映画「最強のふたり」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ

最強のふたり

監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 2012年9月にギャガから配給

最強のふたりの主要登場人物

フィリップ(フランソワ・クリュゼ)
首から下が麻痺している大富豪。住み込みの介護人を探している。

ドリス(オマール・シー)
貧困に苦しむ黒人青年。フィリップの介護人となる。

イヴォンヌ(アンヌ・ル・ニ)
フィリップの助手である60歳前後の女性。

マガリー(オドレイ・フルーロ)
フィリップの秘書である美しい女性。

最強のふたり の簡単なあらすじ

パリに住む大富豪のフィリップは、首から下に麻痺があるため、住み込みの介護人を探していました。

そこに黒人の青年ドリスが面接を受けに来ました。

彼は、失業保険を受け取るため、就職試験に不合格になった書類が欲しかったのです。

ところがフィリップはドリスを気に入り、周囲の反対を押し切り、彼を住み込みの介護人として雇うことにしました。

次第に二人は仲良くなっていき、親友として互いを支えあうまでになったのです。

最強のふたり の起承転結

【起】最強のふたり のあらすじ①

就職面接

パリに住む大富豪のフィリップは、過去にパラグライダー中の事故により頸髄損傷を損傷しました。

首から下に麻痺があり、自力では生活することができません。

そのため、住み込みで24時間面倒を見てくれる、新しい介護人を探すべく自宅の大豪邸にて面接を行っていました。

スーツをびっしりと決め込み面接を受ける人々の中に、ラフな格好に粗暴な態度の黒人青年ドリスがいました。

彼は介護人になる気はさらさらなく、失業保険を受け取るために、就職試験に不合格なにった書類が欲しかったのです。

彼は面接室に入るなり、「この書類にサインをくれ。」

と横柄な態度をとります。

フィリップや、彼の秘書であるマガリーからの質問にも適当な答えばかり返します。

さらにマガリーに対してウィンクし、携帯番号が欲しいと発言したり、やりたい放題です。

「早く書類にサインしてくれ。」

と急かすドリスに対し、フィリップは「今はサインができないので、明日また来なさい。」

と告げます。

明日来ることを了承したドリスが出て行った後、部屋に残された二人はあきれた表情をしています。

【承】最強のふたり のあらすじ②

介護人としての仕事

面接の翌日、書類を受け取るために、ドリスはフィリップの大豪邸を再び訪れます。

そこでフィリップの助手であるイヴォンヌに大豪邸の案内・一日のスケジュールを教えられます。

「なんのことだ。」

と訝しむドリスに対し、フィリップは「君に1か月の試用期間を与えた。」

と告げるのです。

なんとフィリップはドリスを住み込みの介護人として、雇うことに決めたのです。

かくしてドリスは介護人として働くことになったのですが、フィリップのマッサージやシャワー、挙句の果てに排泄を手伝うこととなり、ドリスは介護の仕事に四苦八苦しながらも毎日を過ごしていきます。

そんなある日の夜中、フィリップが発作によりうなされているのをドリスが発見します。

ドリスはフィリップを夜のパリに連れ出し、二人でいろいろなことを話します。

その時、フィリップがドリスに「試用期間は終わりだ。

君を本採用する。」

と告げます。

フィリップは、自分を障碍者として特別扱いしないドリスを気に入り、本格的に介護人として雇うことに決めたのです。

【転】最強のふたり のあらすじ③

フィリップの恋、ドリスの家族

ドリスはフィリップの介護にも慣れてきて、排泄の手伝いもお手のものとなっていきます。

ある日、ドリスはフィリップに文通相手エレノアがいることを知ります。

フィリップはドリスに「文通ではなく電話しろ。」

と勧めます。

拒否するフィリップに対し、ドリスは電話番号を調べ無理やり電話をかけてしまいます。

電話によってフィリップとエレノアは仲良くなり、「写真を欲しい」と言われてしまいますが、エレノアに障害を隠しているフィリップは車いすを隠した写真を送ります。

フィリップはエレノアとレストランで会うことになりますが、障碍を隠しているため、エレノアと会うことから逃げてしまいます。

フィリップはドリスに「逃げ出したい。

ここから連れ出してくれ。」

と頼み、二人でパラグライダーを行います。

パラグライダーから帰ってきたとき、フィリップの大豪邸にドリスの弟がいました。

彼は柄の悪い連中ともめ、助けを求めてドリスのもとにやってきたのです。

フィリップはドリスに「君は家に帰るべきだ。

家族が君を待っている。」

と告げ、介護の仕事を辞めることを進めます。

【結】最強のふたり のあらすじ④

美しき友情

介護人を辞めたドリスは、郵便局の面接を受けます。

郵便局にはダリの絵が飾っており、ドリスはその絵を誉めます。

元々絵画には興味がなかったドリスですが、フィリップとの交流の中で絵画の知識を得たのです。

そのおかげか、郵便局の面接官も朗らかで印象がよさそうでした。

フィリップはドリスの代わりに雇った介護人とうまくいっていません。

夜中に発作を起こし、新しい介護人が駆けつけるも、追い出してしまいます。

見かねたイヴォンヌがドリスを呼び、フィリップ・ドリスの二人は海の見える家に出かけるのでした。

海の見える家でフィリップのひげをそってあげたドリスは、「レストランへ行こう。」

と誘います。

レストランに着くとドリスは、「俺はご飯を食べない。

彼女によろしくな。」

と言い残し、その場を去ってしまいます。

そこにフィリップの文通相手であるエレノアがやってきます。

ドリスはフィリップに内緒でエレノアを呼び出していたのです。

窓の外からフィリップとエレノアを見守るドリス。

フィリップとドリスは窓越しに目を合わせると笑いあうのでした。

最強のふたり を観た感想

要介護者の大富豪、貧困に苦しむ青年。

二人の置かれている環境・価値観は全く違うものでしたが、お互いを思いやる友情に感動しました。

ドリスはフィリップを障碍者だからと憐れむでもなく、一人の人間として接していきます。

最初は気難しく、堅物なフィリップでしたがドリスに心を許し、だんだんと信頼していく過程が楽しかったです。

貧困・障害という暗い題材ではありますが、ところどころにユーモアがちりばめられており、くすっと笑えてよかったです。

実際にあった話をモデルにした映画ということですが、エンドロールに実際の二人が登場するので、最後まで見てほしいです。

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