監督:本郷みつる 1996年4月に東宝から配給
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険の主要登場人物
野原しんのすけ(矢島晶子)
主人公、ふたば幼稚園ひまわり組の5歳児。
野原みさえ(ならはしみき)
29歳、専業主婦。ひろしの妻。
野原ひろし(藤原啓治)
35歳、双葉商事勤務のサラリーマン、みさえの夫。
トッペマ・マペット / メモリ・ミモリ姫( 渕崎ゆり子)
ヘンダーランドで出会う魔法が使えるネジ巻きで動く人形の女の子。
ぶりぶりざえもん(塩沢兼人)
しんのすけが考えた救いのヒーロー豚。
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 の簡単なあらすじ
ある日、しんのすけは幼稚園での遠足で、話題の遊園地、ヘンダーランドに行きます。
ヘンダーランドで若い女性を追いかけていくうちに迷子になるしんのすけ。
そこで、立ち入り禁止のテントで、人形のトッペマ・マペットと出会います。
トッペマ・マペットに世界征服を狙うオカマ魔女を倒してほしいと言われ、しんのすけは、スゲーナスゴイデスのトランプを使い、クレイジー・マッドや、チョキリーヌ・ベスタなどの敵と闘うことに。
しんのすけは、オカマ魔女たちを倒し、世界を救うことができるのでしょうか?
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 の起承転結
【起】クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 のあらすじ①
とある国で、メモリミモリ姫を救うためにオカマ魔女と闘うゴーマン王子。
オカマ魔女を倒すことができず、ゴーマン王子は呪いをかけられてしまいます。
誰か、メモリミモリ姫を、ヘンダーランドを救ってくれと言いながら闇に飲まれてしまいます。
場面は変わり埼玉。
しんのすけは、幼稚園での遠足で群馬のヘンダーランドに行きます。
そこで、しんのすけは、若い女性に声をかけるうちに、迷子になり、立ち入り禁止のテントの中に入ってしまいます。
テントの中を探索していると、サーカス団長クレイジー・マッド(以下クレイジー)に出会い、立ち入り禁止だから出ていくようにと言われます。
話を聞かない、しんのすけに、クレイジーは、特別に操り人形を見せて帰らせようとします。
人形は途中で動かなくなり、しんのすけは、ぜんまいのネジが切れたのだとネジを巻きます。
すると、人形は意思を持ち動き始め、トッペマ・マペットだと名乗りました。
そして、クレイジーは敵で、世界を征服しようとしていると説明します。
しんのすけが、トッペマの話を信じた途端に、クレイジーは恐ろしいオオカミ男に変身しますが、トッペマが持っていた、スゲーナスゴイデスのトランプの魔法により、クレイジーを石にでき、助かります。
そしてそこに、チョキリーヌ・ベスタ(以下チョキリーヌ)という美女が現れます。
チョキリーヌも敵であり、トランプを探していました。
トッペマとしんのすけは逃げようとしますが、トッペマはチョキリーヌに呪いをかけられ、トランプとともに消えてしまいます。
チョキリーヌに、今までの話は、アトラクションの一部だとごまかされ、トッペマのネジを手に、しんのすけは帰宅します。
【承】クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 のあらすじ②
帰宅したしんのすけが、不安な気持ちでお風呂に入っていると、そこへトッペマが現れます。
そして、トッペマから、ヘンダ—城はオカマ魔女(マカオとジョマ)のアジトであり、オカマ魔女はトッペマの世界を滅ぼし、次は世界征服を狙っていること、オカマ魔女たちを倒すにはスゲーナスゴイデスのトランプが必要であること、トランプが使えるのは生きた人間だけだという話を聞きます。
トッペマは、しんのすけに、一緒にオカマ魔女を倒してほしいと言いますが、しんのすけは断ってしまいます。
そして、しんのすけはトランプを持ったまま、平和な日々を過ごします。
ある日、幼稚園に先生の助手としてス・ノーマン・パーという雪だるまが現れます。
ス・ノーマンはトランプを持ったしんのすけを狙って現れたオカマ魔女の手下でした。
そして、ス・ノーマンはしんのすけの家にまでやってきます。
夜、みさえとひろしはス・ノーマンのお酒で眠らされ、しんのすけは1人で、闘うことになります。
しんのすけは、トランプで、アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんを呼び出し、ス・ノーマンを追い払うことに成功します。
その後、ス・ノーマンが置いて帰ったヘンダーランドのチケットを使用し、野原一家はヘンダーランドへ行きます。
嫌がるしんのすけをよそに、ひろしとみさえはヘンダーランドを楽しみ帰宅します。
帰宅後お風呂に入っていると様子がおかしいひろしとみさえ。
襲われそうになるしんのすけですが、トッペマによって助かります。
なんと、みさえとひろしは人形に入れ替わっていたのです。
みさえとひろしを助けるには、ヘンダーランドへ行くしかありません。
トッペマはチョキリーヌの呪いで暗くならないと姿を現せないということで、夕方待ち合わせをすることになりました。
ヘンダーランドへ着いたしんのすけですが、トッペマとの約束の時間まで待つことができず、1人でヘンダーランドの中へ入っていきます。
【転】クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 のあらすじ③
ヘンダーランドに入ると、タンクトップを着たクレイジーが待ち構えていました。
しんのすけは、線路上で、さっそくトランプを使い、電車に変身し逃げます。
汽車に乗り追いかけてくるクレイジーに、しんのすけは、さらにトランプを使い、アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんを呼びだします。
しかし、アクションビームもカンタムパンチも効きません。
そこで、ギリギリで進路変更をし、クレイジーを壁に衝突させる作戦へ。
線路の切り替えポイントをギリギリでトッペマが操作し、無事にクレイジーを倒すことができ、タンクトップに変えられていたひろしも救うことができました。
みさえも、誰かの衣類として身に着けているはずと考え、敵を探すことに。
すると、そこへチョキリーヌが現れます。
トッペマは、しんのすけにトランプを数枚投げるように言い、チョキリーヌとともに自爆し、チョキリーヌを倒し、ブラジャーに変えられていたみさえを助けることに成功しました。
トッペマは力尽き、しばらく休むことになりました。
マカオとジョマを倒すべく、野原一家はヘンダ—城へ乗り込みます。
そこで、マカオとジョマと、野原一家が勝てばこの世界から出ていくことを条件にダンス勝負をすることにします。
マカオとジョマはバレエを、野原一家は阿波踊りを披露します。
野原一家の熱心な踊りを見た審査員は、高得点を出し、野原一家が勝ちますが、マカオとジョマが審査員を追い払い、勝負をなかったことにします。
そして、スゲーナスゴイデスのトランプを使って、世界の運命をかけたババ抜きをしようと言います。
【結】クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 のあらすじ④
緊張感の漂う中、ババ抜きを行う野原一家とオカマ魔女。
みさえがババ抜きをクリアし、ひろしの順番へ、夜が明けるほど長時間悩んだ結果、クリアしたひろしでしたが、しんのすけがクリアできず、オカマ魔女が勝ってしまいました。
しんのすけは、トランプを使いますが、ジョーカーだったため、トランプからスゲトラちゃんが出てきます。
そしてスゲトラちゃんから、ジョーカーのトランプは魔法の源なので、魔法のトランプとしては使えないということ、マカオとジョマの弱点は城の上部にある、ステンドグラスにジョーカーのトランプをかざせば倒せるということを聞きます。
急いで、ステンドグラスへ行く野原一家。
マカオとジョマも必死に追いかけてきます。
ひろしや、みさえが、マカオとジョマを引き付ける中、必死で走るしんのすけ。
ギリギリのところで、しんのすけがステンドグラスにジョーカーをかざし、マカオとジョマを倒すことに成功します。
すると、城が次々と崩れ始めました。
野原一家は、必死に逃げ、城のいちばん上にあるタスカル—という非常脱出装置を使い、助かります。
そこへ、現れたのは、トランプを渡せと言う、ス・ノーマン。
すぐに、メモリミモリ姫が現れ、ス・ノーマンにかけられた呪いを解き、ス・ノーマンはゴーマン王子に戻りました。
そして、閉じ込められていたメモリミモリ姫は、ずっとしんのすけのそばにいたトッペマだったとわかりました。
メモリミモリ姫たちはもとの世界に帰り、結婚し、幸せに暮らしました。
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 を観た感想
ひろしとみさえが人形になってしまったり、ス・ノーマンに脅されるシーンは、少し怖かったですが、全体として、緊張と緩和がバランスよく、飽きずに夢中になって見ることができました。
昔のクレヨンしんちゃん特有の柔らかな雰囲気で描かれており、キャラクターたちがとても可愛いかったです。
また、はじめはオカマ魔女たちと闘うことが怖いと言うしんのすけでしたが、ひろしとみさえのために、1人でも立ち向かう、その勇気には涙が出そうになりました。
子供もいつも喜んで見ており、何度も見せてと言ってくるほとお気に入りの映画の1つです。
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