第194話『灼熱の傷』のおさらい
愈史郎達が駆けつけ、負傷した鬼殺隊の治療に当たります。一方、無惨と戦闘中の丹次郎は日の呼吸・十二の型を連続で繋ぎ、無惨の脳と心臓を狙う事に集中していました。しかしながら、丹次郎は酸欠で視野を失い、体のバランスを崩して無惨に隙を見せてしまいます。そんな丹次郎の窮地を戦闘に戻った伊黒が全身全霊で救い出しました。鬼殺隊の頑張りは着実に無惨を追い込みつつあります。無惨の身体には縁壱が残したと思われる、無数の古傷が浮かび上がりました。何百年も無惨の細胞を灼き続けた”灼熱の傷”を道しるべに、丹次郎は闇に希望を見出します。
195話以降の展開考察①負傷した鬼殺隊達に関して
194話までで分かる事実
甘露寺が一人別の場所に避難しており、愈史郎達の治療をまだ受けていません。
悲鳴嶼が左足切断、富岡が右腕切断、不死川、猪之助、善逸が深傷、カナヲが他の隊員より軽傷という状況です。以上の隊員達は一時戦線から離脱しています。
伊黒は一番に無惨戦に戻り、丹次郎の危機を救いました。それによって顔面に裂傷を負い、両目を負傷してしまいます。
治療に駆けつけた愈史郎によると、悲鳴嶼は意識が回復しても失血と平衡感覚の欠如によって戦闘不能という話でした。
予想される続きの展開
〈甘露寺について〉
無惨の血を取り込むと鬼になってしまいます。また、あまりに多量に取り込むと細胞が破壊され死に至ります。
→→→甘露寺の元へ隠もしくは愈史郎が駆けつけ血清を打つと思われます。そうでなければ、甘露寺が鬼になってしまう悲しい展開が待っているかも知れません。
〈次に復活する鬼殺隊について〉
丹次郎と負傷した伊黒の二人だけで無惨を追い込むのは難しいです。また、悲鳴嶼と富岡は怪我が重症の為、一戦力として戦闘に戻るのは難しいでしょう。カナヲは比較的軽傷でしたが、191話の無惨を前に身体を強張らせていたカナヲの精神状態を見る限り、即座に復帰はできないと考えられます。
→→→不死川、善逸、猪之助の三人もしくはいずれかが戦闘に加わり、丹次郎のサポートに回るのではないでしょうか。
〈丹次郎について〉
戦いたい気持ちとは裏腹に肉体疲労が見えた丹次郎でした。けれども、伊黒が体を張って丹次郎を助けた事は、丹次郎を改めて奮い立たせるきっかけとなります。
→→→丹次郎は伊黒に恩を返す意味も込めて戦いに挑み、一人で応戦していた時以上にポテンシャルを発揮すると予想されます。
〈伊黒について〉
盲目の悲鳴嶼のアドバイスにより、伊黒は一瞬透き通る世界を体験しています。その後、丹次郎を救う為に両目を失いました。
→→→視力を完全に失ったことで、伊黒は返って透き通る世界に入りやすくなるのではないでしょうか。鏑丸が伊黒をサポートしていますが、無惨をより追い込む為にも伊黒が透き通る世界へ到達する展開に期待が募ります。
195話以降の展開考察②無惨の古傷と日の呼吸十二の型の円環
194話までで分かる事実
丹次郎は十二の型は円環を成し、繰り返し技を繋ぐ事で日の呼吸十三の型になると推測しています。無惨の身体が弱ってきたのか、”匂い”にも変化があると丹次郎は言います。それから無惨の体表面には何百年も灼かれ続けたと思しき”古傷”が現れ始めました。無惨の身体で最も脆い部分だと丹次郎は想像します。
予想される続きの展開
194話で丹次郎は透き通る世界に入った上で、十二の型を繋ぐだけではなく無惨の複数ある脳と心臓を狙っていました。
→→→丹次郎は透き通る世界への集中を一旦取りやめ、縁壱の残した”古傷”を目印に攻撃を集中させるのではないかと想像します。透き通る世界に入るという課題が減った分、戦いやすくなると考えられます。滑らかな十二の型の円環を実現はまだ先かも知れませんが、丹次郎達の攻撃の勢いは増すのではないでしょうか。
195話以降の展開考察③無惨の逃亡の可能性
194話までで分かる事実
無惨は縁壱との戦闘で、自らの肉体を1800分割して生を繋いだ過去があります。丹次郎を始め現鬼殺隊に縁壱に並ぶものはいないけれど、無惨は珠世の老化薬が作用して本領を発揮できていない事を自覚しています。
予想される続きの展開
無惨は老化薬の影響に気がつくまでは、丹次郎達に止めを刺す気でいたはずです。けれど老化薬の侵食は収まらず、その上無惨の身体には古傷が蘇ってしまいました。
→→→無惨は縁壱との戦いでは自らの細胞を1800分割してまで死を免れています。その事実から今回も生きることに優先順位を置く展開もあり得るのではないでしょうか。ここは一度冷静になって老化薬の影響が鎮静するまで時間を稼ごうと考えるかもしれません。無惨が逃亡を図る可能性が高いと考えられます。
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