監督:高橋渉 2010年11月に東映から配給
劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」の主要登場人物
母
立花家のお母さん。破天荒なところもあるが誰よりも家族想い
父
立花家の父。基本無口で子供達のことを見守っている。母の言動を面白がっている。
みかん
立花家の長女。高校2年生。ぼーっとしていることが多々ある。テディベア作りが好きな平凡な女子高生
ユズヒコ
立花家の長男。中学2年生。大雑把な性格の家族と違い神経質な性格
劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」 の簡単なあらすじ
ある日買い物に出かけた母。
すると道端で突然雷に打たれてしまいました。
特に怪我をしなかったのでそのまま帰るとなんと超能力が使えるようになっていました。
それを知った家族は絶対に外では使わないように忠告します。
家族の心配をよそに練習をし、超能力を使いこなせるようになった母はこの力を使って人助けを始めます。
夜な夜な人助けに出かけ朝方に帰ってくる母に家族は再度忠告しますが言い争いになり、その拍子にみかんを超能力で吹き飛ばしてしまいます。
娘を傷つけてしまったことにショックを受けた母は張栩能力の制御が効かなくなり自宅のマンションが倒壊させてしまいます。
そんな絶体絶命の危機を家族で力を合わせて乗り越えます。
劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」 の起承転結
【起】劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」 のあらすじ①
ある日の母はいつもと違いました。
目覚まし時計のアラームが鳴る前に起きれたり、お通じがよかったり、いつもはうまく切れない食パンを綺麗に切れたり、いつもより冴えていました。
ご機嫌な母は買い物に出かけました。
その帰り道歩いていると母の上だけに黒い雲がやってきます。
そして突然母は雷に打たれてしまいました。
すごい衝撃でしたが怪我はなかったのでそのまま帰りました。
無事帰宅すると取りたいものが浮いて手元まで来たり不思議なことが起こります。
雷に打たれた衝撃で超能力が使えるようになっていたのでした。
最初は驚いていたものの超能力者になったことが嬉しくてたまらない母。
家族にの目の前でスプーンを曲げて見せ超能力者になったことを伝えました。
浮れる母とみかんでしたがユズヒコは絶対に外では使わないようにと強く忠告します。
しかし、母は友人の水島さんと戸山さんに早速超能力を見せてしまいます。
二人にせっかくの力を使わないともったいないと言われ、超能力を操る練習を始めました。
【承】劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」 のあらすじ②
訓練のかいあってすっかり超能力を操れるようになりました。
みかんは最初は一緒になって喜んでいましたが、友達のしみちゃんの言葉をきっかけに膨大な力を使う母を心配し始めました。
家族の心配をよそにパワーも上がった超能力を使って家事をするようになっていました。
やりたい放題の母に家族は複雑な心境を抱えていました。
心配していたみかんも苛立ちを覚え始めたのでした。
家族に超能力を受け入れてもらえず落ち込んでいた母ですが、女子高生が自動販売機の下に落としてしまったお金を超能力で取ってあげ感謝され褒められたことをきっかけに、人助けをすることへの快感を覚えます。
しかしユズヒコに外では超能力を使わないことを約束させられていたので、正体がバレないようにコスプレをして人助けを始めるようになりました。
人助けのために帰りが遅くなるようになり家族は心配していました。
心配がゆえに母と対立することが増え家庭の雰囲気は悪くなる一方でした。
【転】劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」 のあらすじ③
ある日人助けのために朝帰りした母。
家に帰ると寝ていて気が付いていないと思っていた家族はみんな起きて母を心配していました。
外で何をしていたのかを聞いてもはっきりと答えない母。
みかんは怒って自分も朝帰りするからと家を出て行こうとします。
みかんの態度に怒った母とみかんは言い争いになります。
その拍子にみかんを吹き飛ばしてしまいまいました。
幸いみかんに怪我はありませんでしたが娘を傷つけてしまったことにショックを受けた母は力を制御できなくなりそこらじゅうの物を浮かせたり、家族も浮かせてしまいました。
その力で自宅のマンションもボロボロにしてしまいました。
ユズヒコの機転で父にキスをさせなんとか力を抑えることに成功しました。
動揺した母ですが、これを機に家族とは和解します。
しかし先程の力でマンションが倒壊寸前になってしまいました。
他のマンションの住人とともに無事外へ避難した立花一家ですが大変なことをしてしまったと嘆く母でした。
【結】劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」 のあらすじ④
人助けをしたかっただけなのに、みんなの役に立ちたかっただけなのに大変なことになってしまった。
母親失格だと泣く母に父が口を開きます。
「お前は立派な母親だ」と励ましたのです。
それをきっかけにみかんとユズヒコも母を励まし始めます。
そして元気を取り戻した母は自分の力でマンションを直すと宣言します。
そして立花一家は倒壊寸前のマンションに飛び込みます。
母は超能力で壊れた箇所をひたすら直していき、父はそんな母を運び、みかんとユズヒコは壊れた箇所を調べ母に伝えます。
父が腰を痛めてしまったり、みかんが瓦礫の下敷きになりそうになったり何度も危ない場面に会いましたが母の力で危機を回避していきます。
屋上に上がった立花一家。
マンションは今にも崩れ落ちそうです。
しかし母の渾身の力でなんとか持ち直します。
しかしやはり無理やり直すことはできなかったようで再びマンションは倒壊し始めます。
最後の力を振り絞って家族を安全な場所に飛ばし自分は犠牲になろうとしました。
瓦礫の下敷きになってしまった母は今までの家族の思い出に浸っていました。
すると突然瓦礫の山から光が出て大きな赤い薔薇が咲きました。
それは情熱の赤い薔薇でした。
薔薇の力でマンションは元通りに戻りました。
母も無事家に戻ってました。
その騒動以来母の超能力はすっかりと消えいつもの母に戻ったのでした。
劇場版あたしンち「情熱のちょ?超能力♪母大暴走」 を観た感想
テレビ版のあたしンちはショートストーリーものなので劇場版はいつもと違い壮大なストーリーになっていて面白かったです。
超能力と聞くと非現実的ですが、誰しもが一度は憧れた頃のある、空を飛んだり物を浮かせたりする能力は見ていてワクワクしました。
また家族の愛や絆が描かれているので幅広い年代の人が楽しめる作品なんじゃないかと思います。
母と一緒になって超能力を楽しむみかんと正反対の反応を見せるユズヒコが対極的で最後まで飽きずに見ることができました。
親が子どもを心配するのと同じように子どもも親を心配する姿がとても共感できました。
いつもは少し破天荒な母と無口な父の子どもたちへの愛情を強く感じることのできる作品でした。
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