監督:佐藤祐市 2018年11月にアスミック・エースから配給
ういらぶ。 の主要登場人物
和泉凛(平野紫耀)
ドSな高校生。優羽をヘタレに仕立て上げ自分だけのものにしている。
春名優羽(桜井日奈子)
おとなしくてヘタレ。凛が大好き。
坂下暦(玉城ティナ)
凛・優羽・蛍太の幼なじみ。優羽をとても可愛がっている。
藤蛍太(磯村勇斗)
世話焼きで男なのにオカンの様な存在。
佐伯和真(伊藤健太郎)
凛の家庭教師を引き受けるイケメン・高校生。
ういらぶ。 の簡単なあらすじ
凛と優羽、蛍太と暦の4人は幼なじみです。
凛と優羽はお互い好きなのに、初恋をこじられてしまっています。
そんな二人を蛍太と暦は、いつも心配するのでした。
ある日、イケメン高校生・和真が、優羽の家庭教師になり凛のモヤモヤは募っていきます。
和真は凛に優羽が好きだと宣言するのです。
和真に優羽を取られたくないけれど、素直になれない凛はある作戦に出るのですが…。
ういらぶ。 の起承転結
【起】ういらぶ。
のあらすじ①
凛と優羽は同じマンションに住む幼なじみ。
凛は、事あるごとに優羽の部屋に窓から勝手に入ってきます。
凛は、セクシーな体をあらわにし優羽にボタンをはめる練習をさせては、キツくダメ出しをするのでした。
最近、そんな凛にドキドキが止まらない優羽。
そして、いつも優羽を突き放すドSな凛も実は、優羽のことが大好きで、かわいいと思っているのでした。
しかし、お互い好きなのに初恋をこじらしている二人を同じく幼なじみで同じマンションに住む、蛍太と暦は心配していました。
ある日、優羽は、理科の実験のペアを組みたいと凛に頼みますが、「お前と組むとろくなことなさそう。」
と突き放します。
本当は、いつも優羽と付き合う妄想をしている凛ですが、素直になれません。
優羽は、いつも凛にダメ出しされ自信を喪失して、幼なじみ以外とは目も合わせられないヘタレと化していました。
しかし、優羽を自分だけのものにしておきたい凛には好都合だったのです。
実際はおとなしくて顔も可愛い優羽は人気ものです。
優羽と実験のペアを狙う男子もいます。
しかし、優羽は凛に「実験のペアを組んで欲しい。」
とめげずにお願いすると、壁ドンをしながら「仕方ねえから組んでやる。」
と言われました。
凛は、実験の当日高熱が出ます。
しかし、優羽と実験したい凛は熱があることを隠し、授業を受けるのです。
凛からのプレッシャーにいつものヘタレが炸裂し、優羽は実験を失敗しビーカーを割り炎を上げてしまいます。
凛は優羽をとっさに抱き寄せ自分は手にやけどを覆ってしまいます。
本当は熱いけれど優羽の前ではそんなそぶりを見せません。
熱があったことを知り、凛を看病する優羽です。
「風邪がうつるから帰れ。」
と凛に冷たくいわれますが、珍しく優羽は粘って看病します。
凛は、優羽に「凛くんの風邪ならうつってもいい。」
と言われ、「マジで好きだこいつのこと。」
と身もだえするのでした。
【承】ういらぶ。
のあらすじ②
優羽は、家の改装のため一軒家に引っ越します。
すると隣に住む同じ年のイケメン高校生・和真と出会います。
隣に優羽が居ない凛は落ち着かず、すぐに会いに行きました。
しかし、優羽と和真が仲良くしているのを見て「ゴミが」と怒って帰ってしまいます。
それ以来、凛は優羽にさらに冷たく接するのでした。
しかし、心の中のモヤモヤが納まらず凛は優羽に電話をかけますが、優羽が出ると間違えたと切ってしまいます。
和真は、頭の良い高校に通っていて優羽の家庭教師になります。
わざわざ優羽の学校まで迎えにくる和真です。
「あいつは俺のもんだ。」
という凛に和真は、「大事なのは優羽ちゃんがどう思っているかでしょう。」
と言われケンカがはじまる寸前でみんなが止めにはいるのでした。
あからさまに優羽を気に入る和真を見て、凛はますます優羽を避けます。
ところが、凛も負けずに優羽の家庭教師を引き受け、みんなで勉強することに。
すると和真の妹、実花が部屋に入ってきて、実花は凛を気に入るのでした。
そして、和真は凛の前で優羽を好きだと宣言します。
【転】ういらぶ。
のあらすじ③
その後も凛は優羽を無視し続けますが、頭の中は優羽のことでいっぱいです。
ある日、同級生に呼び出された凛は、同じ時に優羽を呼び出します。
そして告白されるところを優羽に見せつけ「付き合っている奴がいて。」
と断ります。
その彼女は優羽だというのです。
それを見ていた優羽は驚きますが、よく告られるので優羽を彼女にしておけばみんな諦めるからと優羽を納得させます。
優羽は凛の彼女(仮)となりました。
しかし、本当は優羽をものにしたいけど素直になれない凛の作戦だったのです。
彼女(仮)をいいことに、優羽にベタベタする凛。
ずっと優羽に冷たくしてきた凛ですが、彼女(仮)ということで優しくしてくれます。
今までと違って二人きりで部屋にいるとガツガツしてくる凛に優羽は気持ちが追いつきません。
昔の思い出を忘れている凛に対して落ち込む優羽は、「幼なじみに戻りたい。」
と泣きだします。
しかし凛は、優羽にむりやりキスをしようとするのです。
けれど、優羽は凛を付き飛ばすのでした。
【結】ういらぶ。
のあらすじ④
和真がみんなをおじいちゃんの経営するペンションに誘います。
和真のおじいちゃんのペンションは、子供の頃に凛と優羽が一緒に旅行した土地でした。
ここぞとばかりに実花は凛にベタベタです。
みんなでバーベキューをしながら、凛と実花は優羽の凛への曖昧な態度に腹を立て、優羽を責めるのでした。
すると優羽はその場から逃げてしまいました。
和真は「優羽ちゃんの気持ちが分かってない。」
と凛を罵りますが、「はじめて会った時からずっと優羽だけを見てきた。」
と凛が言いケンカになります。
バーベキューを終え冷えてきましたが、携帯を置いたまま優羽はまだ戻りません。
凛は実花に「優羽にやきもちを焼かせるために実花と一緒にいる。」
と言うのです。
めげずに実花は「優羽さんにもっとやきもち焼かせましょう、」と凛にキスを迫るのでした。
その現場を見た優羽は、へたりこみます。
凛は手を貸しますが、優羽は怒って「ハート型の岩」と言って走り去りました。
凛は、優羽が怒ったところを初めて見たのです。
二人は子供の頃の想い出のハート型の岩を見つけます。
そこに凛の大事なものを埋めたのでした。
やっと見つけた缶の中には優羽の大好きな文鳥のキーホルダーが入っていました。
凛の大事なものは、優羽にあげたい優羽の好きな物だったのでした。
凛は優羽を喜ばせたかったのです。
でも、本当の凛の宝物は、子供の頃優羽が一緒に探してくれた家のカギと優羽そのものでした。
凛は優羽を流星群の見えるところまでひっぱりキスをしようとします。
凛の頭の中では、二人のキスは結婚式の誓いのキスと同じでした。
しかし、「拒否られると傷つくからお前からしろ。」
といいつつ自分からキスをする面倒くさい凛でした。
恋人になった二人は相変わらずですが、少しだけ成長していたのでした。
そして優羽の学校のカバンには凛からもらった文鳥のキーホルダーがついていました。
ういらぶ。 を観た感想
ういらぶ。
は、幼なじみ・同じマンション・ドSなど、今までに見た事あるラブストーリーの要素がてんこ盛りです。
けれど、飽きずにハマるのは幼なじみ4人が本当に仲が良さそうに見える所や平野紫耀さん演じる凛の男気がスゴイからだと思います。
凛の言葉と態度はヒドイですが、出会った時からずっと守ってくれているってことと愛されていることは優羽も肌で実感しているでしょう。
「もう幼なじみでいられない。」
という凛が、結婚式を妄想しながらキスをするシーンは、幼なじみは一生幼なじみなので簡単に手を出すと後に気まずいことが分かっているので付き合うのなら=結婚って思考になるのは当然なのかも知れません。
社会人編など凛と優羽の続きが見たい作品です。
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