監督：英勉 2019年5月にギャガから配給
賭けグルイの主要登場人物
蛇喰夢子（浜辺美波）
私立百花王学園2年華組にやってきた転校生。転校初日にギャンブルでクラスメイトの早乙女芽亜里を負かし、その後、次々と生徒会役員をも負かすギャンブル狂。
鈴井涼太（高杉真宙）
私立百花王学園2年華組。「家畜」として、ポチと呼ばれ虐げられていたが、夢子に助けられる。
村雨天音（宮沢氷魚）
生徒会と対立する組織「ウ“ィレッジ」のリーダー。かつて、生徒会長にギャンブルで勝利したことがある。
歩火樹絵里（福原遥）
生徒会と対立する組織「ウ“ィレッジ」の幹部。
犬八十夢（伊藤万理華）
学園の賭場を荒らす謎の組織のリーダー。
賭けグルイ の簡単なあらすじ
私立百花王学園はギャンブルの勝敗で生徒の階級が決定されます。
学園では生徒会に対抗する組織「ウ“ィレッジ」が台頭します。
生徒会は「ウ”ィレッジ」と蛇喰夢子を潰す為、全校生徒強制参加の「生徒代表指名選挙」を開催します。
夢子は鈴井と組み、「ウ”ィレッジ」は解体を阻止する為、歩火が犬八と組みギャンブルに参加します。
準決勝目前に犬八が姿を消し、絶体絶命の中、村雨が参加し勝利します。
夢子・鈴井ペアと村雨・歩火ペアの決勝戦の最中、歩火の裏切りが発覚します。
わざと負けようとする歩火に対し、こんなギャンブルはつまらないと、夢子も同様に負けようとします。
その結果、村雨・歩火ペアが勝利します。
賭けグルイ の起承転結
【起】賭けグルイ のあらすじ①
私立百花王学園では生徒の評価に勉学やスポーツの出来は一切関係ありません。
全てはギャンブルの勝敗で決定されます。
駆け引き、読唇術、勝負強さ、そして…お金を持っている者がこの学園では上位に立てます。
ギャンブルは一括して生徒会が管理し、一般生徒は生徒会に上納金を支払います。
上納金が支払えない者は非協力傾向生徒、通称「家畜」とされ、男は「ポチ」と、女は「ミケ」と呼ばれ虐げられます。
転校生の蛇喰夢子はギャンブルで次々と生徒会役員を負かし、さらに生徒会主催の「債務整理大集会」に同じクラスの早乙女芽亜里と参加し、生徒会に多額の借金を肩代わりさせます。
加えて、学園では「ウ“ィレッジ」と呼ばれる非ギャンブル、不服従を掲げる組織が拡大していました。
生徒会は蛇喰夢子と「ウ”ィレッジ」を潰す為、思案をめぐらします。
そうとも知らず、夢子は今日もギャンブルに夢中でした。
そんな夢子を「ウ“ィレッジ」の幹部、歩火樹絵里が一度、「ウ”ィレッジ」に見学に来ないかと誘います。
しかし、夢子は断ります。
が、翌日、気が変わったのか夢子は鈴井と共に「ウ“ィレッジ」を見て回ります。
一方その頃、早乙女芽亜里は謎の集団に拉致され、犬八十夢と出会います。
「ウ“ィレッジ」には「債務整理大集会」で夢子と芽亜里に敗北した木渡潤がいました。
彼は別人のように穏やかな人になっていました。
建物内部に入ると「ウ”ィレッジ」のリーダー、村雨天音が演説をし始めます。
彼は非ギャンブルを掲げる組織のリーダーでありながら、生徒会長にギャンブルで勝利した過去があります。
そんな村雨とギャンブルがしたい！と思う夢子に鈴井は困惑します。
【承】賭けグルイ のあらすじ②
遂に生徒会が動き出します。
全校生徒参加の「生徒代表指名選挙」という生徒代表を選ぶギャンブルが開催されます。
生徒代表には２人１組で立候補出来ます。
立候補者はギャンブルで争い、他の生徒は投票に参加します。
この投票もギャンブルになり、生徒会がギャンブルに必要な資金１千万円を融資します。
生徒代表に選ばれた人は活動資金３億円に「人生計画表 白」が渡されます。
このギャンブルに不参加の生徒は退学処分されます。
学園内は大騒ぎの中、夢子に一緒に生徒代表に立候補しようと大勢押しかけます。
しかし、夢子は全ての申し出を断り、鈴井とペアを組み参加します。
そんな中、「ウ“ィレッジ」は生徒会から退去するよう命じられます。
困惑する中、歩火は村雨が生徒会長にギャンブルで勝利した過去を暴露してしまいます。
皆が村雨に縋るも、村雨はギャンブルには参加しません。
生徒会に打ち勝とうと歩火と犬八がペアを組み、生徒代表に立候補することを決意します。
早乙女は木渡とペアを組み参加します。
【転】賭けグルイ のあらすじ③
「生徒代表指名選挙」の予選が開催され、「票争奪ジャンケン」が行われます。
グー、チョキ、パーの何れか1枚が渡されます。
このカードを使用し、相手とジャンケンします。
勝利すれば相手のカードを全て奪えます。
負ければ即、脱落となります。
あいこの場合はノーカウントになります。
複数枚カードを所持していれば、残りのカードで再度ジャンケンし、勝利するか、もしくは相手のカードがなくなるまで、ジャンケンは続きます。
制限時間10分以内にペアで20枚カードを獲得すれば、予選突破になります。
結果、夢子・鈴井ペア、芽亜里・木渡ペア、皇・薬師寺ペア、歩火・犬八ペアが予選突破します。
本選は「支持率争奪ゲーム」が行われます。
1人1〜7までの数字とジョーカーのカード、計8枚のカードが配られます。
1ターンに1枚ずつカードを出し、最も大きい数字を出した人が勝利します。
ただし、同じ数字が被る場合はバッティングとなり、無効になります。
残りのカードの中で最も大きい数字を出した人が勝利となります。
ジョーカーは1〜7の中で好きな数字を選ぶことが出来るカードです。
ただし、ジョーカーの場合も被ればバッティングとなり、無効になります。
2枚ずつカードが被る、または4枚共カードが被れば引き分けになります。
どちらかが4勝する、もしくはカードが残り1枚となった時点で終了となります。
他の生徒はどちらのペアが勝利するか賭け、投票します。
勝利したペアに投票した人には2倍の金額が返ってきます。
最終的にゲームの勝利数×投票された支持率（賭け金）のポイントが多い方が勝利となります。
本選、準決勝で勝利したペアには1億円が渡され、負ければ1億円の借金を背負うことになります。
決勝で勝利すれば3億円に、負ければ3億円の借金を背負います。
【結】賭けグルイ のあらすじ④
パニックになる鈴井を尻目に夢子はいつも通りです。
準決勝第1戦で見事、夢子・鈴井ペアが皇・薬師寺ペアに勝利します。
第2戦を目前に犬八が姿を消します。
そこに村雨が現れ、犬八の代わりに歩火とペアを組み参加します。
村雨は圧倒的強さを見せ、早乙女・木渡ペアを負かします。
決勝戦、先程とはうって変わって、歩火のミスにより村雨・歩火ペアは負け続けます。
その時、夢子は歩火がわざと負けようとしていることを指摘します。
歩火は豹変し、自分は生徒会長に心酔し、村雨をギャンブルの場に引きずり出し、負かそうとしていることを告白します。
このまま、村雨は負けるかと思いきや、それを面白くないと思う夢子は自分もわざと負けようとします。
残りのカードが2枚となり、最終ターンになります。
夢子はぞくぞくして笑いが止まりません。
結果、最終ターンは全員のカードがバッティングし引き分けとなりました。
「ウ“ィレッジ」の皆が賭け金を全て、村雨に投票したことによって村雨・歩火ペアの勝利となりました。
村雨は「人生計画表 白」を受け取り、そこに食堂に美味しいスイーツを導入するよう書き、学園を去ります。
計画に失敗した歩火も学園から消え去ります。
「ウ”ィレッジ」が解体し生徒会はほくそ笑みます。
一方の夢子は食堂で美味しいスイーツに大満足していました。
そんな夢子を前に鈴井は多額の借金に頭を悩ませていました。
しかし、夢子は「支持率争奪ゲーム」で賭け金を村雨に投票し、借金を帳消しにしていました。
さらに早乙女、木渡は投票の際、自分の分の賭け金も投票し、2人は多額の金を手に入れます。
差し引いた残りの分はスイーツ2つ分となり、夢子、早乙女、鈴井の3人で美味しいスイーツに舌鼓し、今回のギャンブル戦は幕を閉じます。
賭けグルイ を観た感想
累計発行部数500万部を突破した河本ほむら原作・尚村透作画による漫画を実写化した映画です。
癖の強い原作漫画のキャラクターをフレッシュな若手俳優・女優達がドラマに続き、体当たりで演じています。
全校生徒強制参加というギャンブルもドラマからパワーアップし、見応えがあります。
様々な手を使って、勝ち進む姿に注目です。
この映画で出てくる新たなキャラクター、村雨、歩火、犬八も個性豊かで物語を熱くさせています。
特に歩火演じる福原遥さんが豹変するシーンが最高です！最高に狂った福原遥さんが見ることが出来ます。
舌打ちしながら、村雨を見下す顔には、ゾクッとしますよ･･･。
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