監督:クリス・ミラー 2007年6月にアスミック・エース / 松竹から配給
シュレック3の主要登場人物
シュレック(マイク・マイヤーズ/浜田雅功)
本作の主人公。全身緑色の怪物だが、心優しく、奥さんのフィオナをとても大事にしている。国王の死を受け次期国王候補になってしまう。
フィオナ(キャメロン・ディアス/藤原紀香)
シュレックの妻。遠い遠い国のお姫様だったが、両親にも認められ、シュレックと幸せに暮らしている。
ドンキー(エディ・マーフィ/山寺宏一)
シュレックの相棒。おしゃべりで明るい性格。ドラゴンの奥さんがいる。
アーサー・ペンドラゴン(ジャスティン・ティンバーレイク/橘慶太)
シュレック同様遠い遠い国の次期王様候補になっている、フィオナの従兄弟。いじめられっ子で気弱な性格。
チャーミング王子(ルパート・エヴェレット/石塚運昇)
以前フィオナと結婚し損ねたが、いまだに国王になることを諦めていない。今回も悪事を企んでいる。
シュレック3 の簡単なあらすじ
フィオナの両親である国王夫妻にも認められ、お城にとどまり毎日忙しく過ごしているシュレック。
ある日その王様が病に倒れたことから、次期国王をめぐるお世継ぎ問題が勃発しました。
候補になったものの王様なんてまっぴらごめんなシュレックは、同じく候補であるアーサーを探します。
フィオナの妊娠も発覚し、シュレックは大混乱。
頭の中はまさにいっぱいいっぱいなのでした。
シュレック3 の起承転結
【起】シュレック3 のあらすじ①
フィオナの故郷、遠い遠い国。
病に倒れたカエルのハロルド国王に代わって、シュレックは毎日たくさんの政務に追われていました。
まるで性に合わない仕事にシュレックはうんざり。
沼での生活が懐かしく、帰りたいと思いつつも耐える毎日です。
しかしハロルド国王の容体は悪化していき、ついには亡くなってしまいました。
ハロルド王は遺言を残しました。
それは、シュレック、あるいはフィオナのいとこであるアーサーに王位を継がせる、というものです。
王様になんてなりたくないシュレックは、アーサーを探して国に連れ帰るため、ドンキーと長ぐつをはいたネコを連れて旅に出ることにします。
出発直前、フィオナはシュレックに妊娠していることを告げました。
シュレックは驚き、悪夢を見るほど戸惑ってしまいます。
一方、国王逝去を耳にしたチャーミング王子は、王国奪取のチャンスとばかりにおとぎ話の悪役たちを集めはじめました。
なにやら企んでいる様子です。
【承】シュレック3 のあらすじ②
シュレックたちはアーサーが通うウスターシャ魔法学校に到着しました。
アーサーはいとこのフィオナとは正反対の勉強もスポーツもダメないじめられっ子でしたが、シュレックから自分が王様になれると聞いて喜びます。
一行は早速王国へと引き返しますが、アーサーは徐々に自分にのしかかる責任の重さに押しつぶされそうになり、ついには逃げ出そうとして乗っていた船を難破させてしまいます。
一行は魔法使いマーリンの元に漂着しました。
マーリンは、アーサーには過去に父親に捨てられたトラウマがある、と診断しました。
一方、お城のフィオナの元には、シンデレラや白雪姫、眠れる森の美女たちプリンセス仲間が妊娠のお祝いに訪れていました。
そこへおとぎ話の悪役たちを引き連れたチャーミング王子が攻め込んできます。
フィオナとプリンセスたちは隠し扉を通ってなんとか城の地下へと逃げますが、髪長姫の裏切りによってチャーミング王子に捕まってしまいます。
【転】シュレック3 のあらすじ③
王様になる心構えができずふさぎこむアーサーを見て、シュレックは「自分を信じれば、きっとなりたい自分になれる」と声をかけます。
シュレック自身も父親になることに不安を感じており、それは自分を励ます言葉でもありました。
そこへチャーミング王子の手下が現れ、フィオナが捕らえられ閉じ込められていることを知ります。
急いで遠い遠い国へ帰りたいシュレックでしたが、帰る手段がありません。
チャーミング王子の手下たちを撃退したあと、シュレックはマーリンに頼みこんで国まで飛ばしてもらうことになりました。
しかしその副作用として、ドンキーと長ぐつをはいたネコの体が入れ替わってしまうのでした。
一方、遠い遠い国のお城では、チャーミング王子が上演する芝居の準備をしていました。
その演劇中にシュレックを殺してしまおうと目論んでいるのです。
シュレックが帰ってくると王国は荒れ果てていました。
そしてアーサーがチャーミング王子に捕まりそうになるのを庇ってシュレックが捕まってしまいます。
シュレックはアーサーを守るために、自分が王様候補でアーサーには王様になるような資格はないと言います。
それを聞いたアーサーはシュレックに騙されたと感じ、ショックを受けて去っていきました。
【結】シュレック3 のあらすじ④
閉じ込められていたフィオナたちプリンセスは、それぞれの特技をいかしてなんとか脱走に成功し、城に突撃しました。
ドンキーと長ぐつをはいたネコは、シュレックがあんなことを言ったのはアーサーを救うためだったのだとアーサーに告げます。
それを聞いたアーサーは急いでシュレックの元に向かいます。
劇に出演中のアーサーは、今まさに鎖につながれたシュレックに剣を振り下ろそうとしている所でした。
そこへフィオナたちプリンセスや、ドラゴン、おとぎ話のキャラたちも乱入しますが、チャーミング王子の手下たちに追い詰められてしまいます。
そこへアーサーが登場しました。
アーサーは劇を利用し、手下たちおとぎ話の悪役の心に響くセリフで呼びかけます。
「世間からどんな酷いレッテルを貼られても、自分を信じる力さえあればなりたい自分に変われるんだ。」
悪役たちは共感します。
そして悪役たちを自分に有利になるように動かし、チャーミング王子を撃退。
無事フィオナたちを救い出すことに成功しました。
自信に満ちたアーサーは国王になる決心をし、王国を継ぐことを宣言します。
王国は再び平和を取り戻しました。
それを見届けてシュレックとフィオナは沼地の家に戻ります。
そしてしばらくして三つ子の赤ちゃんが生まれ、にぎやかになった一家はさらに幸せに暮らしました。
シュレック3 を観た感想
前作同様しっかり笑いがあって大人も子供も楽しめるのに、ベースのストーリーがとてもきちんとしているので、飽きを感じずに気楽に観ることができます。
今作は登場人物(おとぎ話のキャラたち)が今まで以上に多いのもポイントですね。
本来の物語のキャラクターとはかなり別人格になっていると思いますが、そこがクスっと笑えます。
姫たちのチャーリーズ・エンジェルばりの活躍は見ものですよ。
そしてなんといっても3つ子のチビシュレックたちのかわいさがたまりません。
父親の下品さをしっかり継承しています。
次作にも期待が持てます。
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