監督:ボビー・ファレリー 、ピーター・ファレリー 1999年1月に20世紀フォックスから配給
メリーに首ったけの主要登場人物
テッド・ストローマン(ベン・スティラー)
本作の主人公。16歳の頃からメリーに首ったけ。
メリー・ジェンセン・マシューズ(キャメロン・ディアス)
本作のヒロイン。発達障害の弟を持つ。
パット・ヒーリー(マット・ディロン)
テッドが雇った探偵。彼もメリーを好きになる。
タッカー、ノーマン・フィップス(リー・エヴァンス)
メリーの友人の建築家。実はただのピザ配達人。
ドム・ウォガノウスキー(クリス・エリオット)
テッドの親友。実はメリーの長年のストーカー。
メリーに首ったけ の簡単なあらすじ
16歳の少年・テッドは、誰もが認める美少女・メリーに憧れていました。
彼女には発達障害の弟がおり、テッドは虐めを受けていた弟を助けます。
それをきっかけに、テッドはメリーと親しくなります。
ところが、ある騒動をきっかけに二人は会うことがなくなります。
29歳になったテッドはメリーが忘れられず、彼女を探し始めるのでした。
メリーに首ったけ の起承転結
【起】メリーに首ったけ のあらすじ①
メリーは誰もが認める美少女で、男子たちの憧れの存在です。
性格も明るいので、みんなからも人気がありました。
彼女にはウォーレンという弟がおり、彼は発達障害がありました。
ある日、ウォーレンが友達に虐められていると、16歳の少年・テッドに助けられます。
それを機にテッドはメリーと親しくなり、彼女のプロムのパートナーに選ばれました。
それまでうだつの上がらなかった彼は、周囲から一目置かれるようになります。
プロム当日、テッドがメリーを車で迎えに行くと、彼女の義父が出てきました。
義父はテッドに、メリーが他の男子とプロムに向かったと嘘をつきます。
テッドはがっかりして帰ろうとしますが、そこに母親のシーラが声を掛け、彼を家に招き入れました。
すると、ブルーのドレスに身を包んだメリーが階段から降りてきます。
外出の前にテッドはトイレを借りますが、ズボンのファスナーが引っかかります。
警官まで駆け付けてファスナーを下ろそうとしますが、それが出血多量を魔招き、テッドは救急車で運ばれてしまうのでした。
【承】メリーに首ったけ のあらすじ②
テッドは29歳になりましたが、ファスナー事件以来メリーと会うことはありませんでした。
その間に、メリーたちは義父の転勤でマイアミに引っ越していました。
ある日、テッドはクルマを運転中にメリーの記憶が甦り、体の震えが止まらなくなります。
彼は友人のドムを訪れ、自分がメリーを忘れられないことを話しました。
するとドムはテッドに、私立探偵にメリーの住所を調べてもらうようにアドバイスします。
そこでテッドは、ヒーリーなる人物を雇うことになります。
マイアミに向かった彼は、遂にメリーの居場所を突き止めます。
彼女は恋人と分かれたばかりで、新たな恋人を探していました。
元カレとは、ウォーレンが原因で彼女から別れを切り出しています。
ヒーリーはメリーの容貌や人柄に触れるうち、どんどん惹かれていきます。
そして、彼はテッドに嘘の報告をしました。
その内容は、メリーが子沢山の未婚の母となっているというものです。
しかも、体重も120キロに増えており、車椅子生活だと念を押しています。
テッドはヒーリーを信じられず、自らメリーに会いに出かけるのでした。
【転】メリーに首ったけ のあらすじ③
ヒーリーは建築家と偽り、メリーに接近します。
一方、テッドはマイアミに向かう途中、大きな荷物を抱えたヒッチハイクの男を拾います。
二人がサービスエリアで休憩していると、そこに警官が現れました。
すると男は、荷物を残したまま逃げ出しました。
その後、警官が荷物を調べると、なんと死体が出てきました。
そのため、テッドは殺人の容疑で逮捕されてしまいます。
その頃、メリーの下を建築家のタッカーが訪れていました。
彼はメリーにヒーリーを紹介されていましたが、ヒーリーに対して不審を抱いていました。
そこで調べた結果、建築家の中にヒーリーという名前はなく、ハーバード大学の卒業名簿にもありませんでした。
収監されたテッドは、真犯人が捕まったので釈放されます。
その後、彼はドムのクルマで再度マイアミに向かいます。
その際彼はドムから、ヒーリーがメリーに惚れていると聞かされます。
テッドはメリーと再会を果たし、翌日のディナーを約束をして別れるのでした。
【結】メリーに首ったけ のあらすじ④
メリーとデートの夜、テッドは彼女に独身の理由を尋ねます。
メリーには結婚を考えた男性がいましたが、別れていました。
その頃、ヒーリーとタッカーは意気投合しており、テッドとメリーの仲を裂く計画を練っています。
メリーの自宅に招かれたテッドが家に入ると、猛犬になったパフィに襲い掛かられます。
それは、ヒーリーらが投げ入れた薬物のせいでした。
そんなある日、メリーは机の上に匿名の手紙を見つけます。
そこには、ヒーリーが彼女を探った経緯が書かれていました。
メリーはヒーリーの雇い主がテッドと知り、彼に向かって激しく怒り出ていくように言います。
テッドは去り際に、メリーのことが忘れられなかったと言い残しました。
その後、匿名の手紙の主はドムだということが判明します。
彼は昔からメリーのストーカーで、彼女の靴を盗んだりしていました。
即ち、テッドをはじめ、ヒーリーとタッカー、そしてドムの4人がメリーに首ったけだということです。
ヒーリーはメリーに、4人のうち1人を選ぶように言います。
するとそこに、元カレのブレッドが現れました。
テッドは彼にメリーを託しますが、彼女が選んだのはテッドの方でした。
メリーに首ったけ を観た感想
「メリーに首ったけ」は明るく笑えるラブコメディで、兎に角、メリーの可愛さがたまらない作品です。
人には忘れられない初恋があるもので、男子は学生時代にクラスのマドンナに憧れを抱きます。
そのマドンナとの恋愛関係を妄想して、心をときめかせたりします。
離れ離れになっても、そんなマドンナのことは忘れられないものです。
そして何かのキッカケで再会を果たし、恋人同士になるのを夢見たりします。
「メリーに首ったけ」は、そんな想いを実現すべく初心な男が悪戦苦闘する物語です。
一人の女性に対する一途な気持ち、そして相手の幸せを想う切なさが描かれています。
人を愛するとはどういうことか、教えてくれる映画です。
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