監督:クリス・コロンバス 2002年11月にワーナー・ブラザース映画から配給
ハリー・ポッターと秘密の部屋の主要登場人物
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)
主人公。ヴォルデモートから生き延びた唯一の男の子。
ロナルド・ウィーズリー(ルパート・グリント)
ハリーの親友。通称ロン。
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)
ハリーの親友。学年一の秀才。魔法使いの純血ではなく、宿敵のドラコ・マルフォイに穢れた血と言われる。
ハリー・ポッターと秘密の部屋 の簡単なあらすじ
ハリー・ポッターシリーズ第二章で、ホグワーク魔法魔術学校にあるとされる、秘密の部屋の謎を解く物語です。
秘密の部屋は穢れた血を忌み嫌うスリザリンにより作られ、生徒を殺した怪物が住んでおります。
しかし、学校中どこを探しても、秘密の部屋は見つかりませんでした。
そんな中、秘密の部屋が開かれたと壁に書かれたり、また、石にされる生徒が現れます。
主人公のハリーは親友のロンとハーマイオニーと共に、秘密の部屋の謎と怪物の正体を突き止めます。
怪物はヴォルデモートの手下の大蛇でした。
ハリーは大蛇を倒し、平和を取り戻しました。
ハリー・ポッターと秘密の部屋 の起承転結
【起】ハリー・ポッターと秘密の部屋 のあらすじ①
夏休みから始まります。
ハリーは自分の親戚である、ダズリー家の二階の部屋で過ごしていました。
そこへ屋敷しもべ妖精のドビーがやってきて、ハリーにホグワーツ魔術魔法学校は危険だから行ってはいけないと忠告します。
さらにドビーは問題を起こし、結果、ダズリー家により部屋に閉じ込められてしまいます。
そこへ、心配したウィーズリー家のロンたちが空飛ぶ車で助けに来ます。
その後、夏休みはウィズリー家で過ごしました。
学校が始まるため、ハリーとウィーズリー家の人たちはダイアゴン横丁へと買い物に行きます。
買い物の際、出会ったマルフォイ家に、ウィーズリー家は侮蔑されます。
その際、マルフォイ家の父、ルシウスが、ロンの妹のジニーの持つ鍋に、本を入れます。
その後、一向は柱を通りホグワークへ向かうホームへ行きますが、ハリーとロンは柱を通れませんでした。
電車が出発してしまったため、空飛ぶ車でホグワークへと向かいました。
ホグワークへ着いたとき、空飛ぶ車は暴れ柳に衝突してしまいます。
その際、ロンの魔法の杖が折れてしまいます。
ハリーとロンは、空飛ぶ車は魔法使いではない数人のマグルに目撃されたこと、また、暴れ柳に被害を与えたことにより、罰則を与えられます。
【承】ハリー・ポッターと秘密の部屋 のあらすじ②
薬草学にて、石になった人を戻す方法を先生から尋ねられ、ハーマイオニーはマンドレイクから採れる薬だと答えます。
闇の魔術に対する防衛術では、昨年先生が代わり、新たにロックハート先生が就任されました。
ロックハート先生の授業は無茶苦茶なもので、武勇伝の本を書いている先生だとは思えないものでした。
ハーマイオニーが、ドラコ・マルフォイに「穢れた血」と罵られます。
「穢れた血」というのは、親が両方とも魔法使いではない人のことを指し、混血を示します。
一方ハリーは、廊下で不気味な声を聞きます。
声の元へ行くと、血で秘密の部屋は開かれたと書いてある壁を見つけます。
その後、石にされた学校の管理人であるフィルチの猫を見つけます。
秘密の部屋とは、かつてホグワークを作り寮の名前となったグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの4人の内の一人であるスリザリンが作った部屋です。
スリザリンだけは、学校に穢れた血が来ることを忌み、秘密の部屋に怪物を入れ、スリザリンの継承者が穢れた血を追い出せるようにしたとされています。
しかしながら、秘密の部屋はどれほど探しても見つかりませんでした。
ハリー、ロン、ハーマイオニーはドラコが継承者であると考え、変身薬にてスリザリン生へとなり、ドラコに話しを聞くことを考えます。
また、寮対抗のクィディッチというイベントも行われます。
ハリーはそれに出場しますが、暴れ玉のブラッジャーに狙われ、負傷します。
入院している際に、ドビーが来て、ホグワークは来る柱を通れなくしたのも、ブラッジャーを操ったのもドビーだと告白し、ハリーにホグワークは危険だから帰って欲しいと忠告します。
しかしハリーは留まることとしました。
その後、別の生徒が石にされた、また、秘密の部屋が開かれたことをハリーは知ります。
ハーマイオニーは、変身薬を嘆きのマートルという幽霊がいる、誰も来ない女子トイレにて作ります。
【転】ハリー・ポッターと秘密の部屋 のあらすじ③
ロックハート先生の授業にて、ハリーは蛇と話せる人は少ないと気付き、また、他の生徒に蛇と話せることを気付かれてしまいます。
スリザリンの紋章は蛇であり、そのため、ハリーはスリザリンの継承者ではないかと疑われます。
ハリー達はマートルのいる女子トイレにて変身薬を用い、ドラコにスリザリンの継承者について聞きます。
そこで、ドラコは継承者ではないことを知ります。
女子トイレへ戻ると、ハリーはトム・リドル日記をみつけます。
そこへ、秘密の部屋について教えてほしいと書き込むと、50年前の秘密の部屋についての映像が見れました。
秘密の部屋に今は森の番人であるハグリッドが、女子生徒を殺したとされる蜘蛛のアラゴクと一緒にいました。
そのアラゴクをトムは倒そうとするとアラゴクは逃げ、アラゴクを庇ったハグリッドは停学となりました。
ハリーはその話しをロンとハーマイオニーにし、ハーマイオニーが図書館にて情報を探している際に、石にされました。
ハリーとロンは、ハグリッドに話しを聞きに行きましたが、ハグリッドはアラゴクの事でアズカバン監獄に送られます。
その際にハリーとロンにアラゴクの会い方を伝えます。
アラゴクに会いに行くと、アラゴクは女子生徒を殺したのはアラゴクではなく別の怪物であることを伝えます。
ハーマイオニーの元へ行くと、ハーマイオニーの手に大蛇で睨まれると死ぬというバジリスクの記事がありました。
ハリーはバジリスクが怪物の正体だと確信します。
また、直接目を見なければ石になること、また殺された生徒はマートルであることにも気付きます。
また、この時、ジニーが怪物に連れ去られました。
ハリーはロンと学校から逃げようとしたロックハート先生を連れ、マートルから情報を得て、秘密の部屋へ向かいます。
ロックハート先生が逃げるため魔法を使いましたが失敗し、廊下が崩壊します。
ロンとロックハート先生と逸れたハリーは、一人で先へ進みます。
【結】ハリー・ポッターと秘密の部屋 のあらすじ④
ジニーが秘密の部屋に横たわっていました。
そこへトムが現れ、日記を使ってジニーを操ったと教えます。
その日記は、後にハリーが手にしたもので、またダイアゴン横丁でルシウスがジニーの鍋に入れたものでした。
トムはさらに、自分が最強で最大の敵であるヴォルデモートであること、またもうすぐでジニーの体を乗っ取り、実体化できることも教えます。
そして、バジリスクにハリーを襲わせます。
不死鳥のフォークスが組み分け帽子を持ち、やってきます。
フォークスはバジリスクの目を潰してくれ、また、組み分け帽子はグリフィンドールの剣をハリーに授けます。
苦戦しますが、結果、ハリーはバジリスクを剣で刺し、またバジリスクの毒の牙で日記を刺します。
ジニーは意識を取り戻し、フォークスはハリー、ジニー、ロン、ロックハート先生を連れ、秘密の部屋から抜け出します。
ダンブルドア校長先生は、ハリーが蛇語を話せるのは、スリザリンの継承者だからではなく、ヴォルデモートがハリーを殺そうとした際に自分の力の一部をハリーに渡してしまったのではないかと考えます。
石にされてしまった生徒は、マンドレイクから採れる薬で元に戻り、また、ハグリッドは疑いが晴れた為、監獄から解放されます。
ハリーとロンは特別賞を与えられます。
ハリー・ポッターと秘密の部屋 を観た感想
前章からキャラクターが増え、さらにおもしろみの増した話しでした。
全体的に暗い場面が多く、怖い、悲しい気持ちもありますが、どの場面も伏線だらけで、最後まで気になって見続けることができます。
ハーマイオニーの穢れた血について、ハリーの蛇と話せる点についてなど明らかにされおもしろかったです。
一番驚いたことは、序盤にルシウスが何気なくジニーの持つ鍋に入れた本が、後々とても重要な物であった点です。
そんなところから伏線が張られていたことに驚きました。
細かい演出がされており、また、他にもたくさん見落としていると思います。
何度でも見たくなる作品です。
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