監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー 2010年7月に東宝東和から配給
怪盗グルーの月泥棒の主要登場人物
グルー(笑福亭鶴瓶)
世界一の悪党になるため、月を盗もうとする。その際に利用しようとマーゴ達三姉妹を養護施設から引き取る。
マーゴ(須藤祐実)
グルーに引き取られた三姉妹の長女。しっかり者でグルーは里親としてどうなのか疑問に思っている。
イディス(矢島晶子)
三姉妹の次女。変わり者で変なものや気持ち悪いものにテンションが上がるタイプ。
アグネス(芦田愛菜)
三姉妹の末っ子。甘え上手で人懐っこく、グルー達にすぐに懐く。
怪盗グルーの月泥棒 の簡単なあらすじ
うだつの上がらない泥棒グルーは世界一の悪党となるべく、月泥棒を計画しています。
その際に利用しようとマーゴ達三姉妹を養護施設から引き取りますが、彼女達にすっかり懐かれてしまいます。
マーゴ達を利用し、月泥棒に必要な「縮ませ光線銃」を入手し、月を盗むことに成功しますが、ライバルのベクターにマーゴ達はさらわれ、盗んだ月まで横取りされてしまいます。
果たしてグルーは月とマーゴ達を取り戻すことができるのでしょうか?
怪盗グルーの月泥棒 の起承転結
【起】怪盗グルーの月泥棒 のあらすじ①
テレビでピラミッドが盗まれたというニュースが放送されています。
こんな大きな盗みをやってのける悪党は一体誰なのか?と世間では大騒ぎです。
一方、怪盗とは名ばかりのうだつの上がらない泥棒グルー。
盗みだけでなく、普段から道行く子供にいじわるしたり、買い物の順番を武器を使って横入りしたりと嫌な奴です。
グルーがリビングでくつろいでいると玄関のチャイムが鳴りました。
養護施設に住むマーゴ達がクッキーを買ってほしいとやって来たのです。
グルーは録音音声のふりをしてマーゴ達を追い払います。
グルーの家には地下にミニオンと呼ばれる黄色い生物がたくさん住んでおり、グルーをボスと呼び、ネファリオ博士と一緒に悪事に使用する武器や道具を作っています。
世界一の悪党となるべく、グルーは月泥棒を計画しますが、それには資金が必要です。
悪党銀行に融資してほしいとお願いに行きますが、これまでに成果が上がっていないことを理由に断られてしまいます。
しかも先日、ピラミッドを盗んだのは悪党銀行の待合室にいたベクターだと聞かされます。
融資を断られた腹いせにグルーはベクターの頭を冷凍光線銃で凍らせ、帰宅します。
【承】怪盗グルーの月泥棒 のあらすじ②
悪党銀行から融資を受けるためには月泥棒に使用する「縮ませ光線銃」を入手しなくてはなりません。
ミニオン達と協力し、東アジアの某国から縮ませ光線銃を奪うことに成功したグルーでしたが、ベクターがやって来て、頭を凍らせた仕返しに横取りされてしまいます。
ベクターから縮ませ光線銃を取り返そうとしますが、ベクターの基地はセキュリティ万全、多彩な武器を装備していて歯が立ちません。
そこへマーゴ達がクッキーを買ってほしいとやって来ます。
最初は断るベクターでしたが、好物のココナッティクッキーがあると分かるとマーゴ達をあっさり基地に迎え入れました。
その様子を見ていたグルー「これや!」と思い付きます。
養護施設に身分を偽り、マーゴ達を引き取りたいと申し込みます。
マーゴ達は三姉妹、長女のマーゴはしっかり者、次女のイディスは変わり者、末っ子のアグネスは人懐っこく、初対面のグルーに引っ付いて嬉しそうです。
ミニオン達ともあっという間に仲良くなります。
マーゴ達に地下の施設に侵入されたり、バレエのレッスンに付き合わされたり、ペースを乱されがちなグルーですが、何とかベクターの基地にクッキーを届けさせ、その隙に縮ませ光線銃を取り返すことに成功します。
その帰り道、マーゴ達は遊園地に行きたいと大騒ぎします。
始めは渋っていたグルーでしたが、一緒にジェットコースターに乗ったり、大きなユニコーンのぬいぐるみをゲットしてあげたり、フェイスペイントまでして上機嫌で帰宅します。
【転】怪盗グルーの月泥棒 のあらすじ③
縮ませ光線銃は入手したグルーでしたが、結局、悪党銀行からの融資は得られませんでした。
もう諦めるしかないとグルーがミニオン達に話しているとアグネスが貯金箱を差し出します。
ミニオン達も協力すると盛り上がり、融資を受けずに月泥棒の計画を続行することになりました。
そんな中、マーゴ達と徐々に仲良くなるグルーを見て、ネファリオ博士は月泥棒に支障が出るのではと心配し、マーゴ達を養護施設に返してしまいます。
グルーとミニオン達はため息をつくのでした。
月泥棒当日はマーゴ達のバレエの発表会と同じ日でしたが、グルーは月泥棒に出発します。
縮ませ光線銃を使い、ついに月を盗むことに成功したグルーは慌てて地球に戻り、発表会の会場へ向かいます。
しかし発表会は終了していました。
用意されていた席にあった「マーゴ達のパパの席」のメモの裏に「月をよこせ」とベクターからの伝言がありました。
それはマーゴ達がベクターにさらわれたことを意味していました。
【結】怪盗グルーの月泥棒 のあらすじ④
ベクターの基地に向かったグルーは月と引き換えにマーゴ達を返すと言われます。
グルーは月を差し出しますが、ベクターはマーゴ達を返さず、宇宙船で逃げ出します。
劣勢のグルーでしたが、ネファリオ博士とミニオン達が助けに来て何とか盛り返し、マーゴ達を無事救出することができました。
そんな中、ベクターが横取りした月は徐々に元の大きさに戻ろうとしていました。
時間が経つと縮ませ光線銃の効果は薄れていくようです。
グルーがマーゴ達を救出した直後、ついに月は元の大きさに戻ってしまい、ベクターもろとも宇宙に戻ってしまいまいた。
その夜、アグネスはグルーに絵本を読んでとおねだりします。
グルーは優しい声で自分で書いた絵本を読み聞かせ、おやすみのキスをしました。
後日、改めてマーゴ達だけのバレエの発表会が開かれました。
グルーのママも来て、本当の意味で親になったグルーを一言ほめます。
静かに始まった発表会でしたが、途中からミニオン達が騒ぎ出し、最後は皆でめちゃくちゃダンスです。
そしてグルーはマーゴ達と一緒にあるべき場所に戻った月を見上げました。
怪盗グルーの月泥棒 を観た感想
序盤、とても嫌な奴だったグルーですが、マーゴ達を引き取り、ペースを乱されつつもだんだん仲良くなり、優しい表情に変わっていく様子が素敵です。
特に遊園地でぬいぐるみをゲットした後の表情が特にイイです。
グルーは根っからの悪党ではなく、ママにほめられたい、認められたいと思っている様子が伺えて、ラストの発表会でグルーのママがぽそっと一言ほめるシーンではジーンとします。
それからミニオンたちがとにかくキュートです。
たくさん出てくるので始めは見分けがつきませんが、徐々に個性が分かるようになり、見ていて面白いです。
本編とはあまり関係のないところでも、細かく見るといろいろとやらかしていて、見どころ満載です。
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