映画「ダイハード2」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|レニー ハーリン

ダイ・ハード2

監督:レニー ハーリン 1990年9月に20世紀フォックスから配給

ダイハード2の主要登場人物

ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)
ロサンゼルス市警察の刑事。ダレス国際空港に妻のホリーを迎えに行き、テロ事件に巻き込まれる。

カーマイン・ロレンゾ(デニス・フランツ)
空港警察の署長。よそ者のマクレーンに自分の空港を嗅ぎ回られたことを良しとせず、彼を邪険に扱う。

マービン(トム・バウアー)
空港の施設管理人。勤務経験から空港の構造に精通しており、マクレーンをサポートする。

スチュアート(ウィリアム・サドラー)
テロリストのリーダーで、元アメリカ陸軍特殊部隊所属の大佐。南米の国バル・ベルデの独裁者で、麻薬王エスペランザの奪還を目論む。

グラント(ジョン・エイモス)
アメリカ陸軍のテロ対策特殊部隊の隊長。スチュアートの教官を務めていた経歴を持つ。

ダイハード2 の簡単なあらすじ

本作は前作のナカトミビルでの事件から1年後のダレス国際空港が舞台となっています。

妻ホリーを迎えに来たマクレーンは空港で怪しい行動をする2人組に会い、銃撃事件に巻き込まれます。

空港警察に注意を呼びかけるも場違いのマクレーンの意見は通りません。

そんな中、空港のシステムが全てダウンし、テロリストにシステムを乗っ取られ、上空を飛ぶ飛行機の乗員全てが人質となってしまいます。

あてにならない空港警察をよそに、マクレーンはたった1人でテロリストに挑みます。

ダイハード2 の起承転結

【起】ダイハード2 のあらすじ①

テロの始まり

マクレーンは妻ホリーを迎えるため、ダレス国際空港にやってきました。

クリスマスでごった返しているにもかかわらず、今日はバルベルデ共和国のエスペランザ将軍がアメリカに護送されてくるため空港にはマスコミも含め多くの人々が集まっていました。

空港でホリーの到着を待っていたマクレーンは怪しげな2人組を目撃し、2人は荷物室に入っていきました。

荷物室で何かをしている2人にマクレーンが職務質問をすると銃撃戦へと発展します。

1人はコンベアのローラーに頭を巻き込まれて死亡し、もう1人の男は取り逃がしてしまいます。

マクレーンは現場を封鎖して捜査を開始すべきと空港警察のロレンゾ署長に進言しましたが、ロレンゾは相手にしません。

納得がいかないマクレーンは、ナカトミビルの時に知り合ったロスにいるパウエル巡査に死んだ男の指紋情報を送り、照会してもらいます。

その結果、マクレーンが殺した男は、2年前に死んだとされていた元アメリカ陸軍軍曹と判明します。

何か大きな陰謀が動いている予感がしたマクレーンは管制部長のトルドーに事の次第を話します。

その時、突如滑走路の着陸誘導灯が消え、計器着陸誘導装置も作動不能に陥り、上空の旅客機が着陸できなくなってしまいました。

【承】ダイハード2 のあらすじ②

テロリストとの戦い

トルドーは燃料が豊富な飛行機は他の空港に回し、着陸態勢高度にある飛行機は上空で旋回させるよう指示を出します。

そんな中、管制塔に1本の電話がかかってきます。

電話の相手はテロリストのスチュアートで、空港の管制システムを乗っ取り、上空を飛ぶ飛行機を人質にしたと進言します。

その目的は、間もなく護送されてくるエスペランザの奪還である事を明かし、エスペランザの乗った飛行機の到着を指定の滑走路にさせることと、貨物機を準備することを要求します。

マクレーンは部外者扱いされ、管制室から追い出されてしまいます。

管制機能を復旧させるべく、主任エンジニアのバーンズが建設中の新ターミナルにある新管制塔へ向かいます。

追い出されたマクレーンは空港の地図を管理しているマービンと出会い、新管制塔への近道を教えてもらいます。

SWATに護衛されて向かうバーンズですが、作業員に変装したスチュアートの部下が待ち受けていました。

SWAT部隊は全滅し、バーンズも負傷してしまいます。

そこへマクレーンが合流し、銃でテロリストに応戦します。

敵を全滅させるも、結局新管制塔は爆破されてしまい機能回復は失敗に終わります。

警告に従わなかったうえに部下を殺されたスチュアートは報復として、旅客機に管制指示と誤った情報を与えて墜落させます。

【転】ダイハード2 のあらすじ③

テロリストのアジト

トルドーはバーンズになんとか飛行機と連絡を取る手段を考えろと指示を出し、バーンズはビーコン信号で連絡を取る事を思いつきます。

そして飛行機と連絡をとり、パイロットにテロリストの件を伝えることに成功します。

さらにトルドーは軍に協力を求め、グラント率いるテロ特殊部隊が到着します。

そこへスチュアートから、エスペランザの乗った飛行機を着陸させるため、滑走路に誘導灯を付けるが他の飛行機は着陸させるなと管制塔に連絡し、トルドーはそれに従います。

エスペランザが来ることがわかったマクレーンは滑走路へ向かいます。

飛行機が着陸し、マクレーンはエスペランザの身柄を抑えますが、そこへスチュアートが現れ、銃撃戦となります。

マクレーンはコックピットに閉じ込められてしまい、そこへ手榴弾を投げ込まれ、追い込まれてしまいます。

マクレーンはパイロットの椅子に座り、緊急脱出ボタンを押し、手榴弾の爆破と共に上空へと飛び出し、脱出します。

マクレーンは、スチュアートがエスペランザが到着してすぐ迎えに来たことからアジトが近くにあるかもしれないとバーンズに言われます。

そしてバーンズから12年前に空港が滑走路を伸ばした際、管制塔の配線関係を地下に埋めたことを聞き、配線が埋まっている場所をまわり、近くの教会がアジトである事を突き止めます。

【結】ダイハード2 のあらすじ④

マクレーンの逆襲

マクレーンはバーンズが呼んだグラントの部隊と合流し、スチュアートの部隊と激しい銃撃戦を繰り広げます。

しかしここでもスチュアートには逃げられてしまい、グラントは彼の追跡を続けました。

残されたマクレーンは一味から奪ったサブマシンガンのマガジンが空であることに気づき、空港にいるロレンゾにスチュアートとグラントが仲間である事を伝え、貨物機の格納庫へと急行させます。

しかし、その頃空港内は、記者のソーンバーグがテロリストの存在をテレビで放送し、パニック状態に陥っていました。

ロレンゾをおいてマクレーンは特ダネを探していた記者のコールマンに依頼し、報道ヘリコプターで滑走路へと運んでもらいます。

スチュアートとエスペランザはグラントと合流しており、すでに貨物機で逃亡を始めていました。

マクレーンはヘリコプターから貨物機の主翼に飛び移り、補助翼の可動部に服を挟んで操作不能にします。

マクレーンに気付いたスチュアートは、彼を振り落とすべく同じく主翼に降り、拳での戦が始まります。

マクレーンはスチュアートに蹴り落とされながらも飛行機の燃費バルブを開けることに成功します。

スチュアートは補助翼に挟まった服を取り除きますが、燃料が漏れ出ていることには気づきませんでした。

飛行機から蹴り落とされたマクレーンは漏れ出た燃料にライターで火を点けると、炎が導火線のように燃料を伝い、航空機は大爆発します。

漏れた航空燃料の火が着陸誘導灯の代わりとなり、上空に残っていた航空機が続々と着陸に成功します。

マクレーンはホリーの無事を確かめ、抱き合います。

ダイハード2 を観た感想

マクレーンとテロリストとの戦いは手に汗握ります。

銃の撃ち合いの激しさは勿論ですが、格闘技を使いこなせてない泥臭い感じの組み合いが見ていてリアルティを感じます。

戦いに使えるなら、周囲にある物を何でも使うといった感じが、本当の死をかけた戦いのようで見ていて面白かったです。

空砲の撃ち合いという設定は見ていて面白かったです。

撃っている時に生死の戦いの中で発砲音がすれば誰も空砲とは思わないため、盲点を突いた面白い作戦だなと思いました。

作中で何度もテロリストに挑み、毎回先手を打たれ、受け身となる事が多かったマクレーンでしたが、ラストで大逆転の花火を打ち上げ、ストーリーとしてもスッキリとした気分で見終える事が出来ました。

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