監督:リチャード・カーティス 1999年9月に松竹/ギャガから配給
ノッティングヒルの恋人の主要登場人物
アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)
本作のヒロイン。ハリウッドのスター
ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)
イギリスのノッティングヒルの小さな旅行専門本屋の店主
スパイク(リス・エヴァンス)
ウィリアムの同居人
ハニー(エマ・チャンバース)
ウィリアムの妹
マーティン(ジェームズ・ドレイファス)
ウィリアムの店の従業員
ノッティングヒルの恋人 の簡単なあらすじ
イギリスの小さな本屋へ突然やってきたハリウッドスターのアナはそこで店の店主のウィリアムと知り合う。
ひょんなことからウィリアムの家に行くことになったアナはその飾らない人柄に親近感を覚え、二人は距離を縮めていく。
しかし、スパイクの失態から2人の関係がマスコミに知れることとなりいったんは別れてしまう。
最初はスターとの恋に臆病だったウィリアムも友達と妹の励ましやアナへの愛に改めてアナと向き合おうとする。
ノッティングヒルの恋人 の起承転結
【起】ノッティングヒルの恋人 のあらすじ①
イギリス西部の町ノッティングヒルで小さな旅行雑誌専門の本屋を営むウィリアムの店に、ある日女性が1人やってきました。
特に目的がありそうでもなく本を眺めている女性こそハリウッドの大スターであるアナ・スコットでした。
店を出た後、飲み物を買いに出たウィリアムと街中でぶつかって飲み物がアナの服にかかってしまい、服を乾かすために近くのウィリアムの家に行くことになりました。
どうしていいかわからないまま、懸命に服を乾かそうとするそんな誠実な態度に惹かれたアナは、映画のプロモーションのために滞在している高級ホテルにウィリアムを呼びだします。
たくさんの記者がいる中、マネージャーも不審に思いますが、何とかごまかしてインタビュアーとしてやってきたウィリアム。
そこで妹の誕生会に誘ってみると、本当にやってきたアナ。
最初はアナの友達や妹も驚きましたが、アナの偉ぶらない態度に親近感を覚え普通の友人として接してくれるのでした。
【承】ノッティングヒルの恋人 のあらすじ②
アナはウィリアムを自分のホテルへ誘いますが、そこにタイミング悪くアメリカから元の彼氏が訪ねてきてルームサービスと間違われたウィリアムをアナは招き入れることができませんでした。
半年後、昔売れない頃に撮ったヌード写真が世に出回るというスキャンダルに遭ったアナは失意のうちに、ウィリアムの所へやってきます。
アナをかくまうことになったウィリアムは最初は戸惑うものの、アナを受け入れます。
最初は階下のソファに寝ていたウィリアムでしたが、同居人のスパイクが何度もちょっかいを出してきます。
そしてスパイクの目を盗んで、ついに結ばれます。
一緒にセリフを覚える手伝いをしたり散歩をしたり2人の甘い時間が流れます。
アナの失踪がニュースになる中、ずっとこのまま2人で過ごすことができたらとウィリアムは願います。
またアナもこのままアメリカに帰ることなく、ウィリアムとの生活を続けていってもいいのではないかと思い始めていました。
【転】ノッティングヒルの恋人 のあらすじ③
ところが同居人のスパイクが酔ってアナが家にいることをマスコミにばらしてしまいます。
そして家の前にはたくさんのマスコミが押しかけ大騒ぎとなりました。
それはウィリアムの知らないことではありましたが、ウィリアムに裏切られたと思ったアナは怒った末にウィリアムの家を出てアメリカに帰ってしまいました。
1年後何とかアナの誤解を解こうとするためにウィリアムはアナのロケ現場まで訪ねていきますが、待っている間にたまたま共演者とアナが話しているのを聞いてしまい落胆し帰ってしまいます。
翌日、アナはウィリアムの本屋へとやってきます。
昨日の共演者との話は誤解だったと改めて自分の思いを伝えるアナでしたが、今度はウィリアムが再び大スターの地位に上り詰めたアナと自分の身分の違いを感じてしまい冷たい言葉を投げかけて、身を引くことを選びます。
落ち込むウィリアムを友達や妹はウィリアムの気持ちを察して優しい言葉をかけて励まします。
【結】ノッティングヒルの恋人 のあらすじ④
その中で1人だけ同居人のスパイクはウィリアムに本当にこのままでいいのかと尋ねます。
やがて友達も2人の恋を後押しして、新作映画のためにイギリスに来ていたアナの記者会見会場のホテルに向かうことになりました。
記者会見が終わるまでに到着しなければならないのです。
友達は車を出してくれてホテルまで猛スピードでウィリアムを乗せて向かいます。
記者のIDもなくウィリアムに友達の障害者の弁護士が会見場に入る手立てを考えてくれて、ついに記者会見場に着いたウィリアムはひな壇のアナに尋ねます「好きな人はいますか」マネージャーが遮る中アナは答えます。
「YES」と。
そして大勢の記者たちの中で抱き合う2人でした。
場面が変わり、映画賞の会場にリムジンが到着します。
大歓声の中、中から降りてきたのはファンに手を振るアナと少し恥ずかしそうなウィリアムでした。
ちいさな街の本屋さんとハリウッドの大スターの恋はこうして結ばれたのでした。
ノッティングヒルの恋人 を観た感想
もともとヒュー・グランドが好きでしたが、こういう普通の男性をやることが少なかったので、とても新鮮でした。
ジュリア・ロバーツも本物のハリウッド女優ですから女優感がすごかったです。
そんな2人が偶然の出会いで恋に落ちていくのは本当にはなかなかないシチュエーションです。
でも、実際にこんな恋があってもいいのかなと思います。
エルビス・コステロの「She」が流れる中、最後のリムジンから降りてくる2人がとても素敵でした。
またまわりの友達や妹もそれぞれにいろいろな問題を抱えながらも、そんな2人を普通の恋人たちとして応援する姿が素晴らしかったです。
コメント