映画「ズーランダー」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|ベン・スティラー

ズーランダー

監督:ベン・スティラー 2002年9月にパラマウント・ピクチャーズから配給

ズーランダーの主要登場人物

ズーランダー(ベン・スティラー)
男性トップモデル。

ハンセル(オーウェン・ウィルソン)
若手男性モデル。

マチルダ(クリスティーン・テイラー)
新聞記者。ムガトゥらの陰謀を突き止める。

ズーランダー の簡単なあらすじ

男性トップモデルのズーランダーが、服飾業界の陰謀に巻き込まれ、ムガトゥ一味に洗脳され、マレーシアの首相を暗殺させられそうになります。

新聞記者のマチルダや若手モデルでズーランダーのライバルのハンセル、業界の暗殺の歴史を知る元「手」のモデルらの助けで、首相暗殺を阻止します。

モデル業界の闇の歴史を暴きます。

ズーランダー の起承転結

【起】ズーランダー のあらすじ①

ズーランダーの失敗

今日はモデル界の一大イベントの日です。

有名人が一堂に集っています。

デレク・ズーランダーが4年連続賞を受賞するか、若手モデルのハンセルが受賞するのか、が注目されています。

ズーランダーとハンセルは目が合っただけで、険悪な雰囲気になっています。

結果はハンセルでした。

ところが、ズーランダーはよく聞いていなくて、自分が受賞したと勘違いし、舞台に上がっていきます。

会場はシーンとしています。

司会者がズーランダーに、受賞者はハンセルだと言います。

ズーランダーも気が付きます。

その様子を見ている人気デザイナーのムガトゥが、ズーランダーのエージェントのボールスティーンに耳打ちします。

ズーランダーこそがあの仕事にもってこいだと言います。

あの仕事とはマレーシアの首相を暗殺することです。

最近就任した新しいマレーシアの首相は労働者の賃金をあげようとしています。

ムガトゥら、デザイナーはマレーシアの服飾工場で安く労働者を使っているので、賃金をあげられると、損害が出るからです。

【承】ズーランダー のあらすじ②

家族の恥さらし

ズーランダーは皆の前で恥をかき、受賞も逃し落ち込んで家に帰ります。

翌朝、ルームメイトの友達3人がズーランダーを慰めます。

ズーランダーを元気づけようと、彼らはオレンジ・モカ・フラペチーノを飲もうと、ドライブに誘います。

彼らはオレンジ・モカ・フラペチーノを飲みながら車で街に繰り出します。

ガソリンスタンドで給油中、ズーランダーは自分の記事が書いてある雑誌がゴミ箱に捨ててあるのを見つけ、見に行きます。

記事はズーランダーの受賞式での失敗を馬鹿にしているものでした。

その間に、友達は、はめを外し過ぎて給油ノズルを振り回してガソリンを撒き散らして遊んでいます。

そして、1人がタバコを咥え、ライターに火をつけました。

ズーランダーが叫んで止めようとしますが、間に合わずガソリンスタンドは爆発し友達は皆死にました。

皆の葬儀の日ズーランダーはスピーチし、自分は引退すると言いました。

エージェントのボールスティンは止めますが、ズーランダーは自分のルーツを探しに故郷に帰ります。

故郷は炭鉱地帯で父と兄弟がいますが、皆炭鉱で働いています。

ズーランダーも一緒に働きますが、厳しい労働に耐えられるはずもなく、父に失望され、おまえはモデルなんぞして恥晒しだ、と非難されます。

ズーランダーは泣きます。

そこにボールスティンから電話がかかります。

ムガトゥがズーランダーを新しいキャンペーンのモデルに使いたいそうだから帰って来い、と言います。

【転】ズーランダー のあらすじ③

服飾業界の陰謀

ムガトゥはズーランダーを洗脳してマレーシアの首相を暗殺させるために雇いました。

スパでズーランダーは洗脳されます。

その頃、新聞記者のマチルダはムガトゥを調べていて、男性モデルの連続怪死事件にムガトゥが関与しているのではと突き止めます。

匿名電話もかかってきて、事件の事を知りたければ、墓地に来い、と言います。

パブでズーランダーはハンセルと出会います。

些細なことで言い争いになり、モデルのウォーキングで勝負することになります。

互角の勝負でしたがハンセルの勝ちとなります。

ズーランダーはムガトゥの事を伝えに来たマチルダと一緒にマチルダの車に乗ります。

落ち込んでいるズーランダーはマチルダに自分は右回りが出来ないモデルだと打ち明けます。

ズーランダーも匿名電話の主が指定した墓地へ行きます。

そこには今は年老いていますが元「手」のモデルだったJ.P.プルイッドがいました。

彼は服飾業界には男性モデルを暗殺者に使ってきた歴史があると明かし、男性モデル達は暗殺に使われて口封じに殺された、と言います。

そこでムガトゥの仲間カティンカが手下と共に現れ彼らを銃で撃ち殺そうとします。

ズーランダーとマチルダは逃げます。

ズーランダーが一番見つからない場所は、いがみ合っているハンセルの場所だと言う事になり、ハンセルの元に行きます。

【結】ズーランダー のあらすじ④

ズーランダーの活躍

ハンセルとズーランダーは話し合い、ズーランダーは若くて人気のあるハンセルに脅威を感じて怯えていた、と打ち明けます。

ハンセルは、実はズーランダーに憧れて自分もモデルになると決めたと打ち明けます。

2人は仲直りします。

2人はボールスティンのパソコンの中に証拠があるので変装して事務所に潜入します。

ところが2人はパソコンを使えません。

その内、ズーランダーは自分はショーに遅れた事が無いのが誇りだと言い、自分がキャンペーンのモデルを務めるムガトゥのショーに行ってしまいます。

ショーには首相もゲストで来ていました。

ズーランダーは着替えて、ショーの舞台を歩きます。

「リラックス」と言う音楽がかかると、ズーランダーは豹変し、首相を襲いますがハンセルが音楽を止めて阻止します。

ハンセルが皆の前で、陰謀の事を話し、逆上したムガトゥが自ら手裏剣を首相に投げます。

ズーランダーは右回りし、決め顔をするとあまりの美しさに手裏剣が止まりました。

そしてムガトゥは逮捕され、首相はズーランダーに感謝します。

ズーランダー を観た感想

モデルが首相暗殺、と言う大それたストーリーですが、男性モデルは暗殺者に適していると理由を述べています。

体型を保つために身体を鍛え上げているし、モデルは写真を撮る時、言われた通りにします。

それに、セレブだからセキュリティーの厳しい場所に入れます。

説得力があります。

ハンセルとズーランダーが、はじめはいがみ合って仲が悪いですが、悩みを打ち明け、わかり合う場面が良いです。

それからこの映画にはデヴィッド・ボウイやナタリー・ポートマン、ビリー・ゼインら豪華ゲストが出演しています。

映画のさまざまな場面にセレブが登場するので、探してみるのも面白いです。

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