走れメロス(太宰治)の1分でわかるあらすじ&結末までのネタバレと感想

走れメロス

【ネタバレ有り】走れメロス のあらすじを起承転結でネタバレ解説!

著者:太宰治 1988年 10月25日に筑摩書房から出版

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走れメロスの主要登場人物

メロス
 村に住む牧人(笛を吹き羊と戯れて暮らす)正義感が強い

ディオニウス
 人を信じることができない暴君

セリヌンティウス
 メロスの親友、市で暮らす石工

走れメロス の簡単なあらすじ

 村に住む牧人のメロスは、シクラスの市の王様の残虐な行いに激怒して、城に乗り込んで王様に意見するのですが、聞く耳を持たない王様はメロスに処刑を言い渡した。親友を人質として置き、3日間の猶予をえることになったメロスは、村で妹の結婚式を済ませ城へ向かって走り出しました。肉体の限界、心の葛藤、障害を乗り越えてボロボロになりながらぎりぎりに戻ってきたメロスの姿に王様も改心するのでした。

走れメロス の起承転結

【起】走れメロス のあらすじ①

邪知暴挙(理不尽に残酷に人に苦しみをあたえること)

シクラスの市の王様ディオニウスは、理不尽に残酷に人々に苦しみを与える暴君でした。

そのため市の人々は、ひっそりと息を潜めて暮らしていました。

 村に住む牧人メロスは、妹の結婚式の買い物のために、はるばるシクラスの市へやって来ました。

メロスは、シクラスの市のあまりの不自然さに市の人に理由を尋ねました。

 王様ディオニスは、誰のことも信用せず平気で人を殺す暴君だということを聞きメロスは激怒しました。

正義漢の強いメロスは後先考えずに城に乗り込み、捕らえられてしまうのでした。

王様の前に引きずり出されたメロスは、「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ」と王様を非難しました。

しかし、「人の心はあてにならない、信じてはならない」とメロスの話に耳を貸すことはありませんでした。

それどころか、歯向かってきたメロスに処刑の宣告をするのでした。

死を覚悟していたメロスでしたが、村で暮らすたった一人の妹のことが脳裏をかすめました。

【承】走れメロス のあらすじ②

3日間の約束

メロスは処刑されることを受け入れるが、その前に妹の結婚式を済ませてやりたいので3日間だけ時間が欲しいと王様に頼みました。

しかし、3日経ったら、必ずここに戻ってくるというメロスの言葉を信用する王様ではありませんでした。

 そこで、メロスはシクラスの市に住んでいる、親友のセリヌンティウスを人質として置いていくことを提案しました。

それを聞いた王様は、残虐な気持ちからその提案を受け入れたのです。

 その上、王様はメロスに向かって「命が大事なら、遅れてくるがいい」とまで言ったのです。

 深夜、城に連れて来られた親友のセリヌンティウスは、メロスを見ると無言でうなずき抱きしめました。

 メロスは、満天の星空のもと、村へと向かって走り出しました。

【転】走れメロス のあらすじ③

韋駄天メロスの苦悩

 メロスは、一睡もせずに走り続けて村に到着しました。

すぐに市へ戻らなければならないと告げて、妹に結婚式をあげさせました。

結婚式を見届けたメロスは、後ろ髪をひかれつつ出発を決意しました。

メロスは、ふるさとに別れを告げるのが辛くなりながらも、(殺されるために走るのだ、走らなければいけない)と自分に言い聞かせるのでした。

隣村についたころには、ふるさとへの未練も絶ちなんの気がかりもない自分を取り戻すメロスでした。

充分に間に合うと余裕だったメロスは川に差し掛かって、呆然としました。

昨夜の豪雨のために川にかかっていた橋が流されてしまったのです。

メロスは荒れ狂う川に飛び込み泳いで渡るしかありませんでした。

死にもの狂いで泳ぎ岸にたどりつきました。

ほっと一息ついたメロスの前に突然、山賊が現れました。

その山賊たちは、王様の命令でメロスを待ち伏せしていたのです。

メロスは必死で3人の山賊を殴り倒して峠をかけおりましたが、さすがに疲れがでて、動けなくなってしまいました。

体が動かなくなると思考も停止して(もう、どうでもいい)という気持ちになってしまいました。

 どれくらいたったか、耳に水の流れる音が聞こえてきました。

湧き出る清水を口に含んだ瞬間、メロスは立ち上がりました。

力が湧いてきたメロスは、自分を待っている親友の信頼に応えるべきだと再び走りはじめたのです。

【結】走れメロス のあらすじ④

友よ、その信頼のために

 メロスは、ひたすら走り続けました。

その姿は、ほとんど裸の状態で口からは血を吐いていました。

 シクラスの市の塔楼が見えた時、セリヌンティウスの弟子という若い石工が駆け寄ってきて、(もう無駄だから、走るのをやめたほうがいい)と叫びました。

陽が沈まない限りは、走り続けると決めていたメロスは最後の力を振りしぼって走りました。

 メロスは、声がかすれて叫び声が届かないと知ると群衆を掻き分け、今まさに磔台に釣られている友セリヌンティウスの足に抱きつきました。

間に合ったのです。

ギリギリのところで、友の命を救うことができたのです。

メロスとセリヌンティウスは、お互いに疑ったことを話し、2人で一発ずつ殴り合うことでわだかまりをなくして、抱き合い、思いきり泣きました。

その2人の姿を見ていた王様ディオニスは、本当の信実を目の当たりにしたことで心打たれ改心しました。

 城に集まっていた群衆は、「万歳、王様万歳」と歓声をあげていました。

走れメロス を読んだ読書感想

人間というのは、弱い生き物で、1人では生きていけないのだと思いました。

迷い、悩み、失敗しながらも生きていくのだということを強く感じました。

暴君ディオニウスは、すべてのことを信じられず、疑い恐れるあまりに人を殺していたのでしょう。

メロスの命かけた行いを見て、こころ打たれ改心できたのは、ディオ二ウスのなかに良心の欠片が残っていたのだと思いました。

「百聞は一見に如かず」この言葉を思い出しました。

どんな言葉もディオニウスの固く閉ざされた心に届くことはなかったと思います。

でも、メロスが命がけでたどり着いた姿を一目見たことで、心があらわれたことはほっとした気持ちになれました。

その後メロスや王様はどんな生をおくったのか想像すろも楽しいとおもいました。

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