映画「ダイハード3」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|ジョンマクティアナン

ダイ・ハード3

監督:ジョンマクティアナン 1995年7月に20世紀フォックスから配給

ダイハード3の主要登場人物

ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)
ニューヨーク市警察の警部補。かつて自身が死に追いやったテロリストのハンス・グルーバーの兄であるサイモンに復讐の標的とされる。

ゼウス・カーバー(サミュエル・L・ジャクソン)
家電修理店の店主。マクレーンの相棒として一緒にサイモンに立ち向かう。

サイモン・ピーター・グルーバー(ジェレミー・アイアンズ)
1作目に登場したハンス・グルーバーの兄。マクレーンに復讐心を抱く。

アーサー・ウォルター・コッブ警部(ラリー・ブリッグマ)
ニューヨーク市警察本部。重要犯罪課の責任者で、マクレーンの直属の上司に当たる人物。

ダイハード3 の簡単なあらすじ

ニューヨークで爆破テロが発生し、ニューヨーク市警にサイモンと名乗る男から連絡が入ります。

彼は警察にゲームを申し出、そのゲームに参加する人物にマクレーンを指名します。

マクレーンはサイモンのゲームに挑み続けるにつれ、彼がナカトミビルのテロ事件の犯人ハンスの兄である事を知り、このゲームがマクレーンを苦しめるためのゲームである事に気づきます。

ゲームに参加しなければまたどこかで爆弾が爆発するという脅しによりマクレーンはサイモンの指示に従い続けます。

ゲームを続けるにつれ、マクレーンはゲームの裏で粛々と動いていたサイモンの真の目的に気付きます。

ニューヨークを舞台としたシリーズの3作目です。

ダイハード3 の起承転結

【起】ダイハード3 のあらすじ①

サイモンのゲーム

白昼、人々が賑わうニューヨークのど真ん中で爆破事件が発生します。

事件を担当するニューヨーク市警のウォルター警部にサイモンと名乗る男から電話が入ります。

そしてサイモンは命令ゲームに応じるよう要求し、そのゲームの参加者にマクレーンを指名します。

そしてサイモンは最初の命令として、マクレーンをアムステルダム街138丁目の交差点で黒人は嫌いだと書かれた看板を背負い立つよう指示します。

ウォルターはマクレーンを呼び出し、サイモンの命令通り、アムステルダム街へ向かわせます。

そこでマクレーンは黒人達にリンチされてしまいますが、その交差点の近くで家電修理店を経営する黒人のゼウスに助けられます。

タクシーを止め、2人はその場から逃走します。

警察署に2人が避難し、サイモンから新たな電話がかかってきました。

サイモンはマクレーンとのゲームにゼウスも参加するよう指示を出します。

そして72丁目の公衆電話に15分後に行くように言います。

マクレーンは嫌がるゼウスを説得し、公衆電話へ向かいます。

指定された公衆電話でマクレーンはサイモンとの会話から自分達が見られている事を悟ります。

サイモンは地下鉄の車両に爆弾を仕掛けたと言います。

そして爆破を止めるにはウォール街駅の公衆電話に2人で30分以内にたどり着くよう指示します。

マクレーンとゼウスは二手に分かれ、マクレーンは地下鉄に飛び乗り、仕掛けられた爆弾の解除に向かい、ゼウスは指定されたウォール街駅の公衆電話へ向かいます。

目的の公衆電話に辿り着いたゼウスですが、サイモンにマクレーンがいない事を指摘され電話を切られます。

その頃、車内で爆弾を見つけていたマクレーンは、乗客を前の車両に避難させ、爆弾を列車の後ろから放り投げました。

その瞬間、爆弾は爆発し、地下鉄は脱線し、駅構内は大惨事となってしまいます。

【承】ダイハード3 のあらすじ②

サイモンの目的

怪我を負ったマクレーンは救急隊に治療してもらいましたが、そもそも間に合わせる気はなく、理由はわからないが最初から地下鉄を爆破させるつもりだったと考えます。

その後マクレーンとサイモンは1台のバンに呼ばれ、FBIとCIAが捜査に参加する事を伝えられます。

そして2人はサイモンがグルーバーという男だと教えられます。

サイモンはナカトミビルからマクレーンに突き落とされたハンスの兄だったのです。

そこへサイモンから電話がかかってきます。

そしてサイモンはニューヨーク市内の小学校のどれかに1tの爆弾を仕掛けたと言います。

爆破されたくなればマクレーンに3キロ先の公園まで走り、そこにある爆弾を解除しろと言います。

マクレーンたちは公園に向かい、警察は爆弾のしかけられた小学校を探すため散りじりになって捜索に向かいます。

そしてその状況をビルの上からサイモンは見ていました。

事件のあった地下鉄に、何台ものダンプカーを引き連れ、市の建設局になりすましたサイモンが被害調査に来たと警察に言います。

サイモンは部下達を警察と一緒に地下へ行かせ、自分はまた別の人間になりすまし、連邦準備銀行へと向かいます。

地下に降りた部下達は警察を始末し、サイモンは連邦準備銀行の銀行員を始末しました。

サイモンはエレベーターで地下金庫に向かい、トンネルの壁を破って侵入してきた部下達と合流します。

そして金庫にある金塊をダンプカーに積み、1400億ドルもの金塊を盗み出します。

【転】ダイハード3 のあらすじ③

追跡するマクレーン

公園に到着したマクレーンとゼウスは公園で爆弾を見つけ、それを解除します。

その後サイモンにヤンキーススタジアムへ行くよう指示されます。

ヤンキーススタジアムへ向かう途中、マクレーンとゼウスは子供が万引きをしているところに遭遇します。

しかし捕まえた子供は警察がひとりもいないため盗み放題だと言います。

マクレーンはウォール街には学校がなく、唯一銀行がある事に気付き、連邦準備銀行へ向かいます。

そして2人はサイモンの真の目的が金塊強盗だったことを知ります。

マクレーンはウォルターに検問をはるよう指示します。

金塊を盗み出すためには大型のダンプカーが必要であり、2人はダンプカーを探します。

2人は1台のダンプカーを止めますが、それはサイモンとは関係のない男性が運転していました。

しかし彼から導水トンネルの工事を聞き、サイモンがトンネルを通って検問を抜けた事に気づきます。

マクレーンはトンネルへ、ゼウスはヤンキーススタジアムへ向かい、トンネルの出口で落ち合う事になりました。

トンネル進んでいたサイモンは、最後尾の見張りの解除を解こうと連絡を入れます。

しかし無線から部下ではなくマクレーンの声が聞こえ、部下が殺された事を知ります。

サイモンはマクレーンを消すため、トンネル内の水門を爆破させます。

押し寄せる水に気づいたマクレーンは逃げようとしますが、水の勢いに押されトンネルの通気口から地上へと吹き上げられます。

そして偶然そこを通ったゼウスの運転する車に合流します。

ゼウスはマクレーンにヤンキーススタジアムには何も無かったと伝えますが、彼は尾行されていました。

カーチェイスの末、部下を倒した2人は、サイモンの部下が小銭を持っており、その小銭が橋の通行料である事に気づきます。

その頃警察はアーサー小学校で爆弾を見つけ、生徒達を避難させる事に成功します。

しかし小学校にあった爆弾が偽物だったことが明らかになります。

【結】ダイハード3 のあらすじ④

最終決戦

橋に到着したマクレーンとゼウスは船着場にダンプカーが停まっており、すでに金塊は船に移し終わっていました。

2人は橋の上から船に車の牽引用のワイヤーを引っ掛け、ワイヤーを伝って乗り移ります。

2人は船の中へ潜入し、ふた手に別れてサイモンを探しますが、2人ともサイモンに捕まってしまいます。

そして2人は自分達が乗った船に本物の爆弾が仕掛けられている事を知ります。

サイモンは、沿岸警備隊に自分達の声明を録音させます。

そしてマクレーンとゼウスを爆弾に縛り付け、声明どおり金塊を海の藻屑にしようとします。

マクレーンは去り際のサイモンに頭痛が激しい事を伝えるとサイモンからアスピリンを貰います。

2人は協力して拘束を解き、船から飛び降りた瞬間、船は大爆発し海底に沈みます。

マクレーンはサイモンの考えを読み、金塊はこの船に無いと考えますが、サイモンの行方は分からず、意気消沈します。

しかしマクレーンはサイモンからもらったアスピリンの瓶を見て、病院へ行こうとするゼウスのヘリコプターを引き止めます。

カナダとの国境近くでサイモン達は、自分達の勝利に祝杯を挙げていましたが、そこへ警察のヘリコプターがやってきました。

マクレーン達はサイモンが渡したアスピリンの瓶の裏に座標からサイモンのアジトを見つけたのです。

すでにアジトの周囲は警察に包囲されている状況となっていました。

しかしサイモンもヘリコプターを所有しており、マクレーンの乗ったヘリコプターは狙い撃ちされ、緊急着陸します。

マクレーンが所持していた銃には弾が2発しかありませんでした。

そこでマクレーンはサイモンが乗ったヘリコプターが低空飛行している時に、電線を撃ちます。

切れた電線を避けようとしたヘリコプターは電柱に激突し大爆発します。

マクレーンはゼウスと勝利の喜びを分かち合います。

ダイハード3 を観た感想

今までずっと1人で戦ってきたマクレーンに本作では相棒となるゼウスが登場し、2人のやり取りが面白かったです。

またサイモンの正体を聞いたときは驚きました。

ここで1作目のハンスとの繋がりが登場し、マクレーンへの復讐劇というストーリーが展開されると思っていました。

しかしマクレーンへの復讐や爆破テロが金塊強盗という別の計画を進めるための布石である事が明らかになり、次々とストーリが展開され、中だるみせずに最後まで飽きずに楽しめました。

ダイハードシリーズはなんといってもマクレーンの流血が見所と言っても過言ではありません。

そして本作も血塗れになっていくマクレーンの誇張しすぎなやられっぷりがクセになり、とても楽しめました。

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