【ネタバレ有り】天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 のあらすじを起承転結でネタバレ解説!
著者:知念実希人 2016年8月に新潮文庫から出版
天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室の主要登場人物
天久鷹央(あめくたかお)
主人公でアスペルガー症候群を持つ天才内科医。統括診断部の部長。
小鳥遊優(たかなしゆう)
統括診断部のたった一人の医局員。アスペルガー症候群の鷹央と共に行動する。
鴻ノ池舞(こうのいけまい)
鷹央の病院の研修医。噂が好きで小鳥遊についての噂を鷹央に流している。今回の事件の鍵。
天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 の簡単なあらすじ
鴻ノ池舞が盲腸の手術が終わった後に担当していた麻酔科医が密室の手術室で殺害されました。。しかし、防犯カメラには犯人の姿は写ってなくまるで透明人間に殺されたようでした。誰がどんな風に殺したのだろうか。鷹央が暴くメディカルミステリーです。
天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 の起承転結
【起】天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 のあらすじ①
天久総合病院に勤める天久鷹央と小鳥遊優は毎日他の科のカルテをみて診断が間違っているときに指摘する仕事と一人につき45分の話をきく外来の仕事と探偵みたいなことをする仕事をしています。
そんな時、鴻ノ池舞は他の病院で盲腸からの腹膜炎の手術をしました。
手術が終了し、麻酔科医による処置だけでした。
しかし、麻酔科医が突然苦しみだし、首から大量の血が出ました。
しかし、その場所は密室の手術室でそこには鴻ノ池舞と麻酔科医しかいませんでした。
さらに、鴻ノ池舞には筋弛緩剤が投与され、麻酔科医を刺したメスが鴻ノ池舞の上にありました。
すぐに異変に気づいた医師たちが手術室にて麻酔科医の処置をはじめましたが亡くなりました。
そんな状況が意味するのは犯人は鴻ノ池舞なのか、それとも透明人間なのか。
しかし、透明人間はいません。
犯人は鴻ノ池舞と誰もが思っていました。
そこで鴻ノ池舞は、自分の先輩で探偵みたいな天久鷹央に助けを求めます。
【承】天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 のあらすじ②
事件の状況証拠で犯人にされかかっている鴻ノ池舞は、一生懸命警察に自分は無実だといいますが、警察は信じてくれません。
そこで天久鷹央はある作戦にかかりました。
その作戦とは小鳥遊優をその病院に潜入させることでした。
無事、小鳥遊優はその病院に潜入することができました。
そこであるものを聞きます。
その病院の手術室にて前に透明人間の騒ぎがあったそうです。
緊急カートが誰もないのに動いたと言うのです。
目撃したのは麻酔科部長一人だけ。
そう、手術室にて処置を行った人物です。
そして、小鳥遊優はその病院の医者と看護師と仲良くなりますが、その二人も怪しいのです。
随時小鳥遊優は天久鷹央に報告しますが、しかし、その間にも鴻ノ池舞は犯人にされかけています。
そして、天久鷹央はあることに気づきます。
そのあることとは、小鳥遊優が仲良くなったあの二人のことでした。
なんと、天久鷹央はその気づいたことを使って、その二人を揺するのです。
【転】天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 のあらすじ③
天久鷹央が気づいたこととは、その二人が内緒で付き合っていることでした。
その事をだしにして、天久鷹央はその二人にも潜入をさせます。
そう、天久鷹央は、二人をてな付けたのです。
そんな時に、鴻ノ池舞に逮捕状が発行されることになったのです。
天久鷹央と小鳥遊優はその事を知り、急がなければならないと思いました。
天久鷹央は鴻ノ池舞に、話を聞きます。
鴻ノ池舞は麻酔科医が自分の手術後に殺されたことに混乱しています。
また、その麻酔科医とは鴻ノ池舞の大学の先輩、後輩の関係でした。
そして、この病院を紹介してくれた人で、鴻ノ池舞は以前、付き合っていました。
そんなことがあり、鴻ノ池舞はショックを受けます。
しかもらその人が筋弛緩剤を自分に投与し、自分を殺そうとしたと思います。
そんな時に小鳥遊優はまだ、潜入を続けますが、鴻ノ池舞の容態が急変します。
しかも、危篤状態に陥ります。
そんな状況に鴻ノ池舞を必死に助けようとする小鳥遊優でした。
【結】天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 のあらすじ④
鴻ノ池舞の容態は最悪な状態になります。
鴻ノ池舞はICUに入ります。
そこでまた、鴻ノ池の容態が悪化し、鴻ノ池舞の心肺が止まります。
そこにある人物が来ました。
天久鷹央です。
天久鷹央は笑顔で、話をしました。
麻酔科医を殺した犯人は医療大麻を使用していたこと、それに麻酔科医が気づき殺したを推理しました。
実は犯人は麻酔科部長でした。
殺された麻酔科医は医療大麻がなくなっていることに気づきました。
そして殺されました。
どんな風にし、殺したのか。
実は被害者は重度のアレルギーを持っていました。
それを使って犯人は重篤なアレルギーを起こさせました。
しかし、被害者は麻酔科医です。
アレルギーの薬を探しましたが、犯人が抜き取っていました。
最後の手は気管を切開することでした。
そして間違って首を切ってしまいました。
それが事件の真相でした。
そこで鴻ノ池舞が出ました。
死んでいなかったのです。
そして、鴻ノ池舞に筋弛緩剤を打った理由はダイニングメッセージでした。
天久鷹央の事件カルテ 幻影の手術室 を読んだ読書感想
この小説は本格的なメディカルミステリーです。
まったく予想のつかない動機や犯人を読んでいる私たちも一緒に推理していくことがこの小説の最大の見所です。
作者自身が現役の医者のため、現役の医者からみた、ミステリーは医療をつかった最高のミステリーなのです。
この天久鷹央の事件カルテシリーズと推理カルテシリーズはメディカルミステリーで最も面白い小説だと、わたしはおもいます。
このように医療の逆手を取ったメディカルミステリーは、とてもリアルで実際にありそうなことです。
読者としても、メディカルミステリーでの推理は珍しいです。
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