映画「クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし?」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|橋本昌和

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~

監督:橋本昌和 2019年4月に東宝から配給

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし?の主要登場人物

野原しんのすけ(小林由美子)
主人公、ふたば幼稚園ひまわり組の5歳児。

野原みさえ(ならはしみき)
29歳、専業主婦。ひろしの妻。

野原ひろし(森川智之)
35歳、双葉商事勤務のサラリーマン、みさえの夫。

野原ひまわり(こおろぎさとみ)
野原家の長女であり、しんのすけの妹

シロ(真柴摩利)
しんのすけに拾われ飼うことになった犬。

インディ・ジュンコ(木南晴夏)
ドレジャーハンターの1人。魅惑のエメラルドを手に入れようとしている美女。信じられないほどの運のなさで性格も少しひねくれている。

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし? の簡単なあらすじ

ある日、みさえが、オーストラリアへ新婚旅行に行こうと誘います。

新婚旅行に行っていなかったこともあり、野原一家はオーストリアのグレートババァブリーフ島に行くことにしました。

島には仮面族と呼ばれる民族が暮らす村があり、姫に花ムコを差し出せば宝が手に入るという言い伝えがありました。

新婚旅行を楽しもうとするひろしとみさえですが、すれ違いからケンカをしてしまいます。

仲直りをしようとした夜、突然ひろしは仮面族に誘拐されてしまいます。

島に伝わるお宝を狙うトレジャーハンターに仮面族、そして野原一家のひろし争奪戦の幕開けです。

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし? の起承転結

【起】クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし? のあらすじ①

野原一家、新婚旅行へ!

 ある冬の日のこと。

帰宅したしんのすけとひろしに、水着姿のみさえがオーストラリアへ金環日食で記念写真撮影つきの新婚旅行へ行こうと提案しました。

今まで一度も新婚旅行に行っていなかったので、野原一家全員で、オーストラリアの秘境、グレートババァブリーフ島へ行くことにしました。

島には銅像があり、その手には10億円ほどの価値がある魅惑のエメラルドと呼ばれる緑色のレプリカがありました。

本物は、世界中のトレジャーハンターたちが狙っており、島には、宝がほしければ、花ムコをささげなさいという不思議な言い伝えが残されていました。

話を聞いた後、しんのすけがトイレに行きたくなったため、野原一家はツアーから離れます。

宝石が大好きなひまわりが、みさえと一緒に露店の指輪を眺めている間、ひろしとしんのすけはトレジャーハンターの変身セットを手に入れるため、射的に挑戦します。

結果、エミュー4頭とトレジャーハンター変身セットを手に入れることができました。

日本に帰ったらお宝探しをする約束をしたしんのすけとひろしの前に、突然、仮面族の集団に追われている1人の美女、インディ・ジュンコが現れます。

【承】クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし? のあらすじ②

連れ去られたひろし

ジュンコは魅惑のエメラルドを盗んだことで、仮面族たちに追われており、一度は仮面族たちを返り討ちにするのですが、数々の不運に見舞われ、魅惑のエメラルドを失ってしまいます。

もう一度魅惑のエメラルドを手に入れると誓ったジュンコが去った後、一連のやり取りを見ていたみさえは怒ります。

誤解がとけ、みさえは、新婚旅行の雰囲気を出そうと、腕を出したドレスを着ますが、ひろしに笑われてしまいます。

また、ドリンク無料券のために好きよと言うみさえにひろしもモヤモヤしてしまいます。

そこで、その日のディナーで、ひろしは、みさえを喜ばせようとクルーズディナー券を手に入れるためダンスコンテストに出場します。

見事に踊りきり、優勝しますが、みさえとひろしは、ちょっとしたすれ違いでケンカをしてしまいました。

その後、みさえは勘違いをしていたことに気づき、ひろしは昔を思い出し、仲直りをしようと考えます。

ひろしはみさえのもとへ走りますが、突如仮面族たちにさらわれてしまいました。

朝になっても、ひろしは戻らず、心配になったみさえは、しんのすけたちを連れてあちこちを探し回ります。

すると、仮面族の村の入り口でひろしが持っていたカバンを発見します。

みさえは、思い切って仮面族の村に入ります。

一度、仮面族に追い返されるのですが、ひろしは間違いなくここにいると感じたみさえは村を出るふりをして村の奥へと進みます。

すると、仮面族たちが列車に乗りどこかへ向かい始める場面に遭遇。

そこには怪しい煙を嗅がされながら拘束されたタキシード姿のひろしが。

驚くみさえたちの前に、ジュンコが現れ、仮面族は魅惑のエメラルドのために、ひろしを姫の花ムコにしようとしていると言いました。

すると、突然多くのトレジャーハンターたちがひろしを奪うために現れます。

みさえたちも必死でしたが、橋も壊され、救出できませんでした。

【転】クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし? のあらすじ③

みさえ、ひろしを救出へ。

橋も渡れず、取り残されてしまったみさえたちの前に、再びジュンコが現れます。

水陸両用に改造しておいたバギーを意気揚々と動かすジュンコですが、ここでも不運に見舞われ、すぐに故障してしまいます。

みさえたちは、ジュンコに一緒に連れて行ってほしいと言います。

ジュンコも仕方なく、みさえたちと行動をともにすることにします。

みさえたちは、ジュンコから、この島には宝がほしければ、花ムコを贈れ、天の指輪が輝くときという言い伝えがあることや、金環日食の日がその日にあたるという話を聞きます。

最初は、仲が悪いみさえとジュンコでしたが、道中に仕掛けられているワナをクリアしていくにつれ、母親として、妻として一生懸命なみさえにジュンコは心を打たれ、力を貸すのでした。

拘束されているひろしは腹痛だとウソをつき、逃げようとしますが、すぐに見つかり逃げることができませんでした。

カブトムシの仮面を被った怪力男の攻撃をかわし、妙な煙による幻覚など多くの困難と立ち向かい、ようやくひろしのもとへたどりついたみさえたちですが、ひろしからは、ここで姫と結婚するから日本へ帰れと言われてしまいます。

みさえたちは、村から追い出され、深い穴の中に落とされてしまいました。

みさえは、しんのすけたちに耳をふさいで歌うように言い、その間に大声でわたしはただ金環日食の日に家族みんなで写真を撮りたかっただけなのだと、涙ながらに叫びます。

そして、ひろしを信じ、姫を説得することに決めるのでした。

ひろしはみさえたちと本当は一緒に帰りたかったのですが、みさえたちを守るためにウソをついていました。

そして、仮面族の長に今から花嫁が来るから写真は持っていては駄目だと目の前で家族写真をビリビリに破かれてしまいます。

ショックで号泣するひろしのそばに、大型のドローンに乗ったウェディングドレス姿のみさえたちが現れました。

【結】クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし? のあらすじ④

例)美しき友情巨大な花嫁の正体とは?すべての謎が明らかに。

いよいよ金環日食が始まり、地響きとともに、何かがこちらに向かってきます。

仮面族の長は、姫が現れた!とひろしを姫が現れる場所に連れて行きました。

驚くことに、姫は巨大なコアラ、クイーンコアラだったのです。

そして、クイーンコアラはひろしをつかみ足の臭い嗅ぐと、興奮し、緑色のフンをしました。

その緑色のフンこそが魅惑のエメラルドだったのです。

仮面族たちは大喜びで魅惑のエメラルドを集め始めました。

するとそこに、ブルドーザーに乗ったトレジャーハンターが現れ、魅惑のエメラルドを次々と奪っていきます。

みさえは、姫を説得しようと試みますが、指で弾かれるなどおもちゃのように扱われてしまいます。

しんのすけたちは、みさえがクイーンコアラの相手をしている間に、ひろしの縄をほどき助けます。

ひろしは、しんのすけに本当のお宝とは人生をかけて夢中になれるもの、好きなものだよ。

大人になるまでゆっくり見つけろよ。

俺はとっくに見つけていると伝えました。

そして、みさえのもとにかけつけ、クイーンコアラのことなど眼中になく、見つめあいます。

そして、ひろしは、クイーンコアラに、一緒にはなれないから、靴下で我慢してくれと靴下を渡します。

怒ったクイーンコアラは、靴下をひろしの顔にたたきつけ、暴れ始めます。

暴走するクイーンコアラですが、しんのすけが、アラアラコアラアラコアラと歌を歌い、クイーンコアラを落ち着かせ、話をします。

しんのすけが、本当のお宝は、むチューってするものだから、クイーンコアラも自分でステキな人を見つけるのだと伝えると、クイーンコアラは失恋したかのような表情をし、仮面族の長とともに、海を泳いで帰って行きました。

クイーンコアラが去った後、ひろしは再びみさえにプロポーズし、ようやく新婚旅行で写真撮影をすることができました。

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ?失われたひろし? を観た感想

この作品は、みさえとひろしに焦点をあてたストーリーでした。

声優さんもしんのすけとひろしの2人が変わったこともあり、再びひろしがみさえにプロポーズをしたシーンなどは、新たな野原一家がスタートした節目のようにも感じ感動しました。

また、母親父親という役割とは別に、恋人同士のような2人の姿がとてもステキでした。

みさえの強さ、たくましさも描かれており、特に、しんのすけたちに耳をふさぐように指示し、1人で本音を言うシーンは、思わず泣いてしまいました。

子供たちの前では気丈にふるまっていたみさえの気持ちを思うと切なくなりましたね。

母親として、父親として、妻として、夫として、あらゆるシーンで、共感でき、感動できる作品でした。

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