監督:原恵一 2000年4月に東宝から配給
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルの主要登場人物
野原しんのすけ(矢島晶子)
主人公、ふたば幼稚園ひまわり組の5歳児。
野原みさえ(ならはしみき)
29歳、専業主婦。ひろしの妻。
野原ひろし(藤原啓治)
35歳、双葉商事勤務のサラリーマン、みさえの夫。
野原ひまわり(こおろぎさとみ)
野原家の長女であり、しんのすけの妹。
シロ(真柴摩利)
しんのすけに拾われ飼うことになった犬。
アクション仮面/郷剛太郎(玄田哲章)
しんのすけが最も憧れている正義のヒーロー。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル の簡単なあらすじ
ある日、アクション仮面の映画をクルーズ船で見るツアーに参加した、野原一家とネネちゃん、風間君、ボーちゃん、マサオ君とその母親たち。
夜、アクション仮面の映画鑑賞中に、猿たちに襲われ、大人たちが全員連れ去られてしまいます。
残された子供たち、しんのすけたちは、親を助けるために島に乗り込みます。
船に残されたひまわりとシロも後を追います。
大人たちを連れ去った犯人の目的とは?しんのすけたちは、無事に親を助けることができるのでしょうか?
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル の起承転結
【起】クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル のあらすじ①
ある日、アクション仮面の映画の予告を見て、船旅をすることになった、野原一家と、ネネちゃん、ボーちゃん、マサオ君、風間君とそのママたち。
夜になり、アクション仮面役の郷剛太郎さんとともに映画鑑賞が始まりますが、船には怪しい猿たちが現れます。
映画も途中で止まってしまい、気が付くと周りには大勢の猿が。
猿たちは、大人たちを全員連れ去ってしまいます。
親がいなくなったことで動揺する子供たち、船内のどこを探しても見つかりません。
夜が明けても親が帰ってこないため、しんのすけたちは、話し合って、島へ親を探しに行くことにします。
ひまわりは危ないからとシロと船でお留守番です。
準備が整ったしんのすけたちは、ジェットスキーで島へとたどり着きます。
浜辺には、大人たちと猿たちの足跡がありました。
しんのすけたちは足跡をたどり、島の中へ。
島の中は、とても暑いため、冷静でいられなくなります。
そこで、風間君は、みんなで飲み物を飲もうと、しんのすけにコーラを出すように言います。
しかし、しんのすけが持ってきたものは醤油でした。
他に持ってきたものは、枕や楽器などしかありません。
ボーちゃんの助言で、動物よけとして歌を歌い、楽器を鳴らしながら歩きますが、歌うことに夢中になってしままったため、足跡も見失い、すっかり迷子になってしまいました。
すると、ボーちゃんが水の音を聞こえたと言うので、ついていくと、そこには川がありました。
川で水を飲もうとしましたが、凶暴なワニがいたので飲めません。
そこで、マサオ君をオトリにして、しんのすけたちは水を飲むことにします。
マサオ君は必死にワニから逃げ、無事にしんのすけたちのもとへと帰ってきました。
肝心のマサオ君の分は、入れ物がなかったため、仕方なく、しんのすけのほっぺから水をもらいます。
一方、船に残され、待ちくたびれたひまわりは、オムツとミルクを持ち、シロとともに、小さな船で島に向かいます。
【承】クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル のあらすじ②
夜、しんのすけたちが、丘の岩穴で休み、怖い話をしていると、不気味な気配がします。
おびえるしんのすけたちですが、現れたのは、しんのすけを追ってきたひまわりとシロでした。
しんのすけに会えて安心したひまわりはしんのすけの前で号泣。
ひまわりは、ミルクを飲み、空腹のしんのすけたちにも、ミルクをあげます。
疲れて寝たひまわりをたくましいと褒めながら、しんのすけたちも眠りにつきます。
一方、捕まった大人たちは、猿たちに脅されながら、作業をさせられています。
翌日、しんのすけたちは、ひまわりも連れて歩き進め、崖を登ります。
が、途中でマサオ君が滑り落ち始めたことから、しんのすけたちも一緒に崖を降り、川に落ちます。
ギリギリで助かり、バナナの木を見つけます。
バナナを食べていると、後ろには大勢の怒った猿たちが。
しんのすけたちは逃げますが、シロ、ネネちゃん、ボーちゃん、マサオ君は捕まってしまいます。
しんのすけとひまわりは、ひまわりが泣き出したことで、不思議と猿たちがその場から去っていき、助かりました。
線路をたどって行くと、カラフルな大型船を見つけます。
そこで、猿たちに捕まる大人たちや、用を足す怪しいアフロ頭の男の姿を目撃します。
この中に大人たちがいるようだと考えたしんのすけたちは、船に忍び込みます。
船に入ると、パラダイスキングと名乗るアフロ男は、縛られた郷剛太郎の前で、島で、猿たちを制圧し、支配し、パラダイスキングになったこと、そして、猿たちにできることには限界があり、人間の奴隷も必要になったのだと話します。
さらに、アクション仮面を倒せば、アクション仮面より強いパラダイスキングに懐くようになるだろうと考えていました。
ネネちゃんやボーちゃん、マサオ君、風間君たちを人質に、アクション仮面に闘うように言います。
郷剛太郎は複雑な表情を浮かべます。
【転】クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル のあらすじ③
一方、ひろしとみさえは、ロッカーに閉じ込められてしまいます。
そこへ、しんのすけとひまわりが現れ、閉じ込められていた、人々をロッカーから出します。
縄がほどけないため、しんのすけと大人たちは、おしりで歩くことにします。
おしりで歩く人々の群れに、恐れおののく猿たちも逃げだします。
他の大人たちも助けることに成功し、次は、マサオ君たちを助けに行きます。
場面は変わり、猿たちに囲まれたリングの上で、パラダイスキングと、アクション仮面の闘いが始まります。
そこに、しんのすけたちが駆け付けます。
しんのすけは、居ても立っても居られず、リングの上にあがり、アクション仮面は、最後は必ず勝つのだと言い放ちます。
その言葉に鼓舞されたアクション仮面は、再び闘い始めます。
大人たちも一緒になって応援し、気合を入れるアクション仮面。
パラダイスキングに一撃を与えます。
そこでパラダイスキングは竹で囲いを猿たちに作らせます。
竹を使い飛び蹴りなどの技を繰り出すパラダイスキング。
アクション仮面は首を絞められ、ピンチにおちいります。
しんのすけは、アクション仮面を助けようとしますが、パラダイスキングのアフロの中へと入ってしまいます。
パラダイスキングは、アフロが乱れヘアセットをし直すことに夢中になったため、アクション仮面は助かります。
そこで、パラダイスキングは猿たちに人間たちを襲うように指示しますが、大人たちはおしりで歩くことて、阻止。
猿たちをさらにやっつけようと言う大人たちに、ひまわりが泣きながらダメだと言います。
大人たちは、猿たちはパラダイスキングに支配されていただけだと気づきます。
シロを頭に乗せてアフロになったしんのすけが、猿たちに、解散し、帰るようにうながすと、素直に猿たちは帰って行きました。
気づくと、パラダイスキングの姿もありませんでした。
大人たちは、パラダイスキングの後を追うことはやめて、船に帰ることにします。
【結】クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル のあらすじ④
ようやく落ち着いたと思いきや、ヘリコプターに乗ったパラダイスキングが現れます。
ダイナマイトを使い、船の周りを爆破し、人々を恐怖におとしいれます。
アクション仮面とともに、空を飛ぶ、しんのすけ。
ヘリコプターで迫るパラダイスキングの攻撃に耐えながら、キックをしたりしますが、アクション仮面の靴の中にダイナマイトを入れられたりと、うまくいきません。
落ちそうになるしんのすけを守りながら、アクション仮面は闘います。
再度船に近づくパラダイスキングを追い、アクション仮面も追いかけますが、なんと、燃料切れ。
落ちそうになりますが、パラダイスキングのヘリコプターにギリギリ乗ることに成功します。
アクション仮面は、ヘリコプターにつかまるだけで精一杯のため、しんのすけが、パラダイスキングを、くすぐったり、噛みついたりして闘います。
しんのすけの攻撃をかわし、そろそろ船を沈めようと、ダイナマイトに火をつけたパラダイスキングですが、しんのすけのおしりアタックで、気絶します。
アタックされた時に、パラダイスキングのアフロに入ったダイナマイト。
急いで取り除き、ヘリコプターに置き、しんのすけたちは、パラダイスキングを連れて、船のプールに飛び込みます。
直後、爆発するヘリコプター。
間一髪でした。
目覚めたパラダイスキングは、大勢の人々ににらまれ、両手を挙げて降参するのでした。
アクション仮面の映画の続きを最後まで見ることができ、ひろしとみさえに褒められ、終わります。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル を観た感想
この作品を見て印象に残ったシーンは、しんのすけとひまわりの兄弟愛と、しんのすけがアクション仮面応援するシーンです。
しんのすけが、妹ひまわりを心配して、船に残すシーンや、兄しんのすけを追いかけて、会えた時に号泣する妹ひまわりの姿は感動的でしたね。
まだ赤ちゃんであるひまわりが、家族に会えた時の安心感は大きかったと思います。
けなげでたくましいひまわりの姿には涙が出そうになりました。
また、アクション仮面が強くて、かっこいいこと、最後には勝つことを信じて疑わないしんのすけと、その姿に感化され一緒にアクション仮面を応援する大人たちのシーンに胸が熱くなりました。
子供が大人に強く言うなんて子供にとって、とても勇気がいると思います。
そんな勇気をもったしんのすけの姿にも感動しました。
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