監督:ルイ・レテリエ 2010年4月にワーナー・ブラザースから配給
タイタンの戦いの主要登場人物
ペルセウス(サム・ワーシントン)
ゼウスの息子、半神。
イオ(ジェマ・アータートン)
ペルセウスを見守り助ける。
ハーデス(レイフ・ファインズ)
ゼウスを倒し人間を支配しようとする。
タイタンの戦い の簡単なあらすじ
勇者ペルセウスとイオ、アルゴスの兵士ドラコ、そして狩人たちがクラーケンを倒しアルゴスの都を救うため、メデューサの首を手に入れる旅にでます。
人間と神々は対立しており、ハーデスは思い上がった人間に制裁を下すためアルゴスの都を破壊すると言います。
アルゴスをすくいたければアンドロメダを生贄に差し出せと要求します。
タイタンの戦い の起承転結
【起】タイタンの戦い のあらすじ①
人間の漁師夫婦が海で棺桶を引き上げます。
中には母親と赤子がいました。
母親はなくなっていましたが、赤子は生きており、夫婦はペルセウスと名付けました。
その後ペルセウスは若く逞しい若者となりました。
漁師夫婦と妹の面倒をよく見ています。
ある日、漁師夫婦は漁をしている時、最近魚が取れず、貧しいことを嘆きます。
神は人間に信仰を求めるけれど助けてはくれないと言います。
海上から、ゼウスの巨像がアルゴスの兵士により破壊されているのを目撃します。
その時ハーデスが現れて、兵士を皆殺しにします。
ハーデスはペルセウスと漁師夫婦と妹が乗る船を粉砕し、ペルセウス以外は、海の底に沈んで亡くなります。
ペルセウスはアルゴスの船に救われアルゴスに連れて行かれます。
アルゴスでは宴が催されていて、アルゴスの王女カシオペアは娘アンドロメダの美貌を神と比較し、アンドロメダが優れている、これからは神ではなく人間の時代であると豪語します。
するとハーデスが現れて女王の生気を吸い取り女王は老婆と化します。
ハーデスはクラーケンを放ちアルゴスを破壊すると言います。
もしアンドロメダを生贄に捧げればアルゴスは救うと言い、ペルセウスのことをゼウスの息子だと言い、去っていきます。
【承】タイタンの戦い のあらすじ②
ペルセウスは敵とみなされ投獄されますがイオが現れ、ハーデスを倒しアルゴスを救うには三人の魔女に方法をきかなければならないことを告げます。
イオ、ペルセウス、ドラコ率いるアルゴスの兵士、そしてプロの狩人二人はアルゴスを出発します。
旅の途中、我が子を心配するゼウスがペルセウスに剣とペガサスを遣わしますが、ペルセウスは漁師夫婦と妹を神であるハーデスに殺されたため、神を憎み、自分は人間として戦うと言い頑なに助けを拒みます。
一行はアルゴスの鎧を着た化け物に襲われます。
その化け物は実はアルゴスの前王で、后をゼウスに寝取られた王でした。
ペルセウスはその后とゼウスの子供であり半神です。
化け物はハーデスから力を与えられペルセウスを倒すために来ました。
ハーデスの狙いは実はゼウスであり、ペルセウスを亡き者にし、ゼウスの力を弱めるのが目的です。
化け物の血から巨大サソリが出現し、危機一髪の所を砂漠の民、ジンに救われます。
ジンは傷ついたペルセウスを治癒します。
ジンも神々の横暴を止めるのは今だと、一行に加わり三人の魔女を目指します。
三人の魔女からクラーケンの倒し方を聞き出し、メデューサの住処を目指します。
【転】タイタンの戦い のあらすじ③
メデューサの住処はあの世にあります。
一行は地獄の渡し船に乗りメデューサの住処に到着します。
メデューサはアテナの呪いで醜い化け物にされましたがアテナはメデューサが女を傷つけないように、住処には女は入れないようにしました。
それでイオは外で待ちます。
一行は中に入り、メデューサの蛇のような長い尻尾や弓矢、そしてメデューサの目を見ると見たものは全て石と化す呪いのせいで苦戦しますが、ペルセウスは盾を鏡にし、メデューサの首を切り取ることに成功します。
メデューサの住処の外でイオがペルセウスを迎えますが、その時、またアルゴスの前王が現れイオを刺し殺します。
イオは天に召され、ペルセウスはゼウスに与えられた剣で前王をたおします。
前王はゼウスに妻を寝取られ、稲妻で撃たれて醜い姿にされました。
だからとても神を憎んでおり、ペルセウスに「神になるな」と言い残し息絶えます。
ペルセウスはメデューサの首を持ってペガサスに乗りアルゴスに向かいます。
【結】タイタンの戦い のあらすじ④
アルゴスでは、暴徒がアンドロメダを捕らえ木に両手を縛り、海に晒しています。
クラーケンが現れ、アンドロメダを飲み込もうとするその時、ペガサスに乗ったペルセウスが現れます。
暴徒やハーデスの手下の妨害に遭いますが、袋からメデューサの首を取り出しクラーケンに見せると、クラーケンは石と化し、バラバラに崩れ落ちました。
ハーデスが現れ、自分は神だから生き続けると言いましたがペルセウスはゼウスに与えられた剣で稲妻の力を使い、ハーデスを海底深く撃退しました。
アンドロメダも海に落ちて沈んでいくところをペルセウスが助け上げます。
アルゴスは救われました。
アンドロメダはペルセウスをアルゴスに引き留めようとしますが、ペルセウスは「アルゴスの女王はあなたです」と言い、アンドロメダのもとを去ります。
ペルセウスの元にゼウスが現れ、神界に誘いますが、ペルセウスは人間として生きると答えると、ゼウスは、では伴侶がいるなと言い、イオを生き返らせました。
タイタンの戦い を観た感想
アルゴスの兵士ドラコが粋でした。
ペルセウスが冗談を言っても笑わないので、ペルセウスがなぜ笑わないかきくと、神を出し抜いてやったら笑うと言い、メデューサを倒した時のニヤリ笑いがよかったです。
自称プロの狩人の二人も楽しんで戦っていて、よい味を出していました。
ペルセウスのことを漁師と呼ぶのも、ペルセウスに自分は何者か、思い起こすように親しみがこもっていてよかったです。
ゼウスやハーデス、ポセイドンなど、ギリシア神話の神々が勢揃いする場面がありギリシア神話が好きな人に絶対おすすめです。
アルゴスの都の美しさや人々の衣装、鎧も素敵でした。
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