「君に届け」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|熊澤 尚人

映画 君に届け

監督:熊澤 尚人 2010年9月に東宝から配給

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君に届けの主要登場人物

黒沼爽子(多部未華子)
本作の主人公。陰湿な見た目のせいで付いたあだ名は「貞子」。しかし本当は思いやりのある心の綺麗な女の子。恋に鈍感。

風早翔太(三浦春馬)
優しく笑顔の爽やかなクラスの人気者。入学初日に爽子の笑顔に恋に落ちる。

矢野あやね(夏菜)
爽子をいつも気にかけてくれる姉御肌なクールキャラ。恋に敏感。

吉田千鶴(蓮佛美沙子)
明るく元気な活発少女。喧嘩は強いが情に厚く、友達思い。龍の兄に一途。恋に疎く龍の思いに気付かない。

真田龍(青山ハル)
千鶴の幼なじみ。小さい頃から千鶴一筋、野球部所属の熱い男。

君に届け の簡単なあらすじ

長い黒髪と細い手足のせいで周囲に怖がられ、「貞子」というあだ名まで付けられた主人公、黒沼爽子。

でも実は思いやりのある優しい子であることをクラスの人気者の風早翔太は知っていました。

爽子の優しさと時折見せる笑顔に恋に落ちた風早は、爽子のことが気になって仕方ありません。

一方、恋愛に疎い爽子は風早の思いに気付かないどころか、自分の風早に対する思いまできちんと理解していないのでした。

2人の甘く切ない恋模様と、爽子の周りを取り巻く人間味溢れる暖かい友達関係、誰もが懐かしさを覚える学校行事のあれこれが沢山詰まった作品です。

君に届け の起承転結

【起】君に届け のあらすじ①

出会い

幼稚園の頃、友人に座敷童のようだと言われたことをきっかけに、人の役に立つことを毎日の目標にしてきた爽子。

そんな心優しい爽子も、小学生の頃遊具の丸い穴から出てきた際に、長い黒髪のせいか、「貞子」と名付けられてしまいました。

それをきっかけに、爽子は怖がられ、避けられ、いつしか、暗く内気な女の子になってしまいました。

しかし、入学当日、爽子は道に迷っていた男子高校生、風早翔太に学校の場所を教えてあげます。

風早は春にぴったりな爽やかな笑顔を向けて「ありがとう」と言いました。

風早は爽子の頭にのった桜の花びらを取り、爽子の手のひらに乗せます。

爽子は緊張して立ち竦んでいます。

頷くのが精一杯です。

そして風早が立ち去ろうとしたその瞬間、ビュンっと爽やかで暖かい春風が吹きました。

振り返ると、あのずっと下を向いていたさっきの女の子が桜の木を見て笑顔を浮かべていたのです。

風早翔太はその後ずっとその子の笑顔が忘れられませんでした。

 

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【承】君に届け のあらすじ②

肝試し

クラスが同じになった爽子と風早。

クラスメイトのために、困っている人のために行動する爽子を影から見守る風早。

爽子は高校でも「貞子」の噂が絶えず、周りに人はいませんでした。

しかし、この物語はこの2人だけで完結しません。

クラスでは風早の提案で肝試しを行うことになりました。

これをきっかけに、矢野と吉田の2人は爽子の人の良さにだんだんと気づいていきます。

肝試しの罰ゲームを受けることになった風早。

その内容は爽子と一週間付き合うというものでした。

爽子が好きなのか聞かれた風早はその言葉を否定しません。

クラスがざわつく中、風早は爽子を思うと怒らずにはいられませんでした。

爽子は、風早が自分に親切なのは風早が優しいからだと言って教室を後にします。

風早は爽子を追いかけます。

爽子が泣きながら歩いていることがわかり、風早は驚きました。

爽子は風早に迷惑をかけてしまったことを深く悲しんでいました。

そして、風早のことは今もこれからも尊敬していると言い、自分の気持ちにみじんも気付かれていない風早はなんとも言えない気持ちになるのでした。

 

【転】君に届け のあらすじ③

深まる仲、現れる恋敵

新学期の席替えで、1番にくじを引いた爽子。

クラスメイトが口々に爽子の隣は嫌だと騒ぎ立てる中、風早は爽子の隣に、矢野と吉田と真田はそれを取り巻くように座るのでした。

気づけば、爽子の周りには優しい人で溢れていました。

初めての寄り道をして、喜ぶ爽子。

そんな中、風早と爽子の仲をよく思わない人物、くるみが爽子の前に現れます。

くるみに吹き込まれた爽子は、風早や矢野、吉田は自分のせいで評判が落ちてしまっていると思い、みんなを避け始めるのでした。

矢野と吉田を思い、2人は友達ではないと先生に話したところ、偶然矢野と吉田はそこを通り、聞いてしまったのでした。

2人も初めは爽子を信用していましたが、とうとう信じることができなくなってしまいました。

しかし、ここで、風早が一役買います。

風早は、迷惑かどうかは爽子が決めるものでもなく、噂も関係のないことだと爽子に向かって言います。

矢野と吉田の悪口を聞いた爽子は今の言葉を取り消すようにその女子たちに迫り、騒ぎが始まってしまいます。

2人への本当の思いを言い放った時、矢野と吉田が騒ぎに駆けつけ、騒ぎも3人の友情決裂にも終止符が打たれるのでした。

しかし、ここで別の問題が浮上してきました。

それは、くるみの存在です。

爽子本人は良いお友達と思っているものの、くるみのおかしな言動を矢野は疑問に思うのでした。

しかし、爽子に嘘の手紙を渡したことが矢野たちによりばれたくるみは、本性を表します。

爽子のことなど1度も友達に思ったことがないと言い放ち、爽子は心を痛めるのでした。

 

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【結】君に届け のあらすじ④

君に届け

時は流れ、季節はクリスマス。

風早の思いに未だに爽子は気付いていません。

パーティーの下見に来た2人ですが、自分の気持ちが届いているのか、もどかしくなった風早は、バスを待つ爽子に彼女になってほしいと告白します。

しかし、爽子は困ってしまい、何も言えないままバスに乗り、その場を立ち去ってしまうのでした。

パーティーに参加しなかった爽子。

恋愛に奥手だった爽子は、風早と付き合うことを不安に感じていたのでした。

その旨を矢野と吉田に伝えると、自分の気持ちをしっかりと伝えるように促され、爽子は気持ちが前に動きます。

一方、真田とキャッチボールをしている風早は、真田との会話をきっかけに、自分は爽子をちゃんと思いやれていなかったことに気付きます。

そして、手続きのために先生が預かっていた爽子の生徒手帳を渡された風早は爽子の顔写真を見てニッコリ悲しげに笑いました。

何気なく最後のページを開くと、そこにはあの日、爽子から取ってあげた桜の花びらが入っていたのでした。

あの日の桜の木下で、風早を見つけた爽子は自分の思いを辿々しく、ゆっくり丁寧に風早に伝えました。

風早も同じ思いを伝え、2人は嬉しそうに微笑み合うのでした。

 

君に届け を読んだ読書感想

今の中高生は1度は耳にしたことがあるであろう少女漫画原作の実写映画です。

王道のようで王道じゃないストーリー展開は、きゅんきゅんすること間違いなしです。

三浦春馬演じる風早翔太の着飾ってない爽やかな笑顔で公開当時は日本中の女子がトリコになったことでしょう。

人に優しくできる人の周りには同じように心の温かい人たちが集まってくることを襲えてくれ、素朴で日常的でゆったりとした作品。

今をときめく豪華俳優陣の演技力、当時漫画ではまだ発売されていなかった物語の結末、切なくて儚げな主題歌などなど、見所盛り沢山の映画です。

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