映画「ゴジラVSコング」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|アダム・ウィンガード

映画「ゴジラVSコング」

監督:アダム・ウィンガード 2021年7月2日に東宝(日本上映の場合)から配給

ゴジラVSコングの主要登場人物

ネイサン・リンド(アレクサンダー・スカルスガルド)
地底空洞説の提唱者だが、否定され落ちぶれている。モナークとも縁が切れている。

マディソン・ラッセル(ミリー・ボビー・ブラウン)
マークラッセルの娘で現在は高校生。ゴジラは人類の救世主と信じている。

アイリーン・アンドリューズ(レベッカ・ホール)
モナークの研究員。

バーニー・ヘイズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)
陰謀論者で大怪獣の真実をネットで放映している。エイペクス社に5年間、潜入していた。

ジア
骸骨島の先住民族でコングと手話を通じて意思の疎通を図れる。

ゴジラVSコング の簡単なあらすじ

ゴジラ対策としてコングを管理するモナーク。

ネイサンは地底空洞説を提唱し、モナークのアイリーン、ジアと一緒にエイペックス社の支援で南極にコングを連れていき、コングは地底空洞で自分の故郷を見つけます。

ゴジラが香港に現れ地底空洞まで穴をあけると地底空洞から戻ったコングとゴジラは戦闘を開始しますが、ゴジラの勝利となります。

メカゴジラの起動と同時に暴走しゴジラを圧倒するメカゴジラですが、ジアが、コングにゴジラは敵ではないと手話で伝えコングはゴジラと共闘しメカゴジラを倒します。

ネイサン、アイリーン、ジアは第2の故郷である地底空洞で新生活を満喫するコングを見つめるのでした。

ゴジラVSコング の起承転結

【起】ゴジラVSコング のあらすじ①

髑髏島のキングコングとゴジラの出現

ゴジラがキングギドラを倒して地球の王者となってから5年が経過した2024年、髑髏島のコングの先祖もゴジラの先祖と因縁の対決があったことからモナークに目を付けられモナークの研究施設に収容されます。

陰謀論を信じるバーニーが、エイペックス本社の研究所からサブレベル33の単語を見つけるとゴジラが出現しあわてて施設へと向かうバー二は、ゴジラの火炎放射でエイペクスの工場一帯が破壊され、謎の金属が赤く光っているのを見つけます。

地下空洞の冒険で兄を失い失意に苦しむネイサンにシモンズと芹沢博士は南極の地下空洞に磁場エネルギーの発見や重力の影響をうけない乗り物ピーブを発明したことをネイサンに説明するとネイサンは地下空洞は巨大生物の故郷でエネルギーは巨大生物の帰巣本能を利用して道案内を頼めると説明しシモンズはネイサンを地下空洞の探索リーダーとして迎えるのでした。

モナークの研究所で働くアイリーンにネイサンが計画を話すとコングを故郷に返したい気持ちから計画に賛同します。

マディソンはネットで流れるバーニーの意見に賛同し友人のジョシュと一緒にチャイナタウンにいるバーニーと出会うと3人はエイペックス社に潜入することを決めます。

タスマン海を航行中にマイアも父親のシモンズの代わりに乗船します。

甲板で大量の魚を食べるコング、船内でアイリーンとネイサンはジアとコングの意思疎通ができることに注目して手綱を握れないか話しているとゴジラの出現で緊急事態へと移行し、ゴジラと戦うコングはお互いに格闘戦となり殴り合います。

コングはゴジラに海中に引きずり込まれ深海へと連れていかれます。

アイリーンの提案で軍船の水雷が発射してゴジラに命中したのでコングは軍の輸送船にもどれますが、水を吐き出して甲板の上で寝転ぶコングです。

ネイサンの死んだふりの提案に全海軍のエンジンを止めたことでゴジラは去っていきます。

【承】ゴジラVSコング のあらすじ②

マディソン達は香港で真実を知るのと南極の地底の広大な大地

マディソン達は破壊されたエイペックス社の工場に潜入するがすでに何も無く、地下エレベータからサブレベル33まで降りて地下施設を探索していると人の声を聞いてマディソン達は慌てて隠れると自動運搬車の中で、スカイクローラの卵を発見すると扉は閉じて目的地の香港まで運ばれます。

コングは南極の地下空洞まで数十機の輸送ヘリで宙づりにされて運ばれ地下空洞手前で到着するとモナークの施設からジアが故郷だと手話でコングに知らせますが、地下空洞へは行こうとしません。

ジアがコングに家族がいるから中へ入るようにと手話で再度、指示を出すとコングは空洞の中へと入っていくので、コングの後を3体のピーブで追跡するネイサン、アイリーン、ジア、マイア達はさらに地下へとつながる空洞に吸い込まれ地底世界へとたどり着き広大な大地を目にします。

サイコバルチャーに襲われ1機のピーブが撃墜しますが、コングの助けにより危機を脱しさらにコングは火山地帯の頂上を目指す途中で未確認生物と遭遇しますが、コングは気にせず反重力の発生する場所へと向かい反対側の大地へと降り立ちます。

コングが目的地に到着し大地に刺さった斧を抜き崖のくぼ地の場所に座ります。

マディソン達は地下の大広間で芹沢蓮が操るメカゴジラと養殖されていた幼体のスカイクローラーの戦闘をまのあたりにし、ゴジラがエイペックス社を襲ったのもキングギドラの死体が理由でギドラの3つの頭部をコンピューターのメカゴジラに搭載しテレパシーで操作していると推理、さらに芹沢蓮がパイロットとして操っていることをマディソン達は発見します。

香港にゴジラが出現し市民はパニックでシェルターに避難している頃、地下洞窟ではコングが持っている斧に地球の磁場エネルギーが反応しゴジラの背びれのように青く光ると香港にいるゴジラも反応し地底空洞に向けて火炎放射を放ちます。

【転】ゴジラVSコング のあらすじ③

香港でゴジラとコングの2度目の戦い

マイアが磁場エネルギーを回収すると同時にゴジラの放射熱が地下空洞まで貫通し、大量のヘルホークに襲われるネイサン、アイリーン、ジア、マイア達です。

マイアとエイペックス社の傭兵は一足先にピーブに逃げ込み脱出を図るが、前方にコングがいるので背中に銃撃をするとマイア達のピーブはコングに握りつぶされます。

ゴジラが火炎放射であけた穴を通って、コングが香港の地上にでるとコングとゴジラはお互いに威嚇しあい戦闘が開始、ゴジラは熱放射を放ちますがコングに首を抑えられる不利な展開になります。

ゴジラがコングを引き離し火炎放射を放つとコングはビルとビルの間を通って逃げ延び、ネイサン、アイリーン、ジアの乗るピーブも地上の香港へと到着しゴジラとキングの戦闘の中を逃げながら飛行していきます。

コングがゴジラの熱放射を建物の一部で吸収させ、両腕をゴジラの頭に叩きつけますが、ゴジラも気絶から目が覚めて再度、戦闘が始まりゴジラの突進攻撃によりコングは倒されます。

コングは戦う意思を見せますが、ゴジラはその場を去ろうとします。

エイペックス社の警備員につかまったマディソン達はシモンズの前に連行され、シモンズからゴジラを倒すチャンスを手に入れ地球の玉座に座るつもりだと知らされます。

シモンズはメカゴジラの起動を指示しますが接続に問題が生じ暴走したメカゴジラの腕がモニタルームを攻撃したことでシモンズが死亡します。

接続に失敗しパイロットの芹沢蓮もヘルメットの電流が逆流して死亡します。

暴走したメカゴジラは火炎放射を放ちながら香港の街を焼き払うとゴジラめがけて攻撃を開始し圧倒的な強さを見せつけます。

マディソン達は暴走したメカゴジラを止めるためにメカゴジラのコンピューターにアクセスしますがパスワードの入力を受け付けつけず、ゴジラはメカゴジラの前に手も足も出ない状態が続きます。

【結】ゴジラVSコング のあらすじ④

メカゴジラの前にライバルであるコングとゴジラが共闘

ゴジラとの戦闘の影響で瀕死のコングにアイリーンが膨大な電力が必要という提案にネイサンがピーブの動力を自動体外式除細動器として利用することを思いつき、コングの胸に着陸したピーブを限界まで起動させネイサンが脱出した後、爆破させるとコングが目覚めます。

ジアの手話から「ゴジラは敵ではない、悪いのはメカゴジラ」と伝わる悲痛な訴えにコングも同意しゴジラがメカゴジラの火炎放射を至近距離から浴びせられる直前、コングがメカゴジラの頭部に飛びつき火炎放射は上空へとむけられます。

キングとコングが協力してメカゴジラに挑みますがダメージを与えることができず、ゴジラとメカゴジラが戦闘中にコングは持ってきた斧を見つけメカゴジラに斬りかかりますが、それでもメカゴジラにダメージを与えることができません。

コンピューター室でパスワードを入力するジョシュがバーニーの持っていたお酒をコンピューターにかけると誤作動を起こして発熱が発生しメカゴジラの出力が落ちます。

コングを攻撃していたメカゴジラの出力が落ちて尻尾のドリルが止まるとゴジラは火炎放射をキングの斧にめがけて放ちます。

コングが火炎放射のエネルギーを吸収し青く光った斧でメカゴジラに斬りかかりるとメカゴジラの両腕、両足の切断に成功して倒れたメカゴジラの首を引っこ抜き勝利の雄たけびをあげるコングですが、疲労で街中に座り込みます。

市民はシェルターから解放されマディソンを探しに来た父親と再会しお互いの無事を喜び、ネイサン、アイリーン、ジアも無事でした。

ゴジラの咆哮で立ち上がるコングはお互いににらみ合いますが、コングが斧を捨てたことでゴジラにも戦闘の意思はなく海へと去っていきます。

その後、アイリーン、ジア、ネイサンは地下空洞の第2の故郷で新生活を満喫するコングの姿を見つめるのでした。

ゴジラVSコング を観た感想

冒頭シーンでコングが目覚めてお尻をかく姿はまさにおっさんでした。

生身の人間が入っている着ぐるみアピールがすごすぎて笑ってしまいます。

コングとゴジラの初戦は水中船だったのでゴジラの勝利でしたが、着ぐるみの状態で格闘戦をする姿はなかなか見れませんね。

コングはSFXなのか人の演技かわかりませんが、南極で四足歩行で歩き寒さに震える姿はゴリラの特徴がでて良い演出でした。

どういう経緯であれ骸骨島から返されたコングがかわいそうで人間の身勝手さが表現されていて本来のSFモンスターアクションとは一味違うストーリでした。

ゴジラvsコングではゴジラの勝利でしたが、メカゴジラの前に共闘してお互いに認め合った場面は昭和の高校生不良の喧嘩の後の一幕のようでした。

最後は地下空洞の故郷を走りまわるコングがいますので続編が出ることは間違いないでしょう。

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