監督:ピエール・モレル 2009年8月22日(日本)に20世紀フォックスから配給
96時間の主要登場人物
ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)
主人公。元CIA工作員。娘を愛しており、娘を救うためならどんな手段も厭わない。
キム(マギー・グレイス)
ブライアンの娘。高校生。歌手を目指している。友人と一緒にパリに旅行へ出掛けたが、誘拐されてしまう。
レノーア(ファムケ・ヤンセン)
ブライアンの元妻。現在はスチュワートと再婚している。
マルコ(アーベン・バジラクタラジ)
キムを誘拐した主格犯。
ジャン=クロード(オリヴィエ・ラブルダン)
元フランスの諜報機関の工作員。ブライアンと顔馴染み。
96時間 の簡単なあらすじ
主人公のブライアンは超優秀な元CIAの工作員でした。
妻とは離婚をしてしまい、別の男性と再婚していました。
それでもブライアンは、妻に引き取られた一人娘の娘キムを愛していました。
そんなある日、キムは友人と一緒にパリの旅行に行きましたが、人身売買組織に誘拐されてしまいます。
キムは誘拐される直前、ブライアンに電話をかけて助けを求めました。
ブライアンは誘拐されたキムから聴いた僅かな情報を頼りに、キムを見つけ出そうとします。
ブライアンは誘拐された娘を助け出すためなら、殺人、拷問など手段を選びません。
ブライアンによって、キムを誘拐した人身売買組織は壊滅し、キムは無事に救出されるのでした。
96時間 の起承転結
【起】96時間 のあらすじ①
主人公のブライアンは元CIAの優秀な工作員でした。
しかし離婚した妻のレノーアは、お金持ちのスチュアートと再婚をしてしまいました。
それでもブライアンは、レノーアに引き取られた娘のキムとは親しい関係になろうと懸命に努力をします。
ある日ブライアンは、仕事で娘が憧れている歌手のシーラの護衛を務め、ストーカーから守ることができました。
そのお礼にシーラは、キムに歌のレッスンをさせる約束をもらいました。
ブライアンはキムを喜ばせようとすぐに伝えようとします。
ところが、歌手の話しを持ち出す前にキムが、「友人と二人でパリに旅行へ行きたい」とブライアンに同意書を書くようにお願いしてきました。
「女性二人で旅行に行くのは危険だ」と、難色を示すブライアンでしたが、キムに提示連絡をすることを約束させ、渋々許すことにしました。
パリの国際空港に到着したキムと友人でしたが、タクシー乗り場でピーターという青年に声をかけられます。
旅行で浮足立った二人は、ピーターに泊まる先の住所を教えてしまいます。
ピーターは二人と別れた後、何者かに連絡を入れます。
実はキムがただ旅行をするのではなく、バンドのライブツアーに行くと知ったブライアンは何度もキムに連絡をいれます。
電話が繋がったのは、キムが宿泊先に到着してしばらくしてからでした。
その電話の途中で、キムは友人が何者かに拉致される瞬間を目撃します。
キムがパニックになっているを把握したブライアンは、キムを落ち着かせて言い聞かせます。
そして「お前はこれから誘拐される。
だから捕まったら犯人の特徴を叫べ」とキムに指示をします。
ベッドの下に隠れていたキムは犯人に捕まってしまいますが、「月と星の入れ墨」など犯人の特徴を叫びます。
ブライアンは電話越しに犯人に「必ず見つけ出す」と警告します。
それに対して犯人は「グットラック」と一言だけ返して、電話を切りました。
【承】96時間 のあらすじ②
ブライアンはレノーアとスチュアートとに事情を話し、すぐにパリに行く手はずを整えていきます。
ブライアンの同僚だったサムから、キムを誘拐したのは、アルバニア・マフィアの人身売買組織の一員であるマルコだと教えてくれました。
すぐにパリに飛び立ったブライアンは娘の宿泊先に向かい、キムの携帯電話を回収します。
携帯電話に残っていた写真から、ピーターを探し当てますが、追跡の末、ピーターはトラックに轢かれてしまいます。
手がかりを失ったブライアンは、仕事で顔馴染みのジャン=クロードから有力な情報を手に入れようとします。
ジャン=クロードは協力を拒みますが、何とかアバルニア・マフィアが仕切る売春宿の情報を入手します。
ブライアンは、キムがいる可能性が高い建設現場の売春宿を見つけて潜入します。
そして薬漬けにされている女性の中から、キムのジャケットを羽織っている女性を見つけ、マフィアと交線の末、女性を連れてそこから脱出しました。
ブライアンは女性を看病して、女性からマルコのアジトの場所を聞くことに成功しました。
ブライアンはジャン=クロードと偽り、マルコのアジトに入ります。
そして裏金の交渉をしている途中で、ブライアンは一枚の紙を取り出して、マフィアの一員達に「読め」と言います。
紙に書いていたのは「グッドラック」でした。
それを読み上げた男が、マルコだと確信したブライアンは、マルコ以外のマフィアを殺します。
その際、キムの友人が薬漬けで死んでいるのもを目撃します。
【転】96時間 のあらすじ③
そしてブライアンはマルコを電気椅子に縛り付けて、拷問で娘の居場所を吐かせようとします。
マルコは抵抗しますが、「キムを購入したのはパトレス・サンクレアだ」と聞き出すことに成功しました。
それを聞いたブライアンは、マルコを電気椅子で殺します。
そしてすぐにジャン=クロードの自宅に向かい、マフィアから裏金を受け取っていると脅し、さらに彼の妻の肩に銃弾を撃ち込んで、サンクレアの居場所を聞き出しました。
ブライアンはサンクレア邸で行われるオークション会場に参加します。
ブライアンはキムを探し出そうとしていると、麻薬で朦朧としているキムがなんとオークションにかけられていました。
ブライアンはそこにいる大富豪を脅迫して、キムを落札させようとしますが、オークション会場を出たところでサンクレアの部下たちに捕まってしまいます。
キムは大富豪に連れて行かれ、ブライアンは拘束されてしまい、サンクレアに殺されかけてしまいます。
【結】96時間 のあらすじ④
絶体絶命の窮地に追い込まれたブライアンでしたが、何とかピンチから脱出し、サンクレア達を殺していきます。
サンクレアから死ぬ直前、キムは川岸のボートに乗せられると聞いたブライアンは、その場にあった車に乗り込み、ボートに追いつきます。
車から飛び降りてボートに飛び移ったブライアンは、キムを探し当てようとします。
それを阻止しようと大富豪の護衛達がどんどん現れていきますが、ブライアンは次々と殺していきます。
ブライアンの追い詰められた大富豪は、キムにナイフを突き立てようとしますが、ブライアンは迷うこと無く、銃で大富豪の額を撃ちます。
ブライアンは奮闘の末、アバルニア・マフィアを壊滅させて、キムを取り戻すことができました。
ブライアンはキムを連れて帰国して、キムはレノーアとスチュアートの元に帰っていきました。
その後、ブライアンはキムをシーラの元に連れていき、歌のレッスンをさせるサプライズを用意してあげました。
96時間 を観た感想
題材になっている96時間は、誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間と言われています。
なので主人公のブライアンは娘のキムを迅速に助けようとするので、スピーディな展開で、テンポも良く、何回観ても楽しめるアクション映画でした!愛する娘に対して少しズレたアプローチをしてしまう主人公のブライアンですが、娘のためならどんな手段も選ばないので、見ていてストレスを感じません。
「娘のためならエッフェル塔だってぶっ壊すぞ!」と暴走したセリフを言うのですが、このパパならマジでやりかねないなぁと思っていました。
妻や子供を持つ父親が観たなら間違いなくスカッとするこの映画は、映画をあまり観ていない初心者にもおすすめしたい名作だと思っています!
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