映画「シュレック」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン

シュレック アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン

監督:アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン 2001年12月にドリームワークスから配給

シュレックの主要登場人物

シュレック(マイク・マイヤーズ 濱田雅功)
全身緑色の怪物(オーガ)。皆が恐れ、しばしば退治されそうになる。沼で一人で暮らしている。

ドンキー(エディ・マーフィー 山寺宏一)
おしゃべりなロバ。森で出会ったシュレックになつき、強引に友達になろうとする。

フィオナ姫(キャメロン・ディアス 藤原紀香)
塔に閉じ込められているお姫様。運命の人が助けに来てくれるのを待ちわびている。ある秘密を抱えている。

ファークアード卿(ジョン・リスゴー 伊武雅刀)
デュロックの領主。ちんちくりん。王になるためフィオナとの結婚を狙っている。

シュレック の簡単なあらすじ

ある日、一人気ままに沼の小屋で暮らしていた怪物・シュレックの生活が一変!たくさんのおとぎ話のキャラクターたちに占領されてしまいます。

怒り心頭のシュレックですが、そんなこんなで塔に閉じ込められているあるお姫様を助けることになってしまいました。

シュレックは平穏な生活を取り戻すべく、なぜかつきまとうおしゃべりロバのドンキーと旅に出ます。

シュレック の起承転結

【起】シュレック のあらすじ①

シュレックとドンキーの出会い

昔昔…遠い遠い国にとても美しいお姫様がいました。

しかし呪いをかけられ、恐ろしいドラゴンが守る城のてっぺんに閉じ込められてしまいました。

呪いを解くには恋人のキスが必要です。

大勢の騎士たちが救出に挑みましたが、誰も成功したものはいません。

彼女はずっと、運命の人が訪れるのを待ち続けています…全身緑色で醜い、シュレックという怪物が沼のほとりの小さな小屋に住んでいました。

泥で体や歯を磨き、虫の目玉を食べて豪快にゲップをしながら、一人で自由気ままに暮らしていました。

人々は頻繁にシュレックを退治しにやってきます。

しかしシュレックは手慣れた感じであしらい、シュレックの一吠えでみな逃げていくのでした。

国では、領主のファークアード卿によって出された令により、国中のおとぎ話のキャラクターたちが賞金をかけられて、次々に捕まえられていました。

ピノキオ、赤ずきんのオオカミ、7人の小人などなど…みんな連行されていきます。

捕まりそうなところを逃げ出したおしゃべりロバのドンキーは、森の中でシュレックと出会いました。

急いでシュレックの後ろに隠れるドンキー。

そして追ってきた兵士たちが2人とも逮捕すると告げます。

しかし睨みをきかしたシュレックに恐れおののき、兵士たちは急いで逃げ帰ってしまいました。

シュレックのことが気に入ったドンキーはシュレックにまとわりつき、そのまま家までついていきます。

しかし家に入ることは拒否され、ドンキーはしょうがなく外で寝ることになりました。

シュレックが夜一人でくつろいでいると、突然おとぎ話のキャラクターたちが押し寄せてきます。

捕らえられたキャラクターたちが、シュレックの住む沼地に追放されたのです。

静かな沼地が大勢のキャラクターたちに占領され、シュレックは怒り心頭。

ファークアード卿と話をつけるため、仕方なくドンキーを道案内に卿が住むデュロックへと向かうことにするのでした。

【承】シュレック のあらすじ②

お姫様を助けに

一方デュロックのお城では、ちんちくりんのファークアード卿が、仲間の場所を吐かせようと捕まえたクッキーマンをいじめていました。

そこへ手下たちが魔法の鏡を持ってきました。

卿は王様になる方法を鏡に尋ねます。

鏡は「プリンセスと結婚すれば王様になれる」と答え、3人のプリンセス、シンデレラ、白雪姫、フィオナ姫を紹介し、卿はフィオナ姫を選びました。

火を吐く恐ろしいドラゴンが守る塔に閉じ込められているお姫様です。

卿は鏡に映し出されたフィオナ姫の美しさにうっとりしました。

「一つ言いたいことが…日が暮れると…」大事なことを伝えようとする鏡の話も聞かず、卿は早速フィオナ姫のいる城へと兵を出すことに決めました。

デュロックへとたどり着いたシュレックとドンキーは、卿の城へと向かいます。

町には人気がなく、広場で卿がドラゴンの城へ向かう兵士を選ぶ選考会を行っていました。

競技を行い、優勝したものが城へ行くことができるのです。

そんなところへ突然シュレックが登場したものだから、卿も市民も唖然としてしまいました。

しかしシュレックを見た卿が「あの怪物を倒した者が優勝者だ」と叫び、兵士たちがシュレックに襲い掛かります。

意味が分からないシュレックでしたが仕方なく応戦し、圧倒的な強さで兵士たちをやっつけてしまいました。

いつのまにか市民もシュレックを応援する始末。

それを目の当たりにした卿は少し考え、「奴が優勝者だ」と叫びました。

困惑したシュレックは、卿が自分の沼に送り込んだキャラクターたちをどうにかしてほしくて来たと告げます。

卿は、「姫を救出できたら、沼を元に戻そう」と取引をもちかけ、シュレックはそれに従うことにしました。

早速旅に出たシュレックとドンキーはドラゴンの城へ向かいます。

道中、自分が周りの人に誤解されていると話すシュレック。

「怪物たちは玉ねぎに似ている。

むいてもむいても層がある。

奥が深いんだ。」

と力説しました。

【転】シュレック のあらすじ③

ドラゴンが守る城

シュレックとドンキーの前にフィオナ姫が閉じ込められている城が姿を現しました。

城は煮えたぎる溶岩に囲まれ、城へと続くのは一本の細い橋のみ。

2人はあれこれ言い合いながらもなんとかギリギリで橋を渡りきり、城の中へと進んでいきます。

中は荒れ果て、不気味な雰囲気が漂います。

怖さからさらにおしゃべりになるドンキーの声に反応して、ドラゴンが目を覚ましました。

火を吐き2人を追いかけ回すドラゴン。

シュレックはドラゴンのしっぽにつかまりますが、振り払われて塔のてっぺんへと飛ばされてしまいました。

次にドラゴンはドンキーに詰め寄ります。

絶体絶命のドンキーはなんとか気をそらそうと、ドラゴンの鋭い歯を褒めちぎったりさらにぺらぺらとおしゃべりになります。

そんなドンキーにうっとりしだしたドラゴンは、ドンキーをどこかに連れて行ってしまいました。

塔のてっぺんに飛ばされたシュレックは、そこでフィオナ姫を見つけます。

ベッドでキスを待つフィオナを激しく揺り起こし、強引に引っ張って塔から連れ出しました。

しかしうっかりドラゴンの前に落ちてしまい、ドラゴンが怒り狂って追いかけてきます。

しかしシュレックはドラゴンについている鎖をうまく城の柱に絡ませて、なんとか城の外に逃げ切ることに成功しました。

その後フィオナは、兜をかぶっているシュレックに顔を見せてほしいとお願いします。

シュレックは渋々兜をはずしますが、運命の人が醜い怪物だと知ったフィオナはがっかりしてしまうのでした。

ファークアード卿からの命令であること、彼が結婚相手であることなど事情を全て伝えますが、フィオナは「なぜ彼が助けに来ないの?」と不満そうです。

そして「ここで待つと伝えて」と言いますが、そんなフィオナを抱き上げてシュレックとドンキーはデュロックへと急ぐことにします。

【結】シュレック のあらすじ④

惹かれあう二人

フィオナの強い希望で野宿をすることになりました。

夜フィオナは一人で洞窟にこもり、シュレックとドンキーは外で話しています。

シュレックは早く沼を返してほしいと言います。

「なぜ周りを避ける?」と聞くドンキーに「世間がオレを避けるんだよ」とこぼすシュレック。

それをフィオナが陰で聞いていました。

翌朝、フィオナとシュレックは仲直りし、再び出発します。

道中、ロビンフッド一行に襲われますが、フィオナが得意のカンフーでやっつけてしまいました。

シュレックは感心してしまいます。

そしてその後、2人は徐々に距離を縮め惹かれあっていきます。

しかしフィオナには秘密がありました。

それは日が沈むと醜い緑色の怪物に変身するという魔法がかけられているというものです。

その魔法を解くには運命の人とキスをしなければならないのでした。

しかしちょっとした誤解でシュレックはフィオナに酷く嫌われていると勘違いし、フィオナをファークアード卿に引き渡すとさっさと沼に帰ってしまいました。

フィオナはシュレックの誤解を解こうとしましたが、日が沈む前に結婚式を挙げたいと考え、卿に伝えます。

傷心で沼に帰ったシュレックでしたが、頭の中はフィオナのことでいっぱい。

ドンキーからフィオナもシュレックを想っていることを告げられ、シュレックは驚きます。

そしてドンキーと仲良くなったドラゴンの送迎で急いで城へと向かいます。

城では式が始まっていました。

そこへシュレックがさっそうと登場し、フィオナへ思いを伝えます。

するとフィオナは「私を見てて」と言い、日暮れと共に緑色の怪物に変身します。

「醜い女だ!」と卿は怒り狂って2人を捕らえようとしますが、ドラゴンに食べられてしまいました。

そしてやっとシュレックとフィオナが口づけを交わします。

しかしフィオナは緑色の怪物のまま。

でもシュレックはそんなフィオナも美しいと言い、沼に戻って結婚式を挙げ、幸せに暮らしました。

シュレック を観た感想

最初から最後までテンポがとてもよく、ちょっとお下品なフレーズに我が家の子供たちも大喜び。

ストーリーもさほど複雑ではありませんし、ちょっと知っているようなおとぎ話のキャラクターたちもたくさん出てくるので、とにかくハチャメチャで明るくて、大人も子供も楽しめる作品です。

吹き替えで見ても字幕で見ても、声が浜ちゃん、山寺宏一さん、マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィーらなのでとにかくそれぞれのキャラが立ってます。

浜ちゃんは関西弁ですが違和感なしなのが面白かったですね。

続編も作られるほどの人気作品になるのも納得です。

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