【娘の友達】第29話『破棄』のあらすじ・ネタバレ

娘の友達 第29話 制服姿の古都
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晃介の夏期休暇

昼休み直前の社内、晃介は社員の夏期休暇取得予定表を見つめてため息をつきました。デスクに置いていたスマートフォンが鳴り、古都からのメッセージ通知を確認します。あたりを見渡しメッセージは開かず、スマートフォンをズボンのポケットへ仕舞い込みました。

晃介はまた夏期休暇取得予定表を手に取って、ため息を漏らします。女性社員二人から『課長』と声を掛けられました。夏休みの申請を提出したので、承認宜しくお願いしますとの事でした。

晃介は言いにくそうに、二人に話を切り出します。幕張フェアの販売応援で人員が不足している為、8月13日だけでも出勤できないかという相談でした。

二人は罰の悪い表情を浮かべ視線を外しました。一人は実家に帰省すると伝えてしまっていると言い、もう一人は別の予定をいれてしまったと言います。どちらにも婉曲に断られてしまいました。

晃介は気まずそうに『そっかそっか…なんかごめんな了解了解』と答えて、お昼休みに外に出る二人を笑顔で見送りました。

晃介は仕事の予定がみっちり詰まった自分の手帳を開き、”夏休み?”と記していた8月13日〜16日の予定をペンでガリガリと消してしまいます。

古都のやるせない思い

古都は自分の部屋で一人、晃介と行った水族館デートを思い返していました。机に置かれた品川水族館の半券を手に取り、遠い目で見つめます。椅子に座り鍵のかかった小箱から晃介宛の手紙を取り出しました。文面に目を通し再び折りたたむと、水族館の半券と重ねてビリビリと粉々に破いてしまいました。両手で丸め込んだあと、上に向かってぱっと巻き散らします。

古都はベッドにごろんと寝転び、側にあった水族館のマスコットを額に寄せます。それから急にうつ伏せになって、枕に顔をうずめて足をばたばたと振るのでした。

娘の友達 第29話 足をばたつかせる古都

古都が通う高校の教室

晃介は美也の通う高校の職員室を訪問していました。篠原先生が、試験は受けてもらえたのでひとまず安心できると伝えます。晃介は礼を言って、美也の成績表を受け取りました。篠原先生は美也が体調不良で終業式を休んだ事について、大丈夫かと心配します。

晃介は視線を逸らし、はいと歯切れの悪い返事をしました。篠原先生は”一応”と断って、『ご家庭で何か合ったわけでは無いですよね』と確認します。やはり晃介は歯切れの悪い返答で、篠原先生の不信感は募るのでした。

職員室を後にした晃介は、美也と古都が在籍する1-Aの教室に立ち寄ります。座席表に目を通して、古都の席を見つけました。実際に古都の席の近くに来ると、制服姿の古都が笑顔で席についている姿が想像できてしまいドキッとします。

娘の友達 第29話 晃介の妄想

我に帰った晃介は、シーンと静まり返った教室で立ち尽くします。おもむろにカバンからカメラを取り出して、古都の机にそっと仕舞おうとしました。すると教室の前のドアががらがらと音をたてて開かれます。振り返ると篠原先生が黙ってドアの前に立っていました。

晃介は娘から忘れ物を取ってくる様頼まれたと、自らの状況を釈明します。少し間を置いて篠原先生は静かに、美也さんの席はそこではないと指摘しました。篠原先生は晃介の不審な言動を、訝しがっていました。

カメラの行き場

結局カメラを持ち帰ってきてしまった晃介は、ゴミ捨て場や自販機の側の空き缶入れを見て、捨てる事を考えてはやっぱりやめてを繰り返します。

カメラを持ったまま、また暫く歩き続けました。”街の写真屋さん”を見つけ、現像を依頼します。女性スタッフに現像に1時間半かかりますが、店内で待たれますかと聞かれました。晃介は店内の『写真・フィルム・データの保管期間は、お預かりした日から約6ヶ月』『期間を過ぎたら処分』という貼り紙をみながら、後日取りに来ると答えます。第31話に続きます。

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