映画「ONE PIECE STAMPEDE」のネタバレ&あらすじと結末を徹底解説|大塚隆史

映画「ONE PIECE STAMPEDE」

監督:大塚隆史 2019年8月に東映から配給

ONE PIECE STAMPEDEの主要登場人物

麦わらの一味(むぎわらのいちみ)
船長のルフィ、剣士のゾロ、コックのサンジ、船医のチョッパー、航海士のナミ、狙撃手のウソップ、考古学者のロビン、船大工のフランキー、お案額化のブルック       で構成されています。

ダグラス・バレット(磯部勉)
元ロジャー海賊団の船員で「鬼の跡目」と呼ばれていた。自分だけの強さを求めている。

ブエナ・フェスタ(ユースケ・サンタマリア)
フェスティバル海賊団船長の船長で海賊万博の主催者。表では「祭り屋」裏では「最悪の戦争仕掛け人」と呼ばれている。

ONE PIECE STAMPEDE の簡単なあらすじ

海賊の海賊のための世界一の祭り「海賊万博」に招待された麦わらの一味や最悪の世代たちなどの海賊たち。

万博の目玉である、海賊王の遺したお宝を手に入れるお宝争奪戦が繰り広げられる裏で、主催者のフェスタとバレットがキナ臭い動きを見せていました。

海軍や革命軍・CPも動き出す中、誰が海賊王のお宝を手に入れるのでしょうか。

ONE PIECE STAMPEDE の起承転結

【起】ONE PIECE STAMPEDE のあらすじ①

海賊万博、開幕?

インペルダウンから脱獄したある元囚人は、ブエナ・フェスタと手を組み海賊王の宝に関するものを利用して海賊万博を開き、何か事を起こそうと企んでいます。

場面は移り変わり、ルフィ達麦わら海賊団にフェスタから海賊万博への招待状が届き、海賊王のお宝探しに参加するため一味は会場へ向かいます。

途中、買い物などの寄り道をしていたため一味はイベントに遅れてしまいます。

司会のドナルド・モデラートと歌姫アンにより宝探しの説明がされます。

そんな中、バギーたちにトラファルガー・ローが追われていました。

追い詰められたローは悪魔の実の能力で窮地を脱します。

更に海賊万博の噂を聞き付けた海軍中将のスモーカーと部下のたしぎは変装して、祭屋フェスタと脱獄囚ダグラス・バレットを逮捕するため内情を探っています。

場面は会場へ移り変わり、島の中心の湖で突き上げる海流(ノックアップ・ストリーム)が発生し、巨大なシャボンに包まれた島が出現します。

海賊王の宝がその島にあると踏んだ海賊たちは我先にと次々と船で突き上げる海流(ノックアップ・ストリーム)を上りあがっていきます。

ルフィ達も遅れまいとサニー号フライングモデル「皇帝ペンギン」仕様に変え、クー・ド・バーストで飛んで行きトップに躍り出ます。

その様子を見たフェスタは地下に降り、バレットに準備を始めるように言います。

その企みを知ったロー突如ルフィ達の前に現れ、フェスタが何かを企んでいると話しすぐに島を離れるように警告します。

警告に反しルフィはこのまま進むことを決めますが、海賊万博の裏に罠があると睨んだロビンやサンジ・ブルック・チョッパーがローと共に別行動でフェスタを探ることになりました。

【承】ONE PIECE STAMPEDE のあらすじ②

宝探しと陰謀

シャボン内の島に一番に辿り着いたルフィ達は、島の崖の上にある古い宝箱が海賊王の宝であると睨み、手に入れようと走り出します。

しかし、他の大勢の海賊たちも宝を手に入れようと熾烈な争いを繰り広げながら妨害してきます。

そんな中周りの海賊たちを出し抜いてお宝を手に入れたのは、王下七武海の一人にして会場の警備を担当していたバギーでした。

一方、島の地下にあるフェスタのアジトに向かったロー達はそこでフェスタの会話を盗み聞き、島に海軍の無差別殲滅攻撃「バスターコール」を誘発するという衝撃的な事実を知ってしまいます。

急いでルフィ達に知らせるべく地上に戻ろうとしますが、そこへ海軍中将のスモーカーに鉢合わせ、足止めに遭います。

何とかスモーカーから逃れたロビンとローは、途中でクロコダイルに会います。

一方地上では、手に入れたお宝の中身を見たバギーが驚愕の表情を浮かべると同時に、巨大なガレオン船が飛んできて島を破壊します。

瓦礫と化した島は次々と地上へ落下していきました。

地上に落下後、無事だったウソップはどさくさに紛れてお宝を手にします。

ルフィ達も無事事なきを得ましたが、土煙の先にボロボロのウソップとお宝を手にしたダグラス・バレットがいることに気が付きます。

ウソップが傷つけられたことに怒ったルフィはバレットに突っ込んでいきますが返り討ちに遭います。

バレットは、元ロジャー海賊団の船員で「鬼の跡目」と呼ばれ恐れられていました。

ルフィ含む最悪の世代と呼ばれるルーキーたちがバレットと対峙していると、そこへ海軍の大艦隊が来ていることがモデラートにより知らされ、会場は大騒ぎになります。

最悪の世代たちでバレットに立ち向かいますが、規格外の強さとガシャガシャの実の能力で作った巨大なロボットの前に敗北します。

【転】ONE PIECE STAMPEDE のあらすじ③

お宝の正体と異色の共闘

そしてここでお宝の正体が判明します。

お宝は、ラフテルへの永久指針(エターナルポース)で海賊王への近道となりえるものです。

一方ルフィへ止めを刺そうとするバレットにウソップがポップグリーンで反撃しますが、倒されます。

その後バレットは能力を覚醒させ、島中のがれきや海賊や海軍の船を取り込み、より巨大な怪物へと姿を変えます。

バレットの強さとお宝の中身を知った海軍はついにバスターコールと発動します。

ボロボロのルフィを抱えながら同じくボロボロのウソップは仲間たちのもとへ向かい、チョッパーたちと合流します。

様々な目的で島に来ていた、七武海のハンコックや革命軍のサボとスモーカーやローやバギーと共闘してルフィはバレットに立ち向かいます。

ローの能力でバレットに隙を作り、他の皆で攻撃して体を削る作戦で戦います。

ローの能力発動と同時にクロコダイルの砂嵐でバレットのロボットの表面と瓦礫を入れ替えて右腕を落とします。

そしてもう一度今度はルフィ以外の全員で一斉に攻撃し右脇腹を貫通します。

そして、ルフィの大大大猿王銃でバレットの巨大な外装を破壊します。

【結】ONE PIECE STAMPEDE のあらすじ④

ルフィの選択

ルフィの攻撃により、巨大な外装が崩れ落ちますがロボットは無傷でした。

このままルフィに止めを刺そうとしますがそこで、ウソップの「必殺 緑星 蛇花火」が発動しロボットが破壊されます。

バレット本体が出てきて、宝を奪う好機と見たCP0のルッチやクロコダイルが横槍を入れようとしますが、サンジとゾロに阻まれます。

そして、ルフィとバレットは覇気を纏った素手の殴り合いで戦い、ルフィが勝利し海賊王のお宝を手に入れました。

中身を知ったルフィは、サンジとゾロを振り切ってきたルッチとクロコダイルの目の前でラフテルへの永久指針は要らないと握りつぶします。

バレットの敗北によりフェスタはサボに捕らえられます。

ローの能力で島の入口へ移動したルフィは島を出ようとします。

しかし海軍によるバスターコールが始まり、窮地に陥る麦わら海賊団などの海賊たちでしたが、アンの能力による幻で出したエースとサボの火拳で作った炎上網により無事に島を脱出します。

ONE PIECE STAMPEDE を観た感想

終始、周りに振り回され巻き込まれながらもちゃっかり美味しいところを持っていくバギーが面白かったです。

原作でもそうですが、本人はそこまでの器ではないのに幾多の危機を悪運で乗り切り、周りに盛大に勘違いされ過大評価されているところがバギーらしいなと思いました。

悪運の強さはONE PIECEの登場人物の中で一位だと思いました。

それとは別に、ウソップが「狙撃手は援護が花道」と言ってバレットに一矢報いたシーンが作品上で一番カッコよかったです。

ただ自棄になって無意味に攻撃していたわけではなく、計算の上で一番効果的な場面で発動するように仕込んだという事実に脱帽しました。

コメント