレスを着用したヘンリエッタが入場してきました。
牧師が誓いの言葉を言うのですが、デイビッドが結婚に意義を申し立てました。
チャールズは結婚に迷いがあり、愛する人と結婚した方が良いと応援します。
彼の提案に同意したチャールズに怒ったヘンリエッタは、牧師の前でチャールズをパンチで殴り式は中止されることになりました。
チャールズは家に帰って落ち込んでいると、キャリーがやってきます。
キャリーは自分が式に出なければよかったと言い、立ち去ろうとします。
しかしチャールズはキャリーを引き留めて想いを伝え、ようやく気持ちを通じ合わすことができるのです。
フォー・ウェディング を観た感想
「ミスター・ビーン」などの作品を書いた、リチャード・カーディスが脚本を担当した作品です。
4つの結婚式と1つの葬儀で作られた作品で、主人公チャールズを中心にいろいろな恋愛事情が描かれています。
チャールズは恋に自由奔放なキャリーに振り回されますが、最後には真実の愛に巡り合うことができます。
イギリスの素敵な風景を見ながら、若者たちの結婚に対する焦りや希望などがコメディタッチに、時にはシリアスに描かれている作品です。
この作品で主人公チャールズを演じたヒュー・グラントは一躍世界的な俳優になり、ハリウッド作品など多くの映画に登場することになります。
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