監督:ブラッド・ペイトン 2018年4月にワーナー・ブラザースから配給
ランペイジ 巨獣大乱闘の主要登場人物
デイビス・オコイエ(ドウェイン・ジョンソン)
本作の主人公。元アメリカ陸軍特殊部隊員で、現在は霊長類学者として野生動物の保護活動に取り組んでいます
ジョージ(ジェイソン・リーズ)
デイビスが保護したアルビノのニシゴリラ
ケイト・コールドウェル(ナオミ・ハリス)
エナジン社の元研究者。デイビスと共に巨大化した動物を止めようとする
クレア・ワイデン (マリン・アッカーマン)
エナジン社の代表者。街への被害を顧みず巨大化した動物を捕獲しようとする
ハーベイ・ラッセル(ジェフリー・ディーン・モーガン)
政府の捜査官。巨大化したジョージの調査のためデイビスの元を訪ねる
ランペイジ 巨獣大乱闘 の簡単なあらすじ
シカゴの企業、エナジン社が宇宙ステーションで行っていたゲノム編集で作られた遺伝子サンプルが事故により地球へ落下、遺伝子サンプルを浴びた野性のゴリラ、オオカミ、ワニが巨大化・凶暴化する事態が発生します。
元アメリカ陸軍特殊部隊員で霊長類学者のデイビス・オコイエは遺伝子サンプルを浴びてしまったゴリラのジョージを止めるべく、奮戦します。
しかし、巨大化した動物たちはシカゴに集結して暴れ回り、街を破壊するものの、正気を取り戻したジョージとデイビスの共闘の末、ワニ・オオカミを倒すことに成功します。
ランペイジ 巨獣大乱闘 の起承転結
【起】ランペイジ 巨獣大乱闘 のあらすじ①
冒頭で崩壊する宇宙ステーションにて研究者が巨大なネズミから逃げようとするも、宇宙ステーションは脱出ポッドもろとも爆発し、ステーション内にあった遺伝子サンプルも地球へ落下します。
その頃、シカゴでは元アメリカ陸軍特殊部隊員で霊長類学者のデイビス・オコイエと、彼が保護したゴリラ、ジョージが訪問客を前に手話を使って会話をしていました。
ジョージは珍しいアルビノのゴリラで、両親は密猟者によって殺され、残されていたところをデイビスに保護されて以来、親友のような関係を築いていました。
しかし、その夜、宇宙ステーションから落下した遺伝子サンプルが地球に落着、ワニ、オオカミが遺伝子サンプルを浴び、ジョージも浴びてしまいます。
翌日、宇宙ステーションで研究を行っていたエナジン社の代表者、ワイデン姉弟は遺伝子サンプルと動物を確保するため傭兵部隊を差し向けますが、部隊は巨大化したオオカミに瞬く間に殺害されます。
そして、ジョージにも異変が現れて巨大化が進み、それを見たデイビスは困惑します。
【承】ランペイジ 巨獣大乱闘 のあらすじ②
巨大化が進み、檻の中で暴れ回るジョージを何とか落ち着かせようとするデイビスの元に、エナジン社の元研究者、ケイト・コールドウェルが現れ、ジョージの変化の原因がエナジン社が開発していた遺伝子サンプルであることを伝えます。
しかし、ジョージの巨大化と凶暴化は更に進んで遂に檻を破って外に出て暴れ始め、被害が拡大していきます。
この事態に政府は捜査官のハーベイ・ラッセルを派遣します。
ラッセルたちはジョージを捕獲して輸送機で運ぼうとし、ラッセルはジョージの関係者であるデイビスとケイトを拘束してしまいます。
その頃、エナジン社のワイデン姉弟は本社のあるシカゴに巨大化した動物を引き寄せるため低周波を広範囲に発信し、その影響でジョージが輸送機内で再び暴れ回り政府機関の部隊も次々と倒されていきます。
何とかジョージを輸送機の外へ追い出したデイビスとケイトですが、輸送機は墜落寸前で生き残っていたラッセルを救出して輸送機から脱出します。
【転】ランペイジ 巨獣大乱闘 のあらすじ③
ラッセルの協力でデイビスとケイトは政府軍と合流しますが、政府軍はジョージと話させてほしいというデイビスの訴えを無視して巨大化した動物への攻撃を実行しますが、返り討ちに遭ってしまいます。
政府軍と別れて独自に行動することを決意したデイビスとケイトは、ラッセルの助力もあってヘリを奪い動物用の解毒剤を手に入れるためエナジン社に向かいます。
ジョージとオオカミはシカゴに到着して街で暴れ回り、更にワニもシカゴに来襲し政府軍を蹴散らしていきます。
その頃、デイビスとケイトはエナジン社に侵入し解毒剤を入手しますが、デイビスはワイデン姉弟のクレアに撃たれ負傷します。
クレアは人質としてケイトを連れて屋上からヘリで脱出しようとしますが、そこにジョージが現れ低周波発信器を破壊しようと暴れ回ります。
そこにデイビスが現れ、ケイト諸共解毒剤をジョージに飲ませることに成功します。
ジョージは無事に正気を取り戻し、デイビスと共にオオカミとワニを倒すべく街に向かいます。
【結】ランペイジ 巨獣大乱闘 のあらすじ④
エナジン社から脱出したデイビスとジョージは、まずオオカミとの戦いに入り、デイビスは政府軍が残したロケットランチャーをオオカミに撃ちますが、オオカミはムササビのように空を滑空しこれを避けてしまいます。
ジョージも素早いオオカミを捕らえられず苦戦しますが、デイビスは一計を案じ、オオカミを挑発して誘い出しワニと同士討ちさせることに成功します。
次はワニとの直接対決が始まりますが、ワニの硬い皮と巨体は政府軍の火器を全く寄せ付けず、ジョージも吹き飛ばれた際に鉄筋で胸を貫かれ倒れてしまいます。
デイビスは単身ワニの攻撃から逃げ回りながら、何とか反撃を行いますが全く通じず、最後にヘリのミサイルをワニの顔に向けて全弾発射しますが、致命傷を与えるには至らず絶体絶命のピンチに陥ります。
しかし、ギリギリのところでジョージが駆けつけ、胸に刺さっていた鉄筋を引き抜き、ワニの目に突き刺します。
この一撃を受けて遂にワニも絶命し、戦いも終わりを迎えます。
重傷を負ったジョージが死んでしまうと悲しむデイビスとケイトでしたが、ジョージは死んだふりをしながらこっそり中指を立て、それを見てデイビスは安堵するところでこの映画は終わります。
ランペイジ 巨獣大乱闘 を観た感想
巨大な動物が暴れ回り、街を破壊し軍隊を倒しまくるという非常に分かりやすい派手な動物パニック映画であり、アクション映画でもあります。
特に、最後のワニやオオカミとの戦いは直前のジョージが正気を取り戻すシーンもあり、この映画で最もテンションが上がるシーンです。
しかし、終始緊迫した雰囲気が続くものの、陰鬱な演出はほぼなく、勧善懲悪なエンタメ映画として純粋に楽しめます。
繊細な演出や台詞回し、伏線の配置と回収といった技巧とは無縁でパワーと筋肉全開の映画ですが、疲れている時でもスカッとした気分になれる良作映画です。
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