映画「ジュニア」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|アイウ”ァン・ライトマン

映画 ジュニア

監督:アイウ”ァン・ライトマン 1994年12月にユニバーサル・ピクチャーズから配給

ジュニアの主要登場人物

アレックス(アーノルド・シュワルツェネッガー)
新薬「ニンシンスール」を開発した科学者

ラリー(ダニー・デビート)
受胎研究センターの医師、アレックスと共に新薬を共同開発

ダイアナ(エマ・トンプソン)
卵子冷凍保存研究の博士

ノア(フランク・ランジェラ)
リーランド大生物工学研究所長

アンジェラ(パメラ・リード)
ラリーの元妻

ジュニア の簡単なあらすじ

大学で流産を抑え、胎児の正常な発育を促す新薬「ニンシンスール」をアレックスとラリーは共同開発しました。

しかし、FDA(食品医薬品局)から許可が下りなかったために大学からは予算削減、研究が打ち切られます。

諦め切れないラリーはアレックスを説得します。

ラリーはダイアナ博士の研究の冷却保存された卵子を盗み、新薬を使用しアレックス—男性の体を実験台にします。

そして、無事に妊娠し、女の子を出産します。

ジュニア の起承転結

【起】ジュニア のあらすじ①

自身の体を実験台に

科学者のアレックスは受胎研究センターのラリーと共に流産を抑え、胎児の正常な発育を促す新薬「ニンシンスール」を開発します。

既に流産癖のあるチンパンジーに投与し、妊娠に成功していました。

アレックス、ラリー、大学の研究所長のノアはFDAに人体への使用許可を求めます。

1週間後、ラリーの元へ元妻のアンジェラが妊娠し担当医になってほしいと訪ねて来ます。

困惑する中、ラリーは大学へ向かうとノアからFDA審査は不合格と知らせを受け、予算削減から研究を打ち切られます。

代わりに卵子冷凍保存研究の博士のダイアナが来ます。

ヨーロッパへ帰ろうとするアレックスをラリーは必死で引き止めます。

その際、FDAに内緒でアレックスを被験者に人体実験を行うことを提案します。

ラリーはダイアナの冷凍卵子の中の「ジュニア」と記名されているものを盗み、アレックスの腹膜の空洞へ注入します。

「ニンシンスール」と女性ホルモンを投与し、アレックスは妊娠します。

【承】ジュニア のあらすじ②

出産を決意

妊娠成功から4週間後にアレックスはひどいつわりに乳首の痛みや腹痛に悩まされます。

心配したダイアナに咄嗟に嘘の奇病で誤魔化します。

徐々にアレックスは母性に目覚めます。

母になるための雑誌を読んだり、TVで一人娘が嫁ぐ映像で涙を流します。

また、1人を寂しがり、ラリーの学会のパーティーについて行きます。

パーティーでノアはラリーが何か隠していると疑います。

アレックスはダイアナとダンスを踊り、楽しい時間を過ごします。

生真面目で研究一筋のアレックスが別人のようにイキイキとしています。

学会のパーティーも終わり、実験のデータも申し分ないので、ラリーは実験を終了しようとアレックスに言います。

しかし、アレックスは実験を止めません。

お腹の子を産む決意をし、その子に「ジュニア」と名付けます。

10週間後、アレックスの誕生日パーティー中にアレックスは暑さから服を脱ぎます。

その時に大きくなったお腹を見たラリーに実験を止めていないことがバレます。

【転】ジュニア のあらすじ③

誰の卵子か判明

どんどん大きくなるお腹を見通し、アレックスとラリーは洋服を買いに行きます。

帰り道でアレックスとラリーはお腹の子の名前の話をします。

卵子を提供した方もアレックスと同じように「ジュニア」と名付けていたとラリーは言います。

ラリーの家に帰るとノアが待っています。

ノアは人体実験を疑い、ラリーに問い質します。

ラリーは否定するも疑いが晴れないノアはトイレに行くフリをし、家を物色します。

ノアは薬を見つけます。

ある夜、アレックスはダイアナと食事に行きます。

アレックスはダイアナが自分の卵子を冷凍保存し、「ジュニア」とラベルに書いたことを知ります。

アレックスは急いで帰り、ラリーに問い質すとラリーはダイアナから冷凍卵子を盗んだことを白状します。

大学の研究室でアレックスはダイアナにあなたの子供を妊娠したことを告げます。

そこに研究成果を我が物にしようと企むノアが乗り込んできます。

ノアから逃げ、アレックスは女装しラリーと共に母になる女のためのヘルス・リゾートへ向かいます。

【結】ジュニア のあらすじ④

新しい命、そして新しい家族の誕生

ヘルス・リゾートで身を隠すアレックスの元にダイアナが訪ねて来ます。

2人で責任をとるため、一緒に育てようと話し合います。

ラリーが会議中にアレックスは産気づきます。

連絡を聞いたラリーとダイアナは急いでアレックスの元へ向かいます。

ラリーは受胎研究センターで帝王切開の手術をしようとするも、ノアの策略により建物の周りをマスコミが取り囲みます。

アンジェラを囮に使い、裏からアレックスとダイアナは入ります。

アレックスが手術中にアンジェラも産気づきます。

無事、アレックスは女の子を出産します。

アンジェラも男の子を出産し、ラリーとヨリを戻します。

新生児を抱いたアレックスの元にダイアナが来ます。

「ジュニア」と名付けます。

1年後、「ジュニア」と名付けられた女の子と「ジェイク」と名付けられた男の子の誕生日パーティーを2家族合同で浜辺で開催します。

この時、ダイアナは妊娠しています。

アレックスはラリーに妊娠を勧めますが、ラリーは冗談じゃないと海へ向かって行きました。

ジュニア を観た感想

アーノルド・シュワルツェネッガー主演のコメディ映画です。

アクション俳優のイメージが強いですが、堅物な研究者が妊娠し変化していく様子を見事に演じています。

男性が妊娠するという設定だけでもかなり奇抜ですが、筋肉ムキムキのアーノルド・シュワルツェネッガーが妊娠する姿はさらにギャップがあり面白いです。

さらに女装姿も見られます。

妊娠で体の変化に戸惑う様子は妊娠の経験のある女性なら共感するのではないでしょうか。

普通ではない形で出産をしていますが、新生児を抱き新しい家族ができる感動は普遍的でホロリともさせられます。

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